金曜日のS.Ohtaniは凄まじかったですよね!
6打数6安打3本塁打10打点2盗塁。
前人未到の50-50を達成するや否やその記録を一瞬で塗り替えて51-51を達成するとは!?
しかも、その翌日に52-52に到達するとは!?
実は、僕は50-51か51-50になる日が来るのを期待していました。
その日にVAN HALENの名盤5150(1986年作品)を聴きたかったからです!
SAMMY HAGARが来日している(今日は大阪公演です)のですが、その前後ならタイミング的にも最高だと思いましたから。
が、しかし。。。
一瞬だけ50-51になったもののすぐに51-51になってしまいました笑。
まあ、予想のはるか上をいく圧倒的な活躍ゆえなのでヨシとしましょう!
そんなこんなで、聴きたくてうずうずしていた5150を昨日聴きました。
やっぱり素晴らしい作品ですよね〜!
最初にリアルタイムでしっかりとアルバムを聴いたVAN HALENのアルバムが5150のせいか、僕は本作が1番好なんです!
楽曲とジャケットのアートワークは1984(1984年作品)の方が強力だと思いますけれど、思い入れは5150が上かな〜。
という訳で、最後に本作の隠れた名曲(?)5150のライヴ動画を貼りますね。
それにしても、S.Ohtaniは超人ですね。
こうなれば、55-55以上、両リーグ合わせたホームランキング、日本人最高盗塁記録:56以上、OPS1.000以上、打率.300以上等々も成し遂げて欲しいです。
Go! OHTANI!
ところで。
「強力」といえば。
昨日に引き続き新作バンチブックのご紹介をしたいと思います。
7回目の今日は「Loro Piana/ロロ・ピアーナ・Ermenegildo Zegna/エルメネジルド・ゼニアとともに世界3大ミル(毛織物工場)の一角を担う存在」として世界中のビッグメゾンやトップテイラー(←注:LOUD GARDENを含みます!)から高い評価を得ている、そしてその強力にハイクオリティかつ極めてクリエイティヴィティに富んだコレクションが最高に僕好みなFratelli Tallia Di Delfino/フラテッリ・タリア・ディ・デルフィーノ(以下FTD)の新作です。
冒頭の流れから51マークがコンパイルされているバンチブックがもしあればそれにしようと思いましたが、なかったので予定通りFTDにしました!
まずは、FTDについて「復習」しましょう。
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FTDは1903年イタリアのビエラ地方Strona(ストローナ)に発祥した100年以上の歴史を誇るイタリア屈指の最高級テキスタイルメーカーです。
その最大の特徴は「高級織物」しか生まれえない生産背景にあります。
具体的には、FTDの生産が豊富な水資源により古くから繊維・織物産業が根付いてきた環境の中で、「梳毛織物においてはSuper 120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5μ*)のみを扱う」など常に最高級原料を使用し、最新設備と伝統技術に基づいた生産体制の下で行われていることにあります。
世界中から熱い支持を集めている「繊細な表現」はこの生産背景の賜物といえます。
また、イタリア屈指との誉れ高いクリエイティヴチームが担当するデザインも特徴的で、毎シーズン「歴史に裏打ちされたクラシックな感性」と「時代を引っ張っていくという高い志」が絶妙なバランスで融合されたコレクションをリリースしています。
2008年にはMarzottoグループの傘下に入り、これまでに培ってきたレガシーはそのままにスケールメリットを獲得することでエコフレンドリーな新機軸を打ち出すなど更なる躍進を遂げてますます業界内のプレゼンスを高めている点も見逃せません!
*μ=マイクロン
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1903年といえば明治36年、英国王はエドワード7世だった時代です。
そう考えると一段とすごい歴史ですよね!
今年12周年を迎えたLOUD GARDENの10倍以上。。。
ちなみに1903年はツールドフランスの第1回大会、現行MLBのワールドシリーズの第1回が行われた年だそうです。
ツールドフランスもワールドシリーズもすごいっ!
今年は日本の至宝Shohei Ohtaniがワールドシリーズで躍動したら嬉しいのですがどうでしょうか!?
また、このDiaryにも何度か書きましたが、僕はFTDの工場に2回ほど足を運んだことがあるのですが素晴らしい環境と最新鋭の設備に感動した記憶があります。
ビエラ地方の高い位置、つまり空気と水がキレイな位置に工場がありました。
その立地はとても重要なようで、確かに高価な素材を生産しているミルほど高い位置にありました。
またいつかビエラを訪れる機会に恵まれると幸せなのですが。
できれば妻と。
さすがに妻とビエラを訪れることはないかな?
能書きはほどほどにして早速ご紹介しましょう!
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。
美しくスタイリッシュなSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)を合計68マークもコンパイルした極めて優れた内容の極上バンチブックです!
最初から最後まで全マークが見所、抜粋してのご紹介はできなそうなので今日も全マークをご紹介します。
とはいえ。。。
2024年は我々にとって引き続き「正念場」なので、今シーズンも細心の注意を払いながら、そして何度も撮り直しをしながら撮影をしていますが、それでもやっぱり実物の素晴らしさを100%表現できていない画像が少なからずあると思いますし、68マークをすべて個別画像でお見せすることも叶いません。
前者については、新機種も出たことだしいい加減にスマートフォンを新調すべきまもしれません。。。
現在はiPhone 11Proで撮影をしています。
とにもかくにも画像より現物の方がより分かりやすくてより素晴らしいのは間違いありません!
つきましては、気になる素材があればぜひともご来店の際にじっくりとチェックをしてみてください。
もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも引き続き絶賛承っておりますので、例えば「Supremacy 16.0のウインドウペーン3マークをもっと分かりやすい画像で見れる?」とか「Napoliのイチオシがすごくよさそうなので前回と同じデザインのスーツを作っておいて!」とか「Honey Way Flannel 350のホワイトがよさそうだけれどmade in Englandで似たフランネルはない?」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けください。
それでは、バンチブック冒頭から順番に「複数素材を撮ったグループ写真」と「そのグループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます。
冒頭にコンパイルされているのは超スーパー絶品ボディ:Supremacy 16.0です。
名前の通りSupremacy:至高のボディです。
と同時に、ご記憶のある方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは昨秋FTDが創業120周年を記念してリリースしたメモリアルなボディです。
具体的には、高級ウール原毛の中でも特に希少で高価な16.0μ原毛を使用して110番手双糸という極上の糸を引き、経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともにその110番手双糸(ソウシ)を打ち込んだスーパーファインボディです。
最大の特徴は「最高級素材」と呼ばれるものの多くは緯糸に単糸(タンシ)を使用するケースが多い中、こちらは緯糸にも経糸と同じ110番手双糸を使用している点で、その風合いは数字では語れない素晴らしさがあります。
曰く「目に見えない部分にコストがかさむ方法を敢えて取り入れるのは、見かけよりも着用した時の美しさを大切にしているから」だそうです。
なんとも素敵な志が込められた、そして世界でも屈指と評される「細番手糸を扱うテクニック」を持つFTDだからこそなせるまさに至高、究極のラグジュアリーボディです。
そんなSupremacy 16.0は、昨シーズン喝采とともに迎えられ大変な好評を博したことから今シーズンから定番化しました。
これだけのボディですから1シーズンで終了はもったいなさ過ぎ、定番化は大正解だと思います。
なだけでなく、昨シーズンは7マーク展開でしたが、定番化に際して今シーズンは12マークとマーク数がほぼ倍増したのも嬉しい限りです。
さて、このコレクション。
画像で見ると色柄のせいかやや英国風の素材に見えるかもしれません。
が、触ってみるとイタリアンミルの最高峰が生み出したいかにもイタリア的な「至高のボディ」であることがすぐにお分かりいただけると思います。
つきましては、ご来店の際にはぜひとも触れてみてください。
その比類なき風合いの素晴らしさに「これはいい!」と心揺さぶられる方が続出するはずです。
当然のごとくかなり高価ですけれど、僕も「定番化もしたことだしいつかは絶対に作ってみたい!」と強く思っています。
品質は100% Super 150’s Wool(260g/m)、Four Seasonsタイプ(日本においては盛夏をのぞくオールシーズンタイプ)のボディです。
Supremacy 16.0の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
この美しいブルー!
そして、約1.9cm巾と絶妙にクラシックな巾のピンスストイプ!!
そしてそして、至高のボディ!!!
最高中の最高だと思います。
ひとつ下のカラー違い:グレイやひとつ上のスーパーシックなストライプも捨て難いですし、こういったスーパーファイン素材こそ無地がいいのでは?と思ったりもしますが、2024.9.22 Sunの「僕の気分」は断然こちらのブルーストライプです。
いや、確か昨秋もこちらをイチオシにした記憶があるので、だとすれば僕はこちらのストライプが好きで堪らないのでしょう!
それはともかく、僕はこちらならクラシカルだけれどエッヂの効いた遊びがあるスリーピーススーツを作ってみたいですね。
ということは、お得意の 「縦横斜め」な ↓こちら↓ でしょうか!
ジャケット:セミノッチドラペル・シングルブレステッド&段返りの3ボタン・スランテッド/ハッキングポケット・サイドヴェンツ・ホリゾンタル裁断したアウトサイドチケットポケット(チェンジポケット)
ヴェスト:ラペルレス・シングルブレステッド6ボタン・前身頃の上前(ウワマエ:左手側)を正バイアス裁断/下前(シタマエ:右手側)をホリゾンタル裁断・腰ポケットはヴァーティカル裁断
ボトムス:ベルトスープレス&サイドアジャスター付き・2インプリーツ・テイパードシルエット・6.0cm巾のターンナップヘム
といった感じ。
はい、以前にSmith WoollensのBotanyにコンパイルされているバンカーストライプで作ったデザイン/スタイルです。
あの時はネイヴィブルーとチャーコールグレイをカラー違いで作ったんですよね。
この素材でもそうしたいところですが懐事情的に絶対無理ですのでもし作るとしたらこちらのブルーにします!
ライニングは “♡ Camo” silk c/# RWBにしたいですね!
続いてコンパイルされているのは「時代を超えていく傑作」をコンセプトに2年前にデビューしたMonumentシリーズの17 Double Warpです。
「FTDのベストセラークオリティNapoliにも採用されている17.0μ原毛で仕上げた超細番手糸を使用した経糸」を「ダブルセット」という特殊な技法を用いて織り上げたボディです。
糸番手を太くせずに経糸をダブルセットする(= 本数を贅沢にも通常の倍ほど込める)ことで「エレガントな高密度」を表現したモダンレトロなボディですね。
具体的には、「豊かな弾力・肉感・ハリコシ・ドレープといった旧き佳きしっかりとした英国素材の世界観」をまといながらも「美しさやなめらかさやきめ細かさは17.0μ糸ならではの優雅さ」を誇る「相反する要素を兼ね備えたしなやかなラグジュアリーボディ」です。
とてもユニークなアイディアが見事に実を結んだナイスボディだと思います。
手にしていただければ、その「しっかりとした厚み」と「しっとりとした高級感あふれる質感」を瞬時にご堪能いただけるはずです。
そんなボディとベストマッチした繊細かつ複雑なカラーリングも美しいの一言ではないでしょうか。
さすがは FTDです!
品質は100% Super 130’s Wool(330g/m)です。
17 Double Warpの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
上から2番目のブラウン/テラコッタです。
この深くて品のある優雅極まりないブラウンに心惹かれました。
細番手素材ならではのシックな光沢も魅力です。
僕はこちらならダブルブレステッドスーツを作って高貴ながらもセクシーにキメたいです!
FTDの世界的な定番&ベストセラーシリーズNapoliです。
名うてのビスポークテイラーが集う街としてSavile Rowと並び称されるNapoli。
その聖地に相応しい「上質で仕立て映えのする最高級の生地」を提供するという役割を120年に渡り担ってきた歴史や哲学を宿すFTDのベストセラーボディがこのNapoliです。
17.0μという究極のウールのみを使用したFour Seasonsタイプのツイル(綾織)素材で、品質は100% Super 130’s Wool(270g/m)です。
ご覧の通り、高級感あふれる佇まいと色気のある色柄が魅力です。
そして、これまたご覧の通り、無地はもちろんのこと柄物もクラシカルからファンシーまで、豊富なヴァリエーション展開が自慢です。
優雅でラグジュアリーで大人の色気に満ちたスーツをお探しの方に絶対のオススメです!
上:ヴィンテージテイストのある「顔」がさりげない個性を生んでるメランジシリーズです。全11マークと昨シーズンの倍以上の展開になりました!ということは、FTDもイチオシしているのかもしれませんね。それも納得のカッコよさだと思います。
中:モダンクラシックな柄物とヘリンボンです。ベースがライトカラーなのでとてもフレッシュな上2マーク、「スーパーシック&大人のストライプ」なその下2マーク、約2.1cmとややワイドな巾がクールなヘリンボン、シャープなグレンチェックととても魅力的な9マークが揃いました。
下:圧巻の無地コレクション14マークです。マニアックで渋めなアースカラー3マーク、絶妙なトーン展開のグレイとネイヴィブルーのヴァリエーション、ピースダイ(クリーム/オフホワイト色の生機を織り上げてから染色する)で仕上げることにより際立つ繊細さと鮮やかなカラーリングを実現したRaibowレンジ(下4マーク)。どれもナイスだと思います!
Napoliの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
網目の様な地組織。
メランジで表現したヴィンテージテイストあふれる「顔」。
高貴なパープルのストライプ。
FTDの高いクリエイティヴィティが遺憾なく発揮された逸品だと思います。
ぱっと見はシックなテイストなのも◎ですよね。
僕はこちらならニート&ノーブルなスリーピーススーツを作ってみたいです。
Archivo 1903シリーズです。
120年を超える歴史を誇るFTDのアーカイヴを紐解いて着想を得ることで生み出されたモダンレトロシリーズ:Archivo 1903の6マークです。
上4マークは「ここ数年のトレンドで今後もしばらくは人気が衰えないであろうと予想されるヴィンテージルック」向けにリリースされたWhipcordです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、Whipcord/ウィップコードとは厚手かつ約63度に走る綾線が特徴的なツイル素材です。
強撚された中〜太番手の梳毛糸を使用し高密度で織り上げられたことに由来するその堅牢度の高さから、寒冷地や自然環境が厳しい地で着用するオーヴァーコートやスポーツウェア等にも用いられます。
名称は「鞭の縄(むちのなわ)」を意味し、これは太めの畝(綾線)が乗馬用の鞭紐に似ていることから名付けられたそうです。
FTDが今秋リリースしたこちらは「Whipcordが本来持つ硬派かつトラディショナルなエッセンス」を生かしつつ、「現代にアジャストさせた杢糸使いと見た目からは想像できない吸い付くようななめらかさ」を加えることで「新たなクラシック」を提言しています。
パッと見は「いかにも」な上2マークに惹かれがちですが、より「新たなクラシック」に相応しい下2マークもすごく素敵だと思います。
品質は100% Wool(350/m)です。
「なめらか」といっても極端にソフトではなく、上記の通りウエイトが350g/mあるのもいいですね。
現代的な解釈が「過ぎる」と少々興醒めですが、この塩梅なら絶妙だと思います!
下2マークは、2年前のデビュー時に「おお!」と感嘆したOld Sartoriaです。
その際には以下のように書きました。
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もし「これ、ヴィンテージ素材です!」と紹介されたら「そうなんだ!やっぱりヴィンテージは違うよね」とプロフェッショナルの僕でも騙される可能性が高い極めてクラシカルなニューボディです。
これだけの要素、具体的には「相当しっかりとした打ち込み」「スーパードライなハンドリング」「410gのヘヴィウエイト」という要素が揃っていたら騙されますよ、きっと!
それはともかくとして。。。
こちらは本当に素晴らしい、ロマンあふれる逸品だと思います。
Honey WayシリーズのFlannel 350とともに今回の個人的な「目玉」です。
実はこのOld Sartoria、少し前に現代を代表するメゾンが「復刻」させたクオリティをベースに生まれたそうです。
なるほど、それゆえのこだわりてんこ盛りなのですね。
納得です。
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あの時の感動は今でも健在です。
が、残念なことに昨シーズンは6マーク展開だったのに今シーズンは2マークのみとなってしまいました汗。
ということは、この2マークが完売したら一旦廃番でしょうか?
という訳で、真剣に作ることを考えねばいけませんね!
昨シーズンお悩みになられた方はぜひとも今シーズンお願いします。
もしかしたら「ラストチャンス」かもしれません汗。
品質は100% Wool(410g)です。
Archivo 1903の「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
上:Whipcordからは定番的カラーの上2マークをセレクトしました。上のベイジュでノーフォークジャケットを下のグリーンでニッカボッカーズを作りたいです。もちろんそれぞれの素材をクロスさせて「パーツ使い」をしたいです!ライニングはまだ在庫が少しだけ残っている “♡ Camo” silkの2023年カラー:c/# FYにしたいですね。
下:Old Sartoriaからはストライプをセレクトしました。僕はこちらならスポーティなスリーピーススーツを作りたいですね!具体的になシングルブレステッド3ボタン + 3パッチ/アウトポケットのジャケット + ラペルドシングルブレステッドヴェスト + グルカパンツといったイメージです。ジャケットの芯地や肩パッドは抜いて軽快に仕上げたいです。そして、ガンガン着ていい感じでクタッとなるまで「育てたい」です!
Honey Way Flannelです。
まずはHoney Wayシリーズについて簡単に復習してみましょう!
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通常のフィニッシング工程には少なからぬ化学薬品が使われますが、FTDはその経験と最新の技術を駆使して「蜜蝋によるフィニッシング」に成功、環境に配慮しながらも高級感のある滑らかなタッチの素材を生み出しました。
更に最新設備の導入によって使用する水の量を通常の約半分にすることも実現、人体にも自然にも優しいHoney Wayシリーズが誕生しました。
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そんなHoney Wayシリーズはフランネルを2ライン:Flannel 350とFlannel 320を展開しています。
上画像の無地7マークと下画像のストライプはクラシカルでヘヴィなFlannel 350です。
はい、この名前はウエイトが350gなことに由来します。
具体的な品質は100% Wool(350g)です。
「エコフレンドリー/サステイナブル素材ならではのオーガニックな風合い」と「ブリティッシュフランネルを彷彿させるようなボディ」、そして「驚くほど柔らかでありながらもしっかり引き締まったタッチ」が魅力の逸品です。
FTDのリリースには「しっかりと目が詰まり芯を感じるクラシカルな要素と驚くほど柔らかくなめらかなタッチを有するラグジュアリーな要素を兼ね備えた名作。クラシックでラグジュアリーな究極のフランネル」とあるのですがそれも納得の仕上がりだと思います。
相反するともいえるふたつの要素を素材に宿すには高度かつ繊細なテクニックとフィニッシュワークが必要不可欠なのですが、このFlannel 350はまさにその典型的な成功例です。
大定番のFox BrothersとHarrisons以外のフランネルだと、今シーズンはWilliam HalsteadのCrown FlannelとMarling & EvansのOld Townとこちらが絶対のオススメです。
1番下のハウンズトゥースのみHoney Way Flannel 320です。
品質は100% Super 130’s Wool(320g)です。
よりソフトな質感、いかにもイタリアンミルなテイストがお好きな方にはこちらをオススメしたいです。
わずか30gの差ですがかなり異なるタッチです!
皆さんはどちらがお好きですか?
僕は。。。
やっぱり。。。
350かな?
Honey Way Flannelの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
絶妙なトーンのベイジュに大胆なダークブラウンのチョークストライプ!
すごくカッコいいと思います。
ストライプの巾はこのバンチブック中で最もワイドな約4.4cm巾です。
僕はこちらならワイド巾のピークトラペルとワイドシルエットが特徴のクラシカルなダブルブレステッドスーツが作りたいです!
以上です。
もし皆さんのハートを揺さぶるナイス素材があったなら嬉しい限りです。
次回もイタリア製素材をご紹介予定です。
乞うご期待ください。
◆本日の一曲◆
5150
VAN HALEN
サイコーですよね!
SAMMY HAGARのライヴも行きたかったな〜。
東京公演は明日:9.23 Monなのですが。。。
行けません!
22nd. Sep. 2024
Ryoji Okada