5月も半分が終わってしまう。。。
実は。。。
5月はかなり苦戦しています。
2025年はプライヴェイト面でのファッションに対する熱い想いを完全に取り戻して、精神面をより成長&充実させて、商品開発等の投資も頑張って、もう一度創業時に掲げた原点を見つめ直して、されど超スーパーDon’t Look Backな精神でLOUD GARDENを運営しています。
プライヴェイト面でのファッションに対する熱い想いは長く続いたコロナ禍と断続的に続いた漏水問題(実はまた少し再燃しています泣)にすり減らされたせいかここ数年かなり減退していることを自覚していました。。。
が、昨秋くらいに完全復活しました。
もちろん仕事面でのファッションに対する熱い思いと深い探究心は一時も衰えることがなかったつもりですが、また僕はファッションについては公私を明確に線引きしているつもりですが、それでもやっぱり公私ともに猛烈に熱い想いでファッションに向き合わう方がイイに決まっています。
両方が熱ければシナジーが生まれる可能性もありますからね!
という2025年、いや、正確にはLOUD GARDENの新たな「期」が始まった2024年12月からの1年間を僕は「大きな区切りとなる15周年に向けた超重要な試金石」と位置づけてこの13年間で質的に最も頑張ろうと決めていました。
量的には13年前のようには頑張れないのは間違いないですから、質で勝負です!
2025年4月で正式ジョインから1年を迎えた&かなりテイラードウェアに慣れてきた竹林君がとっても頼もしい存在になってもいますから、僕さえしっかりとしていれば「勝算」はあると踏んでいました。
「しっかりとしていれば」とは、「今まで以上にクリエイティヴでエネルギッシュで緻密であれば」という意味です。
クリエイティヴはプライヴェイト面でのファッションに対する熱い想いを取り戻したことでかなりシャープになっていると自負しています。
「公私を明確に線引きしている」と上記しましたが、自営業者はやっぱりかなりの部分で公私が重なるのも事実です。
そして、原点回帰という意味合いもあったイヴェントRumi Rock × LOUD GARDENとJoji Shimamoto × LOUD GARDENもその時点でやれることはやり切ったと胸を張れます。
そういった諸々の成果もあってか、大変ありがたいことに12月からずっと商況は悪くありませんでした。
が、何度かこのDiaryでも書いた通り「反動」を心配していたのも事実です。
その心配が的中、反動が直撃したのがこの5月なのかもしれません。
かなり深刻な不振ですし、竹林君も体調を崩しておとといは早々に早退しましたし暗雲垂れ込めている状況です。
まったくもって小売とは簡単ではないですね。。。
いや、どんな商いでもそうか。。。
とにもかくにも己の力不足が不甲斐ない限り。。。
でも、これも勉強だしここでずるずるいくようならそこまでのポテンシャルしかないということだと思います。
かくかくしかじかで、今日はもう一度己と己の事業を見つめ直す時間を作ります。
もし自分が顧客だったとしたら、LOUD GARDENをめちゃくちゃ楽しくてヴェリーエキサイティングで唯一無二なテイラーだと思うに違いないです。
そんな己にしかできない事業ならばなおのことできる限り長く続けたいですから!
それには頑張って黒字を出し続けなくてはいけません。
という訳で、いきなりの暗雲、絶不調の5月ですが、ここから反転すべく頑張りますのでぜひとも明日からのご来店・ご注文をよろしくお願いします!
Go! LOUD GARDEN!
ところで。
「長」「黒」といえば。
最近、長くて黒いシャツを作りました。
↓こちら↓ です。
神父シャツ。。。
ではなくマキシ丈のスーパーロングシャツです!
プライヴェイト用に考えていたのですが、時にはこのように今春作ったブラックジャケットと合わせて仕事中も着ています。
かなり気に入りました!
明日も着ようかな〜?
そういえば、僕が高校生から大学生の頃って空前の「アメカジ」「渋カジ」ブームだったんですよね。
高校時代にファッションが好きな連中の間ではボマージャケット、Gジャン、ミッキーマウスTシャツ、ブーツカットデニム、ウエスタンブーツがマストアイテムでした。
ウエスタンブーツ以外はユーズドウエアを着るのが当時の基本でした。
GジャンはLevi’sの3rdが主流でしたが、天邪鬼かつお金があまりなかった僕はWranglerのブルーデニムGジャンとLeeのWesternerを愛用していました。
前者はペンキ汚れがあるユーズドウェアで後者はユーズドウェアとリプロダクションのmade in Japanを持っていたと記憶しています。
Gジャンに関しては、たまにLevi’sの1stを着ているヤツがいたけれど、そういうヤツはデニムもいわゆる66モデル等の501だったりしましたね。
「オシャレ〜!」という感じ!
きっとお金持ちか古着屋勤務のお兄さんだったり住む世界が違う連中だったのでしょう。
ウエスタンブーツはTony Lamaが人気で僕も渋谷のブーツショップで購入した記憶があります。
ボマージャケットはB-3を着ている人が多かったと思いますが、僕は通ぶってWillis & GeigerのA-2を着ていました。
そして、ロングヘアね!
僕も高校3年生の頃から(だっっと思う)髪を伸ばし始めて大学2年生の頃まではロングヘアでした。
猫も杓子も伸ばし始めたので大学2年生の頃に髪を切ったら大学内のごく一部でちょっとしたニュースになったらしいことを後で知ったのは今でもよき思い出です笑。
高校3年生の夏休みくらい(かな?)からトレンドが少しキレイめに移行して、大学時代はNavy blueのブレザー、Gitman BrothersやIke Beharのボタンダウンシャツ、Ralph LaurenやLacosteやFred Perryのポロシャツ、Barry Brickenのチノクロスパンツやシャンブレイパンツ、BassやCole Haasのローファーが定番でした。
Navy blueのブレザーはRalph Laurenがヒエラルキーのトップだったと思うけれど、僕はJ.Pressでした。
ここからが本題で、ポロシャツをブレザーと合わせるじゃないですか。
すると、一般的なポロシャツは後ろ身頃が長いため、ブレザーの裾からポロシャツの裾がはみ出すことがあります。
あの現象はファッション上級者を目指す若人の間で忌み嫌われていました。
かといって、当時ポロシャツをボトムスにインすることはありえませんでした。
なので、ポロシャツを買う時はみんな着丈をすごく気にしていました。
シャツやTシャツの裾が出るのも基本的にはイヤでしたが、シャツは「ちょい見え」ならギリギリOKだった、Tシャツは当時かなりのタイトフィットが基本でしたからまず見えることはなかった(XSとかを着ていたので着丈が短いため)記憶があります。
その志向がどうして生まれたのかは分かりませんが、当時の若い男性の一部では確かに存在しました。
僕もめちゃくちゃ気をつけていました。
ちなみに、女性の間でもNavy blueブレザー + ポロシャツ + チノクロスパンツ + ローファー(女性の間ではFerragamoが人気だったと思います)というスタイルは流行していましたが、女性の場合はポロシャツの裾が見えていても何の問題もない、いやむしろ可愛らしいという認識だったと思います。
理由は分からないけれど、僕も「女の子は裾を出さなきゃね!」と思っていました笑。
とにもかくにも、「男たるもの一番外側に着るアイテムの着丈が最も長い(ボトムスにインするアイテムはその限りではない)のが当たり前」というセオリーは我々の世代ではかなり一般的だったと思います。
例えば、「ハーフコートの裾からジャケットの裾が見えている」「ブルゾンの裾からシャツの裾がかなりの量見えている」といった現象は嫌われていましたね。
が、でも、しかし。。。
あれから30年以上。。。
ジャケットより倍以上長いシャツを合わせる初老の男。。。
大学生時代にこの装いをしていたら「ダッさー」と思われたに違いありません!
でも、2025年だと「なかなかイイじゃん!」となりますよね。
やっぱりファッションってサイコーに楽しいですね!!
15th. May. 2025
Ryoji Okada