昨日からオープン戦が本格開幕(本来は2.23 Wedに1試合:S-Gが予定されてい他ものの雨天中止だったため昨日が実質的な開幕)となりました⚾️
カープの初陣はG戦、先発は大瀬良投手、菊池涼選手や野間選手が先発野手に名を連ねるなど、練習試合とは異なる開幕を見据えたオーダーでのオープン戦第1戦でした。
結果は3-1の勝利でした。
この時期になるとそろそろ内容だけではなく勝敗も大事になってきますので初戦をいい感じに勝てたのは幸先ヨシ!でしたね。
昨日な何より投手陣、ともに3回を投げた大瀬良投手、森下投手が好投を披露し、今シーズンも勝ちパターンの一角を担うことが期待される塹江投手と「掘り出し物」ルーキー候補松本投手と復活を期している遠藤投手がそれぞれ1回を与四球0で零封したのは好材料でした。
野手陣は元気のある若い選手がたくさんいるのがいいですね!
中でも昨日は、いきなり4番起用をされているドラフト6位ルーキー末包選手がオープン戦チーム第1号となる特大アーチを放り込んだのが喜ばしい限りです。
鈴木誠選手の穴を少しでも埋めることを期待して指名された即戦力期待のルーキーですが、こと「飛ばす力」に関しては前主砲より一枚上手のようです!
まあ、守備力に「月とスッポン」ほどの違いがありますけれど(笑)。
いずれにしても、マクブルーム選手がチームに合流して日本の野球に慣れるまでの間だけでも仕事をしてくれれば今季は十分かもしれませんね。
もちろんシーズン通して活躍して.250/30本/90打点/OPS.900くらいやってくれたらサイコーですけれどね!
今日は、新監督が何かと話題なFとのオープン戦が予定されています。
オープン戦であまり勝ちすぎるのも考えものかもしれませんが、ひとまず今日も勝つべし!
Go! CARP!
ところで。
「一角を担う」といえば。
昨日で2月に入荷した「オーダーシャツ用の新作素材紹介」がひと通り終わりました(ご紹介して改めて思いましたけれどとてもナイスな入荷でした!ご来店の際にはぜひともチェックをお願いいたします)ので、今日は久し振りに新作バンチブックのご紹介に戻ろうと思います。
先週も何冊か新入荷がありご紹介したい(けれど出来ていない)バンチブックは増える一方なのでここら辺で一気に複数冊を!といきたいところですが今日も一冊だけ(汗)。
というのも、ご紹介しようと思った2冊のうちの1冊を改めてじっくり見てみたら極めて内容が秀逸で「やっぱり全マークご紹介しよう!」となったのであります!
その内容が秀逸な今日ご紹介するバンチブックはLoro Piana/ロロ・ピアーナおよびErmenegildo Zegna/エルメネジルド・ゼニアとともに世界3大ミルの一角を担うFratelli Tallia Di Delfino/フラテッリ・タリア・ディ・デルフィーノ(以下TDD)の新作です!!
TDDは1903年イタリアのビエラ地方Strona(ストローナ)に発祥した100年以上もの歴史を誇るイタリア屈指の最高級テキスタイルメーカーです
上述の通り、Loro PianaおよびErmenegildo Zegnaと並び世界3大ミル(毛織物工場)と称され、世界中のビッグメゾン、トップテイラー(注:LOUD GARDENを含む😎)から高い評価を得ています。
その最大の特徴は「高級織物」しか生まれえないその生産背景にあります。
具体的には豊富な水資源により古くから繊維・織物産業が根付いてきた環境の中で、梳毛織物においてはSuper 120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5μ)のみを扱うなど常に最高級原料を使用して、最新設備と伝統技術に基づいた一貫体制の下でTDDの生産は行われています。
世界中から熱い支持を集めている「繊細な表現」はこの生産背景の賜物といえます。
また、イタリア屈指との誉れ高いクリエイティヴチームが担当するデザインも特徴的で、毎シーズン「歴史に裏打ちされたクラシックな感性」と「時代を引っ張っていくという高い志」が絶妙なバランスで融合されたコレクションをリリースしております。
2008年にはMarzottoグループの傘下に入り、これまでに培ってきたレガシーはそのままにスケールメリットを獲得することでエコフレンドリーな新機軸を打ち出すなど更なる躍進を遂げてますます存在感を増しているのも見逃せません。
このDiaryでも何度か書いた記憶がありますが、TDDの工場には2回ほど足を運んだことがあります。
素晴らしい環境と最新鋭の設備に感動した記憶があります。
ちなみに後者は、英国でTaylor & Lodgeを見学した後にお邪魔したので感動の大きさはひとしおでした😆
能書きはこれくらいにして早速をご紹介しましょう!
↓こちら↓ のバンチブックです!
スーツ素材を合計70マーク収録した極めて優れた内容の極上バンチブックです。
様々な注意を払って写真撮影をしているつもりではありますけれど、やはり素材は写真よりも実物の方がより素敵に見えると思います😊
つきましては、ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてみて下さい!
もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「1番上のストライプでもう少し質感が分かりやすい写真を!」とか「これに近いチェックはLoro Pianaにもある?」とか「良さそうなのでこれで前回と同じスーツを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付け下さいませ。
それでは、これまでの6回と同じように冒頭から「複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます😊
まずはHoney WayシリーズのB Stretchから。
昨秋デビューしたHoney Wayシリーズのニュークオリティです。
通常のフィニッシング工程には少なからぬ化学薬品が使われますが、TDDはその経験と最新の技術を駆使して「蜜蝋によるフィニッシング」に成功、環境に配慮しながらも高級感のある滑らかなタッチの素材を生み出しました。
更に最新設備の導入によって使用する水の量を通常の約半分にすることにも成功、人体にも自然にも優しいクオリティが誕生しました。
そんなHoney Wayの新作、B Stretchコレクションがこちらです。
Bは「BiのB」、はい、2wayストレッチ機能を有した素材ということです!
100% Woolの織物では難しいとされる縦方向にも伸びる2wayストレッチ機能と、Super130’s原料の糸で織りあげてオリジナルフィニッシュを施した極上の風合いと光沢を併せ持つ新素材です。
縦方向のストレッチ性はあまり高いと寸法が安定しないので、これくらい適度なら縫製もそこまで難しくないと思います!
それでいて、これくらいのストレッチ性があれば快適性は抜群だと思います👌
という品質・機能面だけでなく、デニム風の「顔」も素晴らしい素材ですよね!
冒頭からいきなり「さすがはTDD!」といった感じです。
品質は100% Super 130’s Wool(265g/m)です。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
1番上のブルーと悩みましたが、こちらにしました!
ブラックデニムのような「顔」、4.0cm強のワイドストライプ、そしてHoney Way B Stretchクオリティ。
3拍子揃った素晴らしい素材だと思います。
僕はこちらでダブルブレステッドのスーツが作りたいです。
3パッチ/アウトポケットにしてジャケット単品でも着回しが出来るようにしたいですね〜!
ボタンはブラックマザーオブパー(黒蝶貝)がいいかな?
こちらもHoney WayシリーズのB Stretch、無地です。
特徴的なカラーの無地10マークです!
特に上の6マークは独特のカラーですよね!!
見ているだけでも楽しくなります😊
でも、実は。。。
ダークグレイ(下から3番目)やネイヴィブルー(1番下)といった定番カラーのスーツを作る場合にもHoney Way B Stretchというのはいい選択かもしれませんね!
一見はクラシックながらもエコフレンドリーな上に快適という「ミソ」がありますもん!
品質は100% Super 130’s Wool(265g/m)です。
「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
ベイジュ~ブラウン系の3カラーです!
上:グレイッシュかつ端正なベイジュ
中:赤みがある一方で上品極まりないブラウン
下:ミリタリーテイストのあるカーキ
といった3カラーです。
Honey Wayフィニッシュの効果でしょうか、あまり見たことがないタッチのカラーですよね。
素晴らしいと思います!!
ベイジュでスーツを作る。
ブラウンでジャケットを作ってベイジュでボトムスを作る。
カーキでサファリジャケットを作る。
3カラーでグルカスタイルのボトムスを作る。
等々、楽しく色々考えられると思います!
こちらもHoney Wayシリーズのニュークオリティ、Wool Solaroです。
経緯(タテヨコ)で異なるカラーの糸を使用してヘリンボーン組織(ツイル/綾織組織の変形)を構築しているため、見る角度によってカラーや光沢が微妙に変化し、様々な表情を見せてくれる通好みの素材です。
この素材のような微妙な変化、タマムシ効果を持った素材を我々の業界ではSolaro(英語ではSun Cloth)と呼びます。
こちらはTDDが自信を持ってリリースした渾身のSolaroです!
まずは美しいカラーが魅力です。
ただ、残念なことに「微妙な変化」や「タマムシ効果」は静止画像だとほとんど伝えることが出来ません。。。
ですので、その真髄はぜひとも店頭にてチェックをしてみて下さい!
また、細番手糸を使用した100% Wool素材のためCottonやクラシカルなSolaroのそれよりも格段に優雅な光沢やドレープに恵まれているのも特徴でしょうか。
この優雅さですからドレスシーンでの着用も十二分に可能だと思います。
加えて、こちらもフィニッシング工程に天然の蜜蝋を使用することで環境に深く配慮したHoney Wayシリーズ、そのとろけるような風合いは自然がもたらしてくれたクオリティです!
ホンモノのSolaro/Sun Clothはその出自からもっとハード&ヘヴィなのですがそちらは本家Smith Woollensに任せるとして、こちらはTDDらしいスーパーモダンなSolaroとして光り輝く傑作だと思います。
品質は100% Super 130’s Wool(235g/m)です。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
こちらは上から2番目の「経糸にネイヴィブルー糸」を「緯糸にグリーン糸」を使用したSolaroです。
この画像ですとネイヴィブルーがかなり「勝っている(一般的に経糸のカラーが表面に強く出てくるのでこれが正解です)」のですが、角度によっては端正なグリーンが顔を見せてくれます。
素晴らしく優雅なブルーグリーン素材だと思います!
僕はこちらで敢えてフォーマルテイストが強めなスリーピーススーツを作りたいですね!!
ジャケットはシングル1Bのピークトラペル、ヴェストはダブルブレステッドにしたいです。
他のカラーも素晴らしいのですが、どうしても「次点」をセレクトするとすれば。。。
1番下のベイジュでしょうか?
超ナイスなカラーだと思います!
ジャケット単品を作っても楽しいに違いありません!!
こちらは定番Napoliのツイル組織シリーズ、いわゆるFour Seasonsクオリティです。
名手と呼ばれるテイラーを多数擁する街Napoli。
「Napoliの腕利きテイラーが求める上質で豊かな仕立て映えのする最高級服地」というコンセプトから生まれたTDDのベストセラー素材です。
その驚くほどに美しい光沢と柔らかく滑らかなタッチは実際にNapoliのテイラーたちから絶賛されています。
今シーズンはヴィンテージタッチのチェック4マークと無地6マークの10マーク展開です。
品質は100% Super 130’s Wool(265g/m)です。
ヨーロッパにおけるオールシーズン、日本でも盛夏を除くオールシーズン着用可能なクオリティです。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
少々ラスティックかつヴィンテージ感のあるランダム風チェックがとてもスタイリッシュな素材ではないでしょうか?
洗練されたブルーとの相性も良いですよね!
僕はこの素材で3パッチ/アウトポケットスタイルのシングル3ボタンジャケット + 1インプリーツのボトムスが作りたいです。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)でもいいかもしれませんね!!
あ、でも冬も着るからベイジュのリアルホーン(本水牛)ボタンにしておこう。
という感じであれこれ悩むのもオーダーメイドの楽しみですよね😉
TDDのSpring/Summerシーズン向けスーツ素材の本命:Royal Mohairの柄物です!
貴重な細番手Mohairを贅沢に使ったMohairブレンド素材です。
Mohair特有の優れた通気性と吸湿性、独特のシャリ感とハリコシが特徴的な素材です。
そのさらりとした肌触りと軽さは高温多湿な日本の夏にぴったりだと思います!
もちろんMohairブレンド素材ですから、軽量ながらもそのハリコシゆえにシルエットラインはキレイに表現されること間違いなしです。
品質は73% Super 130’s Wool + 27% Mohair(205g/m)です。
205g/mというウエイトはMohairブレンド素材としては最軽量です!
さすがはTDD、素晴らしいですね!!
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
端正なネイヴィブルーと涼しげなブルーのコンビネーションが完璧にクールなストライプ素材です!
ストライプの巾も2.0cmと超絶妙です!
これは間違いなくかっこいいスーツが仕上がりますよ!!!
本当にオススメです😊
僕はヴェリーブリティッシュなスリーピーススーツを作りたいです。
TDDのSpring/Summerシーズン向けスーツの本命:Royal Mohairの無地です!
無地も5マークですけれどきっちりとコンパイルされています!
1番上だけはシャドウチェック、他は完全な無地です。
上から3番目はブラックです。
少しスモーキーなブラックが洒落ていると思います!!
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
ひとつ間違えば野暮ったくなりそうなブルーです。
それを「寸止め」で至極エレガントなカラーに仕上げているのがTDDの技ですね!
なんというか。。。
シルヴァーブルーとでもいいたくなるような美しいブルーですよね。
それでいてウェアラブルなブルーなのもいいですよね。
僕はこれもヴェリーブリティッシュなスリーピーススーツを作りたいです。
ライニングは英国人がよくやるパターンでピンクですかね!?
めちゃくちゃ良さそうなコンビネーションだと思います😎
こちらもニュークオリティ、Aria 3.1です!
Ariaとはイタリア語で空気/Airを意味します。
このAria 3.1は、着心地と実用性に重点を置いて開発された新素材で、従来TDDが展開している夏向け素材の少なくとも3.1倍(!?)の通気性を実現することから名づけられました。
TDDが100年以上に渡って蓄積してきた創造性と技術力から生み出された革新的な素材で、高温多湿な日本の夏における理想的なクオリティに仕上がっています。
また、ただ軽いだけでなく強撚糸を使用しているためハリコシに恵まれ仕立て映えのする素材で物性面でも安定しているため汎用性が高くシワになりにくいのも嬉しい限りです😊
先ほど「TDDのSpring/Summerシーズン向けスーツ素材の本命」としてRoyal Mohairをご紹介しましたが、こちらも本命、いや、こちらは大本命でした(笑)。
品質は100% Super 130’s Wool(205g/m)です。
一般的には200g/m前後の高級素材はしっとりとした質感を持つ素材が多いのですが、こちらはそちら方向ではない独創的な「攻め方」をした素材だと思います。
「着心地と実用性に重点を置いて開発された」というのも大納得です!
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
一見マイクロハウンズトゥースにも見える粗めの無地です。
こちらとその下だけ、少し凹凸のある組織で仕上がっているため肌への接地面積が少なくより涼感が感じられるはずです。
そういった意味でもオススメです!!
また、この「顔」でしたらジャケットとボトムスをセパレートして着ても違和感なく単品での着回しが出来そうなのもナイスですよね😉
なので、ジャケットは単品使いした時にもいい感じになるようにややカジュアルテイスト強めのデザインがいいと思います!
最後にNapoliのトロピカル(平織)組織素材:2ply Summer Weave、まずはストライプです。
名手と呼ばれるテイラーを多数擁する街Napoli。
「Napoliの腕利きテイラーが求める上質で豊かな仕立て映えのする最高級服地」というコンセプトから生まれたTDDのベストセラー素材、その名もNapoliのトロピカルヴァージョンがこちらです。
クラシカルなストライプが実に11ヴァリエーション!!
素晴らしいコレクションではないでしょうか。
今の気分は「ワイド目ストライプ」なのですが、下の3マークのようなナロウストライプもかなり新鮮に写りますね!
品質は100% Super 130’s Wool(225g/m)です。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
深いネイヴィブルーにレッドのストライプ!
とにかく素晴らしくカッコいい素材です!!
が、しかし、何度か撮り直しましたものの僕の力不足でなかなかリアルなカラーに近づきません(汗)。
という訳で、こちらはぜひとも店頭でチェックをしてみて下さい!!
こういったタイプの素材がお好みの方には間違いなく「刺さる」と思います😎
もちろん、ご来店が難しい方には他のアングルから撮った写真をお送りすることも可能ですのでご希望があれば遠慮なくご連絡をお願いいたします!
最後にNapoliのトロピカル(平織)組織素材:2ply Summer Weaveのチェックと無地です。
TDDの最もクラシックなSpring/Summerシーズン向け&無地のスーツ素材といえばこちらです!
下から3番目はブラックです。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
ブラウンのピンヘッドです。
これだけ深みを持ったブラウンのピンヘッドは初めて見ました!
すごくいい素材ですよね!!
久し振りにカッタウェイフロントの2ボタンスーツを作りたくなりました😊
以上です。
明日は午前中に仕入先に行かなくてはいけないので新作バンチブックのご紹介は出来ないと思う(これ、結構時間が掛かるんですよね。今日も記事も4時間は使っています汗)のですが、次回は何冊か入荷しているジャケット素材専用ブックのどれかをご紹介しようと思います!
拍車が掛かるカジュアル化の流れからジャケット素材専用ブックも大充実しておりますので乞うご期待下さい!!!!
◆本日の一枚◆
今日のLEONARD COHEN音源は、4thアルバムNew Skin For The Old Ceremony(1974年作品)です。
LEONARD COHENは本作以降、(本作を含めて)3作品を1970年代にリリースしているのですが、僕がリアルタイムで聴くようになる前に最も遅く聴いた彼の過去音源がその3作品(1980年代以降の作品より、最初の3枚よりも後に聴きました)になります。
そういった経緯があるからでしょう、その3作品は聴く頻度が低いですしあまり印象にも強くは残っていません。
という訳で今日からの3日間はじっくりと集中して聞き直してみようと思います!
本作は色の「 “Songs” 三部作(?)」に比べてかなりポップな味付けがなされています。
バックの演奏も少しバンドっぽいですし、前作でも少しあった楽しげなシャウト(?)を筆頭により外に向いた感のあるヴォーカルも聴くことが出来ます。
楽曲も全体的にキャッチーでしょうか。
3. Lover, Lover, Loverや6. There Is A War、9. Who By Fireあたりは特にその傾向が顕著ではないでしょうか。
当時の人気シンガーが歌ったらスマッシュヒットを記録していたかもしれません!
なので、もしかしたら本作を初期に聴いていたら思い入れ深い1枚になったかもしれません。
とはいえ、相変わらず音数は少なめですし、全体的に静かですし、この人らしい囁くようなヴォーカルも健在、あくまでLEONARD COHEN音源の中ではポップ、キャッチーというお話です、悪しからず。。。
では、そのWho By Fireをライヴ動画でどうぞ。
冒頭の美しくもエモーショナルな12弦ギターの調べが素晴らしいですよね!
もちろん楽曲もLEONARD COHENの歌もサイコーです!!
27th. Feb. 2022
Ryoji Okada