バースディウィークだというのになんだか冴えない日々が続いて泣きたい気持ちなので少しグッドニュースを。
確かこのDiaryでもちらっとだけ書いたと記憶しているけれど、Robb Report UKやThe Rakeといった富裕層向けメディアの編集長を歴任したLondon在住のラグジュアリーライフスタイルジャーナリストNick Scott氏から昨年の12月にコンタクトがありました。
新著A Gentleman’s Retreat(当時はA Gentleman’s Havenと聞いていましたが変わったようです)でLOUD GARDENを(というか「LOUD GARDENも」の方が正しいかな?)紹介したいというコンタクトでした。
光栄な話ですが、一瞬だけ「最終的に有料という話ではないだろうね?」と疑ったもして笑。。。
でも、やり取りを交わすうちにそうではないことが分かりました。
なので、いろいろと「材料」を渡しました。
あれから8ヶ月ほど。
夏季休暇中に出版元であるアートやファッションやライフスタイル系の本を得意とするBelgiumのLannoo Publishersから連絡がありました。
どうやら正式に掲載が決まったようです!
夏季休暇中は楽しいことばかりだった上にこの連絡があって本当に幸せでした!!
今はちょっと泣きたい気持ちですが。。。
それはともかく!
288ページもあるようですし。。。
5枚渡した画像のうち使われるのは1枚だけのようですし。。。
どのように紹介されるのかは不明(多分チョロっとかな?)ですが一応はしっかりと取材を受けての掲載なので、そしてNick Scott氏の本なのできっとイイ感じなんじゃないかな?と想像しています。
ちなみに、「今日、ジェントルマンであることにどのような意味があるのか?」という視点で書かれた「現代におけるジェントルマのライフスタイルを厳選したガイドブック」とのことです。
発売は2027年2月のようです。
*変更になる可能性もあると聞いています
もう少し詳細が分かったらまたお知らせしますね!
表紙は ↓こちら↓ のようです。

カッコいいですよね〜!
楽しみです!!
ところで。
「Gentleman’s」といえば。
2日振りに新作バンチブックをご紹介します!
5回目の今日ご紹介するのは珠玉のBritish Jacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)を集めた極上バンチブック、その名もThe Gentleman’s Choice – True British Woolen Collection -です!
わが国の最大手マーチャント(かつてのいわゆる羅紗屋:ラシャヤですね)である鷹岡さんが編集した1冊です。
The Gentleman’s Choiceは2021年に初登場しました。
以来、LOUD GARDENでも安定的な人気をキープしていました。
が、初代バンチブックにはだいぶ完売マークが増えてきました。
デビュー当時に「数年間は定番として継続します」という話を聞いていたので予定通りといったところでしょうか。
そんなこんな今日ご紹介する2代目が登場しました!!
が、しかし、実は。。。
僕の勘違い(発注時に2代目だと気づかなかったのであります汗)で2代目が登場した昨年はバンチブックの発注をしませんでした汗汗。
なので、LOUD GARDENでは2026/2027 Autumn/Winterシーズンがデビューとなります。
Britishマニアの皆さん。。。
誠に失礼しました!
それはともかく、2代目のThe Gentleman’s Choiceもその名に相応しい最高のコレクションに仕上がっています。
きっとNick Scott氏も「これはナイスコレクションだ!」と称賛するに違いありません!
ご来店の際にはぜひとも全マークをじっくりご覧になってください。
もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能です。
例えば「Lovatの1番上が興味深いんだけどPorter & Hardingでいえばどのボディに近い?」とか「Marling & Evansは他のバンチブックにもある?」とか「Mageeのイチオシがすごくよさそうなので前回と同じサイズ/デザインでスリーピーススーツを作っておいて!ライニングはお任せで!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申しつけください。
すぐにご対応します!
なお、これまでにご紹介した4回分のリンク集は最後にあります。
それではご紹介します!
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

堂々たるThe Gentleman’s Choiceというタイトル!
堂々たるTrue British Woolen Collectionというセミタイトル!
とってもくすぐられますよね〜!
石を思わせる渋めのGreyカヴァーも素敵です。
でも。。。
肝心なのはもちろん中身です!
見掛け倒しは最悪です、はい。
して、肝心の中身ですが。。。
本当に素晴らしい、それこそ堂々たるコレクションに仕上がっています!!
なので 、今日も端折ることなく魂を込めて出来るだけ丁寧に全マークをご紹介します!
そして、最後に「僕のオススメBest 3」を披露します。
皆さんのハートに刺さる素材がありますように!
*基本的にはJacketingがコンパイルされているバンチブックですがコートやスーツに使えるボディも複数あります!
Lovat

200 years of Tweed, 1826-2026やThe Home of Tweedというロマンあふれる「謳い文句」が踊るSottish TweedミルLovat/ラヴァトのTweedです。
Lovatは、Tweedの語源ともいわれるThe River Tweed/ツイード川が流れるThe Scottish Borders(Scotland南部にあるEnglandと国境を接するエリア)のHawick/ホーウィックで1868年に設立されました。
100年を超える企業が少なからず残っている毛織物業界ですが200年となるとかなり珍しいです。
ちなみに、1826年のScotlandではウイスキーの歴史を変える連続式蒸留機の原型が開発されたほか、のちに老舗となる蒸留所が創業しているようです。
現代ウイスキーと同じくらいの歴史を誇るという訳ですね!
そんなLovatですが、現在はHawickに現存する唯一のミルとして創業時からのアーカイヴを大切に扱うと同時に伝統の技術を頑なに守りながら最高品質のTweedやCashmereを織り続けています。
例えば、Ettrick・Kirkton・Teviotの3ボディは100年以上続けて同一の品質で生産が続けられているそうです。
*EttrickとKirktonのバンチブックはLOUD GARDENにもあります!
まさに老舗オブ老舗ですね!
素晴らしい!!
とはいえ、ただただ長くやっている老舗とは訳が違います。
1999年に新体制(Hermitage Holdings Limited)となり伝統的なEstate Tweedを現代に美しく蘇らせた際にLovatというブランドを発表しました。
Estate Tweedとは「19世紀のScotlandで貴族や領主が自らの広大な領地(Estate/エステート)でハンティングなどのアウトドア活動を行う際に着用する目的で作らせたオリジナルのTweed」でScotlandの厳しい気候に耐えられるように強く打ち込みしっかりとしたウエイトで織り上げられていました。
Lovatという名称は15世紀から続いたScotlandの有名な貴族爵位であるLord Lovat/ラヴァト卿に由来します。
12代目Lord LovatであったSimon FraserSが1840年に自然の植物や木肌のカラーをブレンドして作らせた「アースカラーを基調とした迷彩効果のあるカラーリング」は特に有名で、そのカラーリングの衣服を着用していたLovat軍には戦死者が少なかったという伝説もあるようです。
はい、つまり1999年より前にはLovatという名称は使われていませんでした。
初期はBlenckholm & Richardson、1975年にはTeviotexという社名だったそうです。
なにはともあれ!!
Scottish Tweedの真髄!!
それがLovatです。
1番上は上記の100年以上連綿と受け継がれているEttrickです。
品質は100% Wool(640g/m)です。
1番下はKirktonです。
品質は100% Wool(500g/m)です。
真ん中のボディはかなりふわっとした肌触りが特徴です。
ウエイトは軽いけれどかなり空気を取り込みそうなボディなのですごく暖かいと思います。
はっきりとはしないのですが(汗)、比較的最近開発されたHolmだと思います。
品質は100% Wool(390g/m)です。
Marling & Evans



Lovatと異なりバンチブック「常連」のMarling & Evans/マーリング&エヴァンスはご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。
が、念のためご紹介します。
Marling & Evansは ↓このようなミル↓ です。
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Maring & Evansは1782年にEngland南西部のStroud/ストラウドに紡績・製織・整理の機能を持つ一貫生産体制のメーカーとして設立されました。
19世紀にはFlannelで広く知られるようになり、1920年代にはRolls Royceが厚手のFlannelを車の内装に使用したことでも話題になりました。
1960年代には現在のHuddersfieldに移転、Flannel、Saxony、Lambswool、Shetland、Undyed British WoolといったUKスタイルの素材だけを展開して今日に至ります。
特に「British Wool(UK産Wool)のナチュラルカラー糸で生産するUndyed British Wool」はその生産工程のこだわりとエコフレンドリーさを数多くのメディアが取り上げるなど、Marling & Evansの代名詞的存在にまで育ちました。
具体的には「希少なBritish Woolのみを使用して」「紡績・製織工程に染料や化学物質は使用せず」「フィニッシュ工程では天然の石鹸を使用して」Undyed British Woolは生産されています。
加えて、全生産工程が半径5マイル以内の工場で行われるため二酸化炭素の排出量が最小限に抑えられています。
Undyed British Woolは環境への負荷が抑えられると同時に昔ながらのBritish Woolの味わいが見事に表現されたこの時代に相応しい傑作なのです。
—–
Stroudも行ったなぁ!
列車で一時的に立ち寄っただけだったけれどすごく可愛らしい駅が印象に残っています。
それはともかく、下画像の2マークはどちらもUndyed British Woolです。
なので、2マークともすべてBritih Wool原毛そのままのカラーを活かして無染色で仕上げられています。
「いかにも!」といった風情のナチュラルでオーガニックな色柄が素敵ですよね。
残念なことに僕はまだUndyed British Woolで作ったことがないのですが近いうちに必ず作りたいと思っています。
品質は100% Wool(370g)です。
Undyed British Woolについてもう少し詳しく書くと ↓このような素材↓ です。
—–
「Woolの女王」と称されるBritih Wool原毛そのままのカラーを活かして無染色で仕上げたUndyed British Woolコレクション。
British WoolはWhiteだけでなく、BlackやGrey、Ivory、Dark Brown等の品種が存在します。
そうしたナチュラルなカラーを活かして染めずに織り上げられるUndyed British Woolは、「大量の水を必要とする染色工程」が不要なサステイナブルテキスタイルとして近年Europeを中心に世界中で注目を集めています。
また、British Woolは一般的なWoolと比べてクリンプが多く強い弾力性を誇ります。
それゆえ素材に織り上がると、まるで「品種改良が進む前のWoolに近い」と称賛されるほどのハリコシに恵まれます。
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とってもロマンがあるコレクションですよね!
上画像と中画像の6マークはUndyde British Woolではありません。
が、いずれもすごく素敵だと思います!
それぞれを簡単にご説明します。
上画像から。
1番上:90% Wool + 10% Cashmere(340g/m)のNavy Blue無地です。10%しかブレンドしていないとは思えない贅沢な肌触りが自慢です。ダーク過ぎないトーンも◎ですよね!
真ん中:100% Wool(340g/m)のライトウエイトTweedです。ライトウエイトながらもしっかりとした頼り甲斐のある素材感が魅力です。アクセントカラーのGreenが効いたグレンチェックもすごくカッコいいですよね!
1番下:100% Wool(390g/m)のモダンレトロなグレンチェックJacketgingです。メランジの使い方とGreenを基調としたカラーリングがイイ感じです!!他よりやや番手が細い糸を使っているため肌触りは少しソフトです。
中画像です。
右2マーク:100% Wool(330g/m)のガンクラブチェックJacketingです。軽快ながらも毛足が長いため真冬でも暖かいと思います。アーバンカントリーなカラーリングもたまりません!
1番左:100% Wool(370g/m)のグレンチェックTweedです。こちらもアクセントカラーのGreenがすごく効いていてカッコいいですね!すごく作ってみたいです。
Harris Tweed



皆さんご存知のHarris Tweed/ハリスツイードです。
Harris TweedはScotland北西部のThe Outer Hebrides/アウターへブリディーズ諸島で育まれた職人の手織りによって生み出される伝統的なTweedです。
もともとHarris Tweedは島民が冬の寒さから身を守るため自家用の防寒着や生活用品として織られていました。
1846年に夫であるEarl of Dunmore Ⅵ/第6代ダンモア伯爵が亡くなった後Harris島の領地を引き継いだ夫人が島の女性たちが織るTweedの品質の高さに注目したことからHarris Tweedの「躍進」は始まります。
夫人はHarris TweedをLondonの知人に紹介します。
すると、程なくしてその優れた保温性と耐久性からEnglandの貴族たちがこぞって狩猟や釣りなどのアウトドア衣料用に愛用するようになります。
しかしながら、19世紀末になると工業化に伴い安価な機械織りの模倣品が出回るようになります。
そこで、島の伝統産業と品質を守る目的で1909年に「The Harris Tweed Association Limited/ハリスツイード協会(現在のHarris Tweed Authority)」が設立されます。
今から120年近く前にしっかりとしたブランディングを始めているあたりはさすがですよね!
そして、1911年には十字架と地球(宝珠)をあしらった「Orb/オーブマーク」が商標登録され「本物の証」として使われ始めます。
Orbマークは現在も使われているのでご覧になったことがある方も少なくないと思います。
その後、1993年にUK議会が厳格な法的保護と次世代への確実な技術継承を目的としたHarris Tweed法を制定しその定義と生産基準が明確化されました。
具体的には 「The Outer Hebridesに住む島民の自宅で島外から持ち込まれたPure Virgin Woolを手作業で染色・紡績・織り上げたもの」だけがHarris Tweedを名乗ることができるようになりました。
織り上がったHarris Tweedはそのすべてが検査官のチェックを受け、合格したHarris Tweedだけに本物の証であるスタンプを押されます。
こちらのバンチブックにコンパイルされているのは12マーク。
いずれも品質は100% Wool(485g/m)です。
現在一般的に流通しているいわゆるFeather Weightですね。
Feather Weightという表現から「少し軽いのかな?」と想像される方も少なくないと思いますが、上記の通り485g/mもありますのでそうではありません。
昔はもっとヘヴィなHarris Tweedが多かった名残でそう呼ばれているだけです!
とはいえ、もちろん「もっとヘヴィなツイードがいい!」という方もいらっしゃるのも事実。
そういった方には別途Donegal Tweed等をご紹介しています。
上画像:Harris Tweedで最も人気が高いとされているヘリンボンです。どのカラーをセレクトしても「間違いない」と思います。
中画像:Black Watchタイプのタータンチェック(左)とBlack & Whiteのグレンチェック(右)です。この2マークはどちらも超スーパー素敵ですよね〜!すごく作ってみたいです。
下画像:無地5マークです。とてもキレイなカラーの下2マークが気になります!
Magee


Magee/マギーは、1866年にJohn MageeがIreland北西部に位置するDonegal/ドニゴール地方の美しい自然と伝統文化で知られる街Ardara/アダラで伝統的なローカルビジネスであった手織りのHome Spun Tweedを売る小さな店を開業したことで歴史が始まった伝統あるDonegal Tweedメーカーです。
1870年にはいとこであるRobert Templeが事業に参加し1900年にはビジネスを譲渡。
以降はTemple一族が経営を担うことになり今日に至ります。
初期のMageeはDonegalの豊かな自然や伝統的な職人技と深く結びつている強みを存分に発揮しました。
具体的には、地元の農家や職人たちが作る独特なネップ(節)が特徴の温かみあるTweedを世に広める等の功績を残します。
また、1974年には伝統的な手織りに加え動力織機を大胆に導入するなど近代化を成し遂げ効率的な生産体制を整えるとともに複雑で美しい色柄のTweedやアパレルの企画・生産を拡大し事業を多角化します。
この決断にはクライアントのニーズが「手織りによるシングル巾:72cm巾」より「織機によるダブル巾:150cm巾」のTweedへと移ったことが大きく関わっていました。
クライアントのニーズ変化はレディトゥウエア(既製服)ファクトリーの台頭によって起こったものでした。
巾が狭いだけでなく生産スピードが遅い手織りによるTweedだけでは時代の要請に対応できなかったのです。
Mageeは手織りによるTweedを通じて培った知識・技術・デザイン・サービスを織機によるTweedへ対応する事を徹底的に追い求めることで難しい時代に対応し更なる成長を遂げました。
その成果のひとつがMageeのアイコニックな特徴でもある手織りのようなネップにあります。
今世紀に入ってからはTweedとアパレルに加えてライフスタイル製品も手掛ける総合ブランドへと発展。
創業から150年以上を経た現在もTemple一族の3代目・4代目・5代目によって運営されています。
Tweedはもとよりアパレルやライフスタイル製品の企画・生産も基本的にDonegalの地で行っている点も見逃せません。
というMageeは「Irish Tweed・Donegal Tweedの最高峰」として世界中のテイラーやブランドから高い信頼を得ています。
僕も大好きです!
上画像:Donegalの雄大な自然をモチーフにしたカラーリングが印象深いチェック2マークです。品質は100% Wool(355g/m)です。
下画像:Mageeらしいネップ入りの無地5マークです。品質は100% Wool(385g/m)です。
どれもとっても素敵ですよね!
ちなみに。。。
DonegalといえばUKの一角を成すNothern Ireland/北アイルランドではなくRepubric of Ireland/アイルランド共和国の地方です。
このバンチブックのサブタイトル:True British Woolen Collectionを見たらIrishは「違う!違う!」と感じるかもしれませんね。
調べてみたら「British Isles/ブリテン諸島にはGreat Britain/ブリテン島だけでなくIsland of Ireland/アイルランド島も含まれます」とあったのでおかしくないのかもしれませんけれど少し気になりました。
まあ、天下の鷹岡さんがおかしなワードを使う訳ないか!?
Mallalieus

あまり我が国では馴染みがないMallalieus/マラリウスです(僕が知る限りではバンチブックに登場するのはこれが2回目?)が、Europe(特に本国のUK)ではかなりポピュラーで、あのブランドのコートやあのブランドのフィールドジャケットやあの国のミリタリーウェア等々でMallalieusの素材が使われています/使われていました。
この業界ではよくある現象なのですが、我が国であまり流通しなかったのはもしかしたらエージェント(輸入代理店)さんの力が弱かった(あるいはいなかった)せいかもしれません。
それが証拠に、数年前くらいからかなり力のあるエージェントさんが取り扱うようになったようです。
なので、今後は流通が増えるかもしれません!
楽しみです。
それはともかく。
Mallalieusは1863年創業。
「UKにおける毛織物の聖地Huddersfield」と「産業革命以降綿織物工業の中心地としても栄えたManchester」のちょうど中間くらいに位置するDelph/デルフという街に拠点を構える、そして「原毛の選定から染色、紡績、製織、代名詞的ボディであるElysianのカットパイル(起毛と刈り込み)を含む仕上げまですべての工程がひとつ屋根の下で行われる」Tweedメーカーです。
長きに渡り守られてきたこだわりの一貫工程とダッフルコートに使われることが多いElysianを筆頭にした数々の名品がMallalieusを「孤高のTweedメーカー」「最もUKらしいTweedメーカー」としての呼び声を高めてきました。
オーダーメイド用の素材としては出会ったことがなくとも、GloverallやInvertereのダッフルコートやBarbourの(ワックスドクロスではなくWool素材の)フィールドジャケット等で出会ったことがある方もたくさんいらっしゃると思います。
Mallalieusの素材を使った既製品のマフラーやハンティングキャップ、ジャケットなども多くはないものの我が国でも出回っているようですね。
品質はすべて100% Wool(330g/m)です。
ライトウエイトながら強めのハリとヴィンテージっぽいドライなタッチを持つ逸品です。
個人的には1番下のカラフルなグレンチェックがすごく好きです!
全マークのご紹介は以上です。
最後に今日の「僕のBest 3」をご紹介します。
なお、毎回書いている通り、あくまで「今日の」なので、そして惜しくも今日は選外になった素材も素晴らしい色柄ばかりなので明日には変わっているかもしれません、念のため!
Lovatからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

640g/mのヘヴィウエイト!
カントリータッチながらも気品あふれる色柄!
100年以上続いているボディ!
サイコーです!!
ノーフォークジャケットとラペルドヴェストとニッカボッカーズとニューズボーイキャップのフォーピーススーツを作ったり。
カヴァートコートを作ったり。
ハンティングディテイルが愉しいスリーピーススーツを作ったり。
ちょっとロックにロングジャケットを作ったり。
想像力がめちゃくちゃ駆り立てられる傑作だと思います!!
でも、僕はこちらなら敢えてフォーマルテイストが薫るスリーピーススーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「ワイド巾:11.0cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ロープドショルダー + シングルブレステッド1ボタン + クラシックフロント + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。
ライニングは “♡ Camo” silk c/# blue/yellowにしてボタンはくるみボタンにしたいです。
そして、ウインドウペーンおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールをウインドウペーンと同じ(あるいは近い)Blueにしたいです。
多分10年経ってもほぼほぼダメージやヘタリなしだと思うので。。。
残りの人生をともに過ごしたいです!
カラー(上衿)や胸ポケットといった一部パーツはGreenかBlueのVelvetにしてもイイかも!
Marling & Evansからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

最近、ややゆったりサイズのバルマカーンコートを作りたいんですよね。
数年前に “♡ Camo” cotton canvasで作ったリヴァーシブルのバルマカーンコートがすごく重宝しているのでそのWoolヴァージョンを作りたいのであります!!
という訳で、この色柄違いの同素材で作りたいです!!!
超スーパークールに仕上がると思います。
いや。。。
待てよ。。。
全然違う色柄を組み合わせるのも「手」かもしれないな。。。
とも思ったり!
皆さんならどうなさいますか??
Mageeからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

このネップ!
サイコーですよね!?
さすがMagee!
そうだ!!
リヴァーシブルバルマカーンコートの話の続きでMarling & Evansのグレンチェックとこちらをカップリングするのもアリかもしれませんね。
閑話休題。
僕はこちらならミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
はい、1.5年前にDark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。
具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.5cm巾のターンナップヘム」です。
ライニングは “♡ Camo” silk c/# BGRⅡにしてボタンはくるみボタンにしたいです。
そして、ネップおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールをRedにしたいです。
以上です。
こうなれば。。。
今月中にもう1回くらいは新作バンチブックのご紹介をしたいかも!?
できるかな?
それはともかく、次回はそろそろItalianミルかな?
乞うご期待ください。
24th. Aug. 2026
Ryoji Okada