*天皇誕生日(2.23 Wed)は14:00-20:00で営業いたします!
さあ、いよいよ明朝8:30KOです🏈
有力なプレイヤーを集めてSB制覇だけを目指してシーズンに臨んだLARが勝利するのか!?
若きタレントが躍動し、あれよあれよとSBまで駒を進めたCINが初制覇をするのか!?
どちらが勝利するにしても、DPやCCのような手に汗握る熱戦・接戦を期待したい。。。けれど、接戦となればCINが勝つパターンな気がするのでどちらかといえばLARを応援している僕としては少し複雑かも。。。
LARが勝つ展開は大差っぽいんですよね〜〜。
というのも、POを見ている限りCINはDCがいいのかD#のアジャスト力がかなり高いので2ndハーフでLARのO#が動きを封じられそうな気がするんですよね。
加えて、CINはOLが少々脆弱なのでD#が強力なLARからTDを重ねるということは考えにくい気がします。
という訳で、LARは1stハーフで大差をつけていれば勝機がかなり見えてくるのかな?と思うのであります。
一方のCINは、TENやKCとの激戦を制した時と同様に踏ん張りながら接戦に持ち込んで最終的に勝利を手にするというパターンが一番勝てそうな気がします。
ルーキーながら超強心臓なKもいますしね!
とにもかくにも、スーパー楽しみです!!!!!
ところで。
「強力」といえば。
今日は約1週間振りに新作バンチブックのご紹介をしたいと思います!
この1週間にも5冊以上の新入荷がありましたので早め早めにご紹介していかないと追いつかなくなりそうです(汗)。
という訳で今日は2冊!!
といきたいところですが、今日ご紹介する「Trabaldo Togna/トラバルドトーニャとDrago/ドラゴの強力タッグバンチブック」が極めて秀逸な仕上がりなので魂を込めてそちら1冊のみをご紹介します💪
「魂を込めて」なので、当然の如く収録されている全マークを出来るだけ丁寧にご紹介しますね!
では、早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ です。
シルヴァーグレイベースに鮮やかなブルーで型押しした文字の「側」がなんとも爽やかかつエレガントでいいですよね😉
ブック前半に収録されているTrabaldo Tognaは「ナチュラルストレッチの大家」的存在のイタリアンミルです。
具体的には ↓こういった↓ 企業です。
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1840年設立、長い歴史を持つ企業が数多く存在するイタリアの高級毛織物産地ビエラ地方でも、(現存する家族経営企業としては)一二を争う古い歴史を誇る超老舗ミルです。
「紡績・製織・整理までを一貫して自社で行うこと」を筆頭に、「厳選されたオーストラリアンウールやモンゴリアンカシミアといった高級原料のみを使用すること」や「Super 120’sからSuper 180’sの細番手品質にのみ特化したモノづくり」が高く評価され世界中で名声を得ています。
また、同社の扱う素材はすべてナチュラルストレッチ品質:Estratoであるという特徴も見逃せません。
「特注織機の導入」や「糸の製造工程の研究」といった企業努力を重ねることで約20年以上も前に「ライクラやポリウレタンといったストレッチ繊維を使用せずに20%以上のストレッチ性能を持つEstrato」の開発に成功、業界を驚かせました。
以来、高精度のナチュラルストレッチ素材の代名詞的な存在として圧倒的な存在感を放っています。
加えて、近年では100%ウール素材だけではなくカシミアやモヘア、シルク混品質でも100%ウール素材同様のストレッチ性と耐久性を持たせることに成功し、そのワン&オンリーな存在感にますますの磨きをかけています。
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確かに僕がイデアビエラやプルミエールヴィジョンといったヨーロッパの素材展に通い始めた25年くらい前(ここ15年くらいは行けていません。。。)からTrabaldo Tognaはナチュラストレッチ素材を果敢にフューチャーしていましたもんね!
当時はナチュラルストレッチ機能を有しない素材も展開していたような記憶があります(記憶違いだったらすみません汗)が、いつからか全ラインナップがEstratoになったんですね。
当時は「ストレッチ機能ってそこまで必要かな?」と思ったものですが、Trabaldo Tognaにやっと時代が追いついたようです😊
こちらの素材は品質の割にそこまで高くないというのも嬉しいポイントです。
という独自のヴァリューを高めるための猛烈な努力の蓄積、本当に素晴らしいものがあります!
僕も見習ってもっともっと頑張らなくては(汗)。
ブック後半に収録されているDragoは比較的若いイタリアンミルです。
具体的には ↓こういった↓ ミルです。
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1973年にUmberto DragoとLaura Drago夫妻により紡績工場として創設。
ビエラ地区の主要な毛織物工場と強固なパートナーシップを結び成長を続け、1993年には高級ミルFintes/フィンテスを買収。
両社は2001年に合併し、現在では紡績・製織・整理までの全工程を自社でこなす数少ない一貫工場として高品質な素材を提供しています。
「Super 130’Sを中心にSuper 160’SやSuper 180’S原料を使用した素材を多数展開していることに加え、Super表記のトップ品質Super 210’S原料を使用した素材の開発・生産にも成功している高い技術力」と「ストレッチ・防シワ・撥水・防汚・遮熱といった様々な機能性を兼ね備えたコレクションも豊富に取り揃える時代のニーズに沿った革新性」がその魅力です。
またルーツである紡績業を見ると、Super 130’s以上の高級細番手糸に限っては世界の約70%を生産している超強力なサプライヤーとしても有名です。
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Dragoは僕の2歳下なんですね(笑)。
それはともかく、長い歴史を誇る企業が多いと同時に危機が迫ると大手の傘下に入る企業が多いビエラ地区の中で50年もしない間に独立資本でここまで大きな企業に成長するとは素晴らしいことですよね。
これまた僕も見習わなくては(汗汗)。
能書きはこれくらいにして肝心の内容を見ていきましょう!
過去の3回と同じように冒頭から「複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます😊
まずはTrabaldo Tognaからいきましょう!
冒頭に収録されているのは、87% Wool + 13% Mohair(280g/m)のEstrato(上述の通りTrabaldo Tognaの素材はすべてがEstrato:ナチュラルストレッチ品質です)です。
具体的には「Spring/Summerシーズンに最適なスーツ素材のひとつ:トロピカル(平織)組織のWool + Mohair素材」の柄物です。
Mohair混紡素材はMohair由来の通気性、シャリ感、独特の光沢に恵まれている一方で横伸びがしにくくややシワになりやすいというデメリットがありました。
しかしながら、こちらの素材はTrabaldo TognaのアイデンティティであるEstrato機能由来の快適な着心地と優れた防シワ性を併せ持っております。
つまり、Mohair混紡素材のデメリットをナチュラルストレッチ機能で打ち消した「スーパー素材」なのです!!
Mohair混紡素材とナチュラルストレッチ機能のマッチングは数年前からちらほら見るようになってきましたが、ストレッチ性に関しては圧倒的にTrabaldo Tognaが優れています。
本当にかな〜〜〜り伸びます!
それでいて、上述したMohair混紡素材の特性がいささかもスポイルされていないという「さすがはトーニャ!」な素材です!
その上、Mohair混紡素材では比較的珍しい柄物も展開しているという。。。
夏でも快適な柄物スーツをお探しの方には絶対的なオススメです😉
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
「グループ写真」の上から3番目、やや青みの強いネイヴィブルーベースに明るめのブルーストライプを乗せた逸品です。
一番上のグレンチェックも至極かっこいいと思ったのですが、ここではより「ダンディに涼しげ」なこちらをセレクトしました!
クラシカルなデザインのスリーピーススーツを作って、ライトブルーのシャツ&ネイヴィブルーのネクタイ&ミッドナイトブルーのロングホーズ&ネイヴィブルーのシューズを合わせて、「涼しげにして華麗なブルーグラデーションスタイリング」を愉しみたいです😎
そう考えたら、ライニングもブルーグラデーションが必須ですよね!
LBD社のPlain & Fancy Linings収録のネイヴィブルーベースにブルーのドットライニングがいいでしょうか???
続いて収録されているのは、87% Wool + 13% Mohair(280gms)の無地です。
美しいカラーヴァリエーションが最高に素敵ですよね😉
特に上のブルー3マークはスーパーキレイではないでしょうか!?
どれも作ってみたいです。
また、Mohair混紡素材はグレイが野暮ったいカラーになることが少なくないのですが、こちらは3マーク(上から4番目から6番目まで)ともとても洗練されていますよね。
スーツはもちろんのことボトムス単品にもおすすめです。
1番下はブラックです。
品質は冒頭の4マークとまったく一緒です。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
「グループ写真」の説明では触れなかった下から2番目のダークブラウンです😎
「端正なダークブラウン無地のMohair混紡素材」って今までほとんど見た記憶がないのでとっても新鮮です!
かな〜〜〜りのダークさも素晴らしくいいですよね!!
シックなスーツを作ってよし、ブラウンというカラーを強く意識したスポーティなスタイルのスーツを作ってよし、コロニアルスタイルのブレザーを作ってよし。。。色々とイメージが膨らむ素材です。
このブラウンのナイスさはなかなか画像ではすべてをお伝えしきれないものがありますので、ぜひとも気になる方は店頭でチェックをしてみて下さい😌
次に収録されているのは100%Super 120’s Wool(230g/m)のトロピカル素材です。
今シーズンのTrabaldo Tognaは冒頭のモヘア混紡素材を猛烈にプッシュしているので、この100% Wool素材は柄物3マーク(上3マーク)+ 無地1マーク(1番下) とやや手薄です。。。
が、4マークともとても素敵なのでヨシとしましょう!
こちらももちろんEstratoなのですが、やはりモヘア混紡素材よりもわずかながら伸縮性は高いでしょうか。
という訳で、ストレッチ性を第一条件に考えていらっしゃる方にはこちらをオススメします!!
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
「グループ写真」の上から3番目です。
絶妙な濃度のグレイの上にさりげなく乗せられたブルーのストライプ。。。最高にクールではないでしょうか!?
クッキリとではなくややぼかしたように表現したストライプも極めて洗練されていますよね。
僕はダブルブレステッドのスーツが作りたいですね〜!
その際には、ストレッチ性を最大限活かすためにパンチが効いた色柄のストレッチライニングを探してくるか、(そういったライニングが見つからない場合)「大身返し&観音開きライニング」仕様で仕立てたいです😊
Trabaldo Tognaの最後は70% Wool + 30% Mohair(250g/m)の無地3マークです。
一般的にはMohairの混紡率が高くなるとウエイトが重くなるのですが、こちらは冒頭のMohair混紡素材より混紡率は高くてウエイトが軽いです。
「より細番手の原料を使っている」ということでしょうね😊
Mohair混紡素材特有の清涼感と細番手素材ならではの滑らかさを同時にお求めの方にはうってつけの素材です!
しかも、Trabaldo Tognaならではの高精度のストレッチ性も兼ね備えているので快適かつ防シワ性にも優れています。
Spring/Summerシーズン専用のスーツ向けには超優秀な素材だと思います!
無地3カラー展開のみなのは若干寂しいですが、「あれもこれも」とワガママがいえない時代ですからね、こればっかりは仕方がないです!!
カラーは上がブラックで真ん中がネイヴィブルーで下が明るめのブラックかな?と思うのですが、お恥ずかしいことに判別出来ておりません(汗)。
現在確認中ですので判明次第お知らせいたします!
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
真ん中のネイヴィブルーです。
「シックなネイヴィブルーの無地スーツを新調するのなら100% Wool(あるいはシルク混紡の)ツイル(綾織)素材だろうな」と無意識下で思っていましたが、これを見たら「Mohair混紡のトロピカル(平織)素材もいいね!」となりました。
まあ、元々はMohair混紡素材は好きなんですけれどねぇ。。。
打ち込みが強くナチュラルストレッチ機能がないmade in EnglandのMohair混紡素材はウエイトトレーニングと加齢太りで身体が巨大化・肥大化している今の僕には不向きなので「Mohair混紡素材での新調」はまったく考えていませんでした。
が、これなら良さそうです!!
落ち着いたトーンのネイヴィブルーもいいですしね😉
最後にTrabaldo TognaのEstratoの「ウリ」をもう少し付記します。
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Estratoは徹底的な生産工程の研究から薬品処理をすることなく、そしてストレッチ繊維を混紡することなく「原毛が持つ自然なストレッチ性を活かして横方向に20~30%の高いストレッチ性を実現したリアルストレッチ素材」です。
この驚異のナチュラルストレッチ性能は「繊維から糸へ」「糸から素材へ」と生産する段階段階で駆使する独自開発した技術の賜物です。
ストレッチ素材の代表格ライクラ混紡素材と異なりフィニッシング工程で黄変が起こらないため、ホワイトはよりピュアなホワイトに、メランジグレーはシルヴァーのように、ストレッチ性を保ちつつも豊かなカラー表現が出来るのもEstratoだけが持つ特徴です。
また、人や環境にとても優しいEstratoは身体に安全な反応染料にこだわって作られており、弾性繊維によって引き起こされるかゆみを起こさないといったメリットもあります。
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20年以上に渡って「ナチュラルストレッチ」にこだわり続けた「専門家」ならではの強くて深いこだわりですよね。
そのこだわりを知れば知るほど好きになってくるミルではないでしょうか😌
Dragoの最初に収録されているのは ↓こちら↓、現在終わりつつあるAutumn/Winterシーズンでも高い人気を誇ったSkyfallです!
映画「007 Skyfall」で主演したDaniel Craigが着用したスーツにDragoの素材が採用されたことで商品化されたコレクションです。
品質は100% Super 180’s Wool(296g/m)です。
カシミアにも匹敵する14.5μの超極細原毛を使用しながらもしっかりとした目付と少しフレスコにも近い感触の強撚糸で織り上げられたこのSuper 180’s素材は超高級原料由来の「贅沢な肌触り」とともに「丈夫さ」「シワになりにくさ」「ナチュラルなストレッチ性」にも優れています。
まさにエレガントにハードアクションもこなすJames Bondに相応しい素材ですよね!
こちらはそんなSkyfallの柄物シリーズです。
Autum/Winterシーズンのコレクションもそうでしたが、007ということでかなり「英国調」を意識した色柄になっていると思います。
それでいながら野暮ったさ皆無、これだけの洗練さを持っているのはさすがはDragoといったところでしょうか。
昨秋はあっという間に狙っていた複数マークが完売となってしまい作れなかったので、今春は早めに作りたいと思います!
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
イチオシ。。。というかニオシになってしまいました。
どうしてもどちらかに絞れなかったので。。。
すみません(汗)。
でも、僕が絞り切れないのも納得なほどにどちらも甲乙付け難いナイスストライプですよね!!
思い切って2着作ってしまうか、ネイヴィブルーでスーツをライトグレイでボトムスを作るか、悩みます。。。
後者(スーツ + ボトムス)はネイヴィブルーのスーツを時々セパレートして、ライトグレイのボトムスとセットアップ使いしようという目論見です😎
その場合、ネイヴィブルーは最近お気に入りのテイパードシルエットのボトムスにして、ライトグレイは久し振りにワイドパンツにしようかしら???などとも思っております。
でも、これ。。。
他の色柄、特に上のグレンチェック4マークも相当にいいんですよね!
本当に悩みます!!!!
いずれにしてもこのバンチブック収録の「キングオブイチオシ」はこちらです👑
次に収録されているのはSkyfallの無地です!
無地もとってもナイスなんですよね〜〜〜!!!!
どれもナイスカラーなのでまったくもって困りますね(笑)。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
この繊細なカラーニングのブルーグレイは最高に絶妙、本当にいいカラーです!
絶対的にスリーピーススーツがオススメです!!
ストライプよりまずはこちらを作ってみようかな?と思ったりもするのですがモタモタしているとまた完売してしまいますからね、どれで作るか早めに決めようと思います!!!
最後にDragoの「その他諸々」をまとめてご紹介します!
上2マークは100% Super 130’s Wool(245g/m)のSwingです。
その名の通り「この素材で仕立てたスーツを着たままゴルフのスウィングが出来る」ほどのストレッチ性に恵まれたハイパフォーマンス素材です。
ツイル組織ならではの豊かな光沢も魅力です!
その下2マークは100% Super 130’s Wool(245g/m)のVantageです。
ヴィンテージ風なカラーリングがとてもクールなハウンズトゥース2マークです。
その下2マークは100% Super 110’s Wool(265g/m)のBlue Feelです。
Blue Feelはナチュラストレッチ機能に防シワ機能・防汚機能・撥水機能・遮熱機能を加えたスーパーハイパフォーマンス素材です。
強撚糸ならでは高い通気性と豊かなシャリ感も特徴です。
日本の厳しい夏でも比較的快適に着用可能だと思いますよ😊
1番下は詳細情報がないのですが100% Super 120’s Wool(215g/m)のネイヴィブルー無地です。
とろりとした肌触りと極めて軽いウェイトが魅力のトロピカル素材です。
以上です。
知れば知るほどその「ナチュラルストレッチ」へのこだわりに凄みを感じざるをえないTrabaldo Togna。
僕も必ずや作りたい銘素材Skyfallが今日ご紹介したコレクションのほとんどを占める(ので目移りしてしまう)Drago。
どちらも必見です!
ご来店の際にはぜひともじっくりご覧になって下さい。
もちろん、気になる素材の寄り画像をe-mailやSNS等でお送りすることも可能ですのでご希望があればどうぞ遠慮なくお申し付け下さいませ。
◆本日の一枚◆
昨日に引き続きBRUCE HORNSBYの2枚組アルバムSpirit Trail(1998年作品)、今日はDisc 2です。
昨日は「確かDisc 2の方が好みな記憶がある」などと書きましたけれどDisc 2も極上でした!
というか、超久し振りに聴いたのですがまったく記憶にある楽曲がないのでもしかしたら。。。
購入してから数回しか聴いていないのかも知れません。。。
だとしたらなんと勿体ない!!
という訳で今日は耳をかっぽじって愉しみましょう!!
では、6曲目に収録されているFunhouseをライヴ動画でどうぞ。
素晴らしい!
13th. Feb. 2022
Ryoji Okada