*8.23 Sunは19:45に閉店いたします
昨日も書いた通り今年初めて挑戦しているRyoji Okada weekも今日から後半戦です!
前半戦は僕の魅力不足かあまりお得意様のご来店には恵まれていなけれど、思い切ったプライシングをしているSample Saleはまあまあアタリがイイです。
サイズの問題からご購入につながらないケースも多いですがふらりとご入店くださる方が毎日複数いらっしゃいます。
サイズが合えばめちゃくちゃお買い得ですのでぜひともお願いします!!
仕様を勉強するために購入したBelstaffや素材の加工を研究するために購入したDries Van Notenやパターンを勉強するために購入したG-Starなんかも放出しています。
もちろん、PRや陳列目的で作ったLOUD GARDEN/RYOJI OKADAのサンプルも多々あります。
ところで。
「今日」といえば。
2日振りに新作バンチブックをご紹介します!
3回目の今日ご紹介するのはUKを代表する名門マーチャントHuddersfield Fine Worsteds(以下HFW)のBamboo – The Next Generation – です。
Bambooは文字通り竹から作った繊維を使用した素材がコンパイルされているバンチブックです。
記憶によれば。。。
現在はかなりの拡大を果たし「一大勢力」にまで成長したBombooシリーズのルーツとなるバンチブック:BambooをHFWは10年前にリリースしたはずです。
LOUD GARDENでも扱いなかなかの人気を博したのでご記憶のある方もいらっしゃると思います。
その後、BambooのリニュアルヴァージョンであるBambooⅡ・BambooⅢ・BambooⅣを定期的にリリースして今にいたります。
上記のバンチブックは全冊が「現役バリバリ」です。
ご来店の際にはぜひそちらも合わせてご覧になってみてください。
ちなみに、上記の4冊にコンパイルされている素材はすべて100% Bambooですが、今日ご紹介するBamboo: The Next Generationはそうではありません!
なにしろ「The Next Generation – 次世代」ですから!!
Silkをブレンドしたり、Lurex®をブレンドしたり、Woolをブレンドしたり。。。
HFWのクリエイティヴィティと協業ミルの技術力を駆使した次世代にふさわしい極上の「作品集」に仕上がっています。
とにかく美しい素材が百花繚乱しています!
ご来店の際にはぜひとも全マークをじっくりご覧になってください。
もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能です。
例えば「Bamboo and Silkのイチオシがすごくよさそうなので前回と同じサイズ/デザインでジャケットを作っておいて!ライニングはお任せで!」とか「Bamboo and Lurex®のBlackを動画で見ることはできない?」とか「Bamboo and Woolはスーツもいけると書いてあるけれど強度はどれくらいあるの?」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申しつけください。
すぐにご対応します!
なお、これまでにご紹介した2回分のリンク集は最後にあります。
それではご紹介します!
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

まずHFWについて簡単にご説明します。
HFWはUKにおける「高級毛織物の聖地:England北部に位置するYorkshire西部の街Huddersfield」に拠点を置く、そして「UK王室御用達の証:Royal Warrantを授かるHardy Minnis」や「Frescoのオリジネイターとしても有名なMartin Sons & Co.」を傘下に収める世界最大級のマーチャントです。
といっても、我が国ではそこまで知られていない気がします。
が、しかし、世界的な視点で見ると、Frescoを筆頭とした「歴史と伝統に最大限の敬意を表した豊かなコレクション」が長きに渡ってSavile Rowのビスポークテイラーや世界的ビッグブランドから絶大な信頼を集めている「テイラードウェア業界になくてはならない存在」です。
それが証拠に、僕がGieves & Hawkesのクリエイションに携わっていた1995年から2004年頃の間、本国のReady-to-wearコレクションでは必ず毎シーズンHFWの素材が複数使われていました。
もちろんBespoke部門ではバンチブックも取り扱っていたと記憶しています。
その一方で、made in Italyの素材を積極的に取り入れるなど、HFWがクリエイティヴィティを重視した極めて柔軟な方針を示していることもテイラードウェア業界内では有名です。
最近は多くのUKマーチャントが 「コレクションにmade in England/made in Scotland/made in Ireland以外の素材を組み込むこと」に躊躇がなくなりましたが、HFWはかなり早い時期からその方針をとっています。
という「クラシック/トラディショナルとモダン/アヴァンギャルドの両面を大事にする企業哲学」が見事に反映されたヴァラエティ豊かなHFWのバンチブックコレクションは圧巻の一言です。
FrescoやCasual Classic Linensは前者の代表例で、今日ご紹介するBambooやアジアではごくわずかしか流通していないという触れ込みのロックかつレアなBash Ⅱ(←もちろんLOUD GARDENでも取り扱っています!)やLOUD GARDENでも大人気のスーパーファンシーなライニングコレクション:Flash Liningsシリーズは後者の代表例といえるでしょう。
LOUD GARDENでは、HFWのバンチブックも(フルコレクションではありませんが)かなりの冊数を取り扱っていますのでご来店の際にはぜひともチェックをしてみてください。
今日ご紹介するのはそんなHFWのBamboo: The Next Generationです。
HFWの言葉を借りれば以下のようなコレクションです。
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HFWのレジェンダリーなBamboo素材は世界中のテイラーにとって「Go-to(定番/お気に入り)」な存在に育ちました。
特に熱心な愛用者の皆さんからは頻繁に「次のBambooは何か?」というお声をいただいていました。
私たちはここに “Bamboo: The Next Generation” を発表できることを誇りに思います。
この画期的なコレクションは「新しい3つのカテゴリーのBamboo素材:Bamboo and Silk・Bamboo and Lurex®・Bamboo and Wool」で構成されています。
それぞれが誇る独特のアピアランスと質感が「幅広い可能性」を生み出すことは間違いありません。
また、全素材がジャケットだけではなくスーツにも適しています。
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Bamboo繊維を使った素材の歴史はそんなに短くありません。
僕が最初に知ったのは30年近く前にFratelli Tallia Di Delfinoがリリースした100% Bamboo素材でした。
当時でもそれなりに高い完成度を誇ってたことを考えると少なくとも研究開発自体はもっと以前から行われていたに違いありません。
が、堅牢度等に課題があったようで、25年くらい前からHFWがリリースするまでの間はあまり見なくなりました。
もちろん展開しているミル/マーチャントもあったとは思いますがHFWのようなヴォリュームではなかったはずです。
HFWの初代Bambooはそういった課題をひとつずつ着実にクリアしながら研究開発を重ね満を持して世に問うたと聞いています。
それこそが他社では絶対に真似できないレジェンダリーなBambooシリーズの源泉ですね!
素晴らしい!!
Bamboo繊維の具体的な特徴は「上質なSilkをしのぐほどの美しい光沢と発色とソフトさ」「竹ならではのしなやかさ」「しっとりかつひんやりとした高級感あふれる着用感」「優れた抗菌作用」等々、たくさんあります。
また、ご存知の通り竹は「約3〜5年で成長して伐採できる圧倒的な成長スピード」や「農薬・化学肥料を一切必要としない強い生命力」を持つことから環境負荷の少ない究極のサステナブル繊維として世界的に注目を集めている点も見逃せません。
結果、超高級なPure Silk素材に匹敵するクオリティながらプライスがそこまで高くないというのも嬉しい限りではないでしょうか?
続いて、内容をじっくり見ていきましょう。
今日も端折ることなく魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します!
そして、最後に「僕のオススメBest 3」を披露します。
皆さんのハートに刺さる素材がありますように!
Bamboo and Silk



BambooとSilk。
ある意味で「似た繊維同士」のブレンドです。
が、やはり最上質のSilkをブレンドすると優美な光沢と気品ある発色と滑らかな肌触りが際立ちますね!
冒頭にコンパイルされているのも納得な素晴らしい大傑作だと思います。
全体に豊かなテクスチュアが表現されている点もニクいです!!
品質は82% Bamboo + 18% Silk(280g/m)、盛夏を除くオールシーズン着用可能なボディです。
ちなみに。。。
このBamboo and Silkが「大傑作」な理由はその優れたクオリティだけではありません。
以下の3カラーグループで構築されているというハイパーなクリエイティヴィティも「大傑作」の構成要因です。
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High Contrast(上4マーク):経糸(タテイト)にWhite糸を緯糸(ヨコイト)にダークトーンのカラー糸を使用してハイコントラストを生み出したカラーグループ
Iridescents: Reminiscent of the 1970’s(中3マーク):1970年代を彷彿とさせる鮮やかつサイケデリックな虹色/玉虫色を表現したカラーグループ
Solids(下4マーク):経糸・緯糸ともに同じカラーの糸を使用した完全な無地のカラーグループ
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どれも最高に素敵ですよね!
が、僕は特に。。。
Iridescents: Reminiscent of the 1970’sに夢中です!!
Bamboo and Lurex®


夏季休業の最終日にもチラッとご紹介したラメ入りBambooです。
その際には以下のように書きました。
—–
これまではセレモニーウエア向けのバンチブックにコンパイルされることがほとんどだったラメ入り素材ですが、2026-2027 Autumn/Winterシーズンは複数のミル/マーチャントが新作バンチブックでフューチャーしています!
このトレンドは「タイトフィットやスキニーシルエットの復権機運が高まっていること」や「華やかなクラシックスタイルへの回帰傾向」が影響して発生したとファッション業界内では理解されていて、各社ともゴージャスになり過ぎない「日常使い可能なラメ入り素材」の開発にしのぎを削っています。
—–
して、HFWが提案する「日常使い可能なラメ入り素材」とは。。。
HFWの言葉を借りれば「Bambooに少量のLurex®を加えることで、派手になり過ぎないスターダスト(星屑)のような効果を表現した」そうです。
確かに!!
加えて「セレモニーウェア用のバンチブックでは滅多に見られない幅広いファッションカラーが揃っているのもポイント」だそうです。
確かにアゲイン!!
Navy BlueやBlackなら普段使いも「余裕」ですよね!
久し振りにロックにキメたいという思いが強くなっている今日この頃。。。
こちらはその有力候補かもしれません!?
品質は98% Bamboo + 2% Lurex®(260g/m)。
いわゆるFour Seasonsタイプ(オールシーズンタイプ)です。
なお、静止画像だけではその真髄をお伝えするのが難しいラメ入り素材です!
*特にライトカラーはラメが入っているのも分かりにくいと思います汗
気になる方はぜひとも店頭で現物をご覧になってその美しさとリッチさをお確かめください。
素材見本を動かすとキラキラっと輝き動くスターダストのように見えます!
すごくキレイです。
それでいて、いやらしさは皆無です!
上述の通り動画をお送りすることももちろん可能です。
Bamboo and Wool

Bambooに最高級のAustralian Merino Woolをブレンドすることで「より日常着用しやすいルック」と「高い機能性」を実現したBamboo and Woolです。
非常にフラットかつクリアに仕上げたツイル(綾織)素材で、特別に厳選されたフォーマルウエアにも◎なグループを含む豊富なカラーバリエーションが特徴です。
先にご紹介した2グループと比較すると地味に感じてしまうかもしれませんが、単独で見たらとてもラグジュアリーでエレガントだと思います。
そして、コンセプト通り最も日常着用しやすい1着が仕上がるのは間違いなくこちらです!
個人的にはPink、Green、Redが気になっています。
皆さんはいかがですか?
品質は62% Bamboo + 38% Wool(295g/m)です。
全マーク:35マークのご紹介は以上です。
最後に今日の「僕のBest 3」をご紹介します。
なお、毎回書いている通り、あくまで「今日の」なので、そして惜しくも今日は選外になった素材も素晴らしい色柄ばかりなので明日には変わっているかもしれません、念のため!
Bamboo and Silkからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

Iridescents: Reminiscent of the 1970’sの真ん中:Yellow/Purpleです。
Iridescents: Reminiscent of the 1970’sは3マークとも本当に甲乙つけ難いほど素敵です!
が、僕は「最も1970’sが薫る」と感じたこちらに最も惹かれました。
ゴージャスで気品があってサイケデリック。
様々な要素が織り重なって魅力が爆発している逸品ですが。。。
僕はサイケデリックな一面がより際立つデザイン/ディテイルで「料理」をしたいです!
今承っているとあるスーツのようにTommy Nutter風のアレンジを加えても楽しいでしょうね〜!!
アイテムはジャケットかな?
具体的には「ワイド巾:11.0cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ロープドショルダー + シングルブレステッド1ボタン + クラシックフロント + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」といったデザインがイメージでしょうか。
ライニングは “♡ Camo” silk c/# blue/yellowにしてボタンはくるみボタンにしたいです。
Tommy Nutter風のアレンジはカラー違いのYellow/Blueを部分的に使うことをイメージしています。
例えば、くるみボタンや胸ポケットやポケットの両玉縁やターンバックカフスです。
それからYellow/Blueを使ってエッヂにパイピングもつけたいかな?
エッヂのパイピングはTommy Nutterの代名詞的ディテイルで1970年代テイストが強いですもんね!
また、表素材とライニングとのストーリーでフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールはYellowにしたいです。
もちろんクラシックにキメてもすごく素敵だと思います!
なお。。。
こちらの素材は。。。
静止画像ではその魅力すべてをお伝えすることができません汗。
気になる方はぜひともご来店の際にじっくりとチェックをしてください。
あるいは、SNSのメッセージやLINEでしたら動画をお送りすることも可能です。
Bamboo and Lurex®からは ↓こちら↓ をセレクトしました。

はい!
Bamboo and Lurex®の1番下にコンパイルされているBlack/Silverです!!
エアグジュアリーでセクシーでロック&ロールですよね〜!!
めちゃくちゃカッコいい!!
なお。。。
こちらの素材も。。。
静止画像ではその魅力すべてをお伝えすることができません汗。
気になる方はぜひともご来店の際にじっくりとチェックをしてください。
あるいは、SNSのメッセージやLINEでしたら動画をお送りすることも可能です。
リアルにスターダストみたいに見える本当にカッコいい傑作ラメ入り素材ですので!!
僕はこちらならフォーマルテイスト強めのスリーピーススーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「ワイド巾:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ロープドショルダー + シングルブレステッド1ボタン + クラシックフロント + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + ストレートヘム」で作りたいです。
ライニングは “♡ Camo” silk c/# BGRⅡにしてボタンはくるみボタンにしたいです。
超クール&ナイスな1着が仕上がること確実ですね!
Bamboo and Woolからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

Bamboo and Woolも全マークがすごく魅力的ですが。。。
今日はこちらの気分でした!
僕はこちらならクラシカル&タイトフィットなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「10.0cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×2つがけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。
ライニングはLiberty LiningsからPink系のフローラルライニングをセレクトしたいです!
ボタンは少し悩みます。。。
マザーオブパール(白蝶貝)ボタンが最も好相性に感じますがどうしてもSpring/Summerシーズンっぽい「顔」になりますしBeige系のリアルホーン(本水牛)ボタンだと少し違和感が出そうです。。。
なので、こちらもくるみボタンか。。。
あるいはRedに染めたマザーオブパールボタンか。。。
後者がよさそうですね!
となると、そのボタンとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホールや一部ボタンホールはRed系にしたいです!
基本はクラシカルなダブルブレステッドスーツですが素材/ライニングのPinkとディテイルのRedでかなりファンシーに仕上がりそうです!!
その「ギャップ」も魅力です!!
以上です。
HFWは他にも彩り豊かで魅力あふれるバンチブックが複数入荷しています。
そちらも近くご紹介しますので乞うご期待ください!
21st. Aug. 2026
Ryoji Okada