昨日は二軍戦含めてNPBはお休みだったのでMLBとNBAに注目しました⚾️🏀
MLBでは元カープの鈴木選手が豪快な3ランホームランを放ちました!
まだ始まったばかりですが、打率 .375/OPS 1.288とNPB時代と変わらぬ躍動をしております。
きっちりフォアボールを選び、見逃し三振を喫しているところも鈴木選手らしいでしょうか(笑)。
いずれにしても、更なる活躍に期待したいですね。
そして、NBAのRSは昨日で終了しました。
明日からはいよいよ本番(?)、ポストシーズンが開幕します。
まずはPO最後の2枠を決めるPlay-In Tournamentからスタートです。
僕が応援している2チームはそれぞれMILがEC3位、DALがWC4位でRSを終えたのでもちろんPlay-In Tournamentはなし、Playoffs 1st RoundでMILがCHIを、DALがUTAを迎え撃つことになります。
MILは最後のゲームで勝てばEC2位だったのですが、EC2位になってCLE@BKNの勝者(というより恐らくBKN)と対戦するよりCHIの方がよかった感じもしますね。
DALはUTAを撃破しても次は恐らくPHXですからね、なかなか厳しいとは思いますが今のチームならミラクルが起こせるかもしれません!!
期待したいです。
Go! SEIYA!
Go! BUCKS!
Go! MAVS!
ところで。
「昨日」といえば。
昨日に引き続いて新作バンチブックをご紹介します!
14回目となる今日ご紹介するのは「S社さんが独自編集したItalian JecketingsコレクションWarp & Weft」です。
Warpは英語で経糸(タテイト)を意味しWeftは英語で緯糸(ヨコイト)を意味します。
独自編集のバンチブックとしては最高のタイトルかもしれませんね!
そういえば、A WORKROOM時代からご愛顧下さっているお客様の中には「Warp & Weftという名前のテイラーがあった」ことをご記憶の方もいらっしゃるかもしれません!
懐かしいですね😎
それはともかく、このバンチブックにはFerla、Cerruti、Loro Piana、VBC、E.Thomas、Redaという錚々たるイタリアンミル6社の極上Jacketingが「これでもか!」とコンパイルされております!
次から次へと異なるミル、異なるクオリティのJacketingが飛び出してくるとても楽しい一冊に仕上がっておりますのでご来店の際にはぜひともじっくりと見てやって下さい。
という訳で、早速ご紹介しましょう!
↓こちら↓ です。
こちらのバンチブックにイタリアを代表するミル6社の自信作が約40マークというヴォリュームでコンパイルされております!
各社特徴が明確なミルなので、ある意味では昨日ご紹介したLoro Piana以上に「見どころだらけ」かもしれません!!
なので今日も一切の「手抜きなし」、全マークをご紹介します💪
では、実際に見ていきましょう!!
いつも通りに、まずは複数マークの「グループ」をご紹介して、直後にその中の「僕のイチオシ」をご紹介していこうと思います!
Ferla 2-1
1857年創業、SilkやMohair、Baby alpacaを筆頭にした様々な極上マテリアルを巧みにブレンドして個性豊かなジャケッティングを「発明」し続けている老舗ミルFerlaのモダンアートのような佇まいを持つサマーツイードです!
Women’sも得意としているミルならではの「他社の追随を許さない華やかな色彩と豊かな表面感」がFerla最大の魅力です!
このサマーツイードも「さすがFerla!」な逸品、素晴らしくクリエイティヴな素材だと思います😊
コンポジションは37% Wool + 25% Polyamide + 19% Silk + 19% Linen(320gms)です。
どれも素敵なのですが、上3マーク:ブラウン系ならば本格的なサファリジャケットを作っても良さそうですね。
ジャケット推奨なのですが。。。
個人的にはサファリジャケットとともにワイドシルエットのボトムスも作ってみたいですぅ。。。
Ferla 2-1の「私のイチオシ」は こちら です。
このシルヴァーグレイ&シャンパンゴールドにも見えるグレイ&ブラウン。。。
最強のカラーリングではないですか?
そして、Spring/Summerシーズン向けのツイードとしては今までほとんど見た記憶がないカラーリングではないでしょうか。。。
最高にクリエイティヴですよね!
上述したサファリジャケットかミリタリーテイスト香るダブルブレステッドジャケットを作りたいですね😊
そして。。。
くどいようですが。。。
ジャケット推奨素材ですが。。。
ワイドシルエットのボトムスも作りたい。。。
それをジャケットと合わせてスーツとして愉しみたいです。
でも、きっと、ボトムスの寿命は短そうです。。。
Ferlaの素材は高価ですから悩みます(汗)。
Ferla 2-2
2-1よりも一層個性が強いFerlaのJacketingです!
上4マーク:74% Linen + 26% Polyamide(390gms)のサマーツイードです。小さい豆のような大きさのネップが最高にクールですよね!
下2マーク:38% Silk + 37% Linen + 25% Cotton(280gms)のミニチェックです。少々「和」を感じさせるとっても涼しげな「顔」が魅力の逸品です。複雑な構造を持つ素材が多いゆえにウエイトが重くなりがちなFerlaのJacketingとしては軽量なウエイトも魅力でしょうか。オーガニックな佇まいも素敵ですよね😉
Ferla 2-2の「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
このネップの存在感!
堪りません!!
リラックス感あふれるゆったりサイズのノーカラージャケットを作ってみたいですね〜!
あるいは真逆の方向でクラシカルなハンティングジャケットを作っても良さそうです😊
Ferlaの素材はやっぱりワクワクドキドキさせてくれます!
でも、先日も書いた通り、まだ作ったことがないんですよね。。。
近い将来必ず作ろうと思っています!!
Cerruti 1-1
Cerrutiは1881年に毛織物産業の聖地ビエラで創業されたイタリアを代表するテキスタイルメーカーです。
前身となる企業は1770年には存在していたということですのでその歴史は250年以上にも及びます!
近年は「Natural Born Eleganceというスローガン」そのままの大変美しく優雅なコレクションを発表することでその名声を一段と高めており、今ではLoro Piana、Ermenegildo Zegna、Frattelli Tallia Di Delfinoといったトップミルに肉薄する評価を得ています。
実はCerruti、僕がこの業界に入った時にお世話になったGieves & Hawkes(やKent & Curwen)と同じく、以前から香港企業Trinityの傘下に入っているんですよね。
そして、そのTrinityが「危険」な状態にあるというニュースが年始に流れていました。。。
昨日「その後どうなったかな?」と思いwebで色々とチェックしてみましたが今のところ不明です。。。
Trinityのwebsiteも普通に機能していますし持ち直している。。。といいのですがどうなんでしょうか。
まあ、Cerrutiのような素晴らしい素材を生み出す企業はきっとどこか別の大手企業が欲しがることでしょう。
いずれにしても、250年以上にも及んでいる歴史を途絶えさせないで欲しいですね!
というCerrutiの優美なブルー系のJacketingコレクションがこちらです!
ブルー系オンリーというのが極めて潔いですよね😉
上4マーク:シャリっとしたハンドリングと上品な凹凸感が魅力のホップサックです。以前にも書いた記憶がありますが、世に流通しているホップサックは無地がほとんどなんですよね。なので、この「柄展開」は嬉しい限りです!ホップサックには珍しい、そしてNatural Born Eleganceならではのリッチ感あふれる控え目な光沢も素晴らしいです。100% Wool(270gms)です。
中4マーク:73% Wool + 16% Silk + 11% Linen(280gms)の無地です。上質なSilkならではの豊かな光沢が見事な逸品です!また、Linen混紡由来のランダムな表面感もとてもいい具合ではないでしょうか。
下2マーク:60% Linen + 40% Wool(280gms)のシャークスキンです。シャークスキンというとブラック&ホワイトやグレイ系が一般的ですがこのようなブルー系もとても端正で素敵だと思います。しっかりと打ち込んだ素材ですのでジャケットはもちろんスーツやボトムスにも「使える」素材です。
Cerruti 1-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
深いTeal(青緑)カラーがあまりにもキレイなこちらにひと目惚れをしました!
エレガントなデザインのジャケットを作ってみたいです😊
Loro Piana 1-1
各方面から「世界最高のミル」とも称賛されるLoro PianaのJacketingコレクションです。
Loro Pianaは1936年にイタリアのクアローナで創業された主に最高級カシミヤと最高級ウールを取り扱う、皆さまご存知の超名門テキスタイルメーカーです。
「最高の製品のみを保証する」という哲学のもと、「毎年総量の30~40%を買いつけているといわれるオーストラリア産トップレンジ原毛(Super 100’s以上の羊毛)」等を使用して織られている同社の素材は、長きに渡って世界中のビッグメゾンやハイブランド、トップテイラーを魅了してきました。
また、Loro Piana家に代々受け継がれてきた伝統的なファミリービジネスは9年前の2013年に大きな転換期を迎えました。
具体的には「あの」LVMH入りを果たしたのです。
以来、プレタポルテ事業に一層の力を入れるなど企業としてのさらなる進化を図って今に至ります。
その一方で、もちろんテキスタイル事業における「長い伝統によって培われた物づくりへの深いこだわりと高い感性」はいささかも損なわれることがなく、大資本傘下に入った今も世界中の目が肥えた粋人たちから高い支持を集める素材を生み出し続けています。
上2マーク:シックで端正で深いブルーが見事なブレザー/ジャケット素材です。強くTwistした(撚った)糸を利用して織られたメッシュ組織由来の高い通気性と抗シワ性を誇るホップサック系の銘素材Twisterですね!長年に渡りLoro PianaのJacketingコレクションで主力を担っている「定番中の定番」素材ですので何度かお作りになった方もいらっしゃるかもしれません。100% Wool(270gms)です。
中3マーク:爽やか極まりないブルーとアーティステックにも見えるネップが目を惹くサマーツイードです。ネップとともにさりげなくLinen混紡素材特有のスラヴヤーンが入っているのも堪らなく素敵ではないでしょうか!56% Wool + 16% Silk + 16% Linen + 12% Polyamide(260gms)です。
下6マーク:スーツも可能なトロピカル(平織)組織のSummer Jacketingです。涼しげな「顔」と洗練されたカラーが魅力です。この画像では判別が困難です(汗)が1番上(下から6番目)のグリーンのみ(無地に見えて)チェックです。それ以外の5マークはすべて無地になります。どれも素晴らしいカラーですよね!71% Wool + 15% Silk + 14% Linen(250gms)です。
Loro Piana 1-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
このバンチブックの中で僕が一番好きな素材はこちらかもしれません!
(良き意味で)くどいほどに散りばめられているネップが最高ですよね!!
また、ブルーのグラデーションも絶妙以外の何者でもありません!!!
加えて、ブルーのトリプルウィンドウペーン両端をホワイトの細いウィンドウペーンが挟んでいるのもとってもクリエイティヴだと思います!!!!
激しく作ってみたいです。
この素材ならひとつ下にコンパイルされている同じクオリティのブルー無地をそこここに使用したロマン&遊び心あふれる1着にしたいですね〜。
絶対にかっこいいと思います😎
その他 1-1
最後にイタリアンミル3社の素材5マークをご紹介します。
具体的には「現在最も勢いのあるイタリアンミルVBC」と「洗練されたイタリア的感覚と旧き佳き英国的なモノづくりに定評があるE.Thomas」と「近年はActiveを筆頭とした高機能素材に力を入れているReda」の3社です。
1番上:VBCのサマーツイードです。高貴にして爽やかなパープルが見事な逸品です。55% Linen + 25% Silk + 20% Cotton(280gms)です。
上から2番目:E.Thomasのサマーツイードです。美しい発色のライトブルーが最高に素敵です。50% Silk + 25% Linen + 25% Wool(220/240gms)
下3マーク:ActiveシリーズのWool Knitです。Knit/Jerseyなのですごく、めちゃくちゃに伸びます!もちろん横方向だけなく縦方向にも伸びます!なのでとっても縫いにくい(笑)一方でとっても楽チンです!!Wool Knitというと冬に着るセーターを思い出しがちですがこちらの素材はかなりドライタッチかつ薄く軽いので夏場もバッチリ着用出来ると思います。アンコンストラクテッドな仕立てで作るべき素材ですね!天邪鬼な僕ですが、この素材に関しては作るとすれば「正攻法」でいきたいと思います😊 100% Super 120’s Woolです。
その他 1-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
美しく高貴、そして爽やかなこのパープル!
素晴らしくないですか??
夏場に涼しげな顔をしたダンディがこんな高貴なカラーのジャケットで颯爽と会合に登場する!
想像するだけで粋の極致ですよね。
クラシカルなデザインで作ってみたいです。
以上です。
まだまだ未紹介の新作バンチブックがたくさんありますので出来れば今週中にもう1冊ご紹介したいと思います!
乞うご期待下さいませ。
また、今日も全マークをご紹介したものの僕が撮った「集合写真」だけでは一部の素材の全貌がまったくもって確認出来ないと思います(汗)。
つきましては、ご来店の際にその全貌をぜひともじっくりと見てやって下さい。
もちろん引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っております。
例えば、「Loro Pianaの上から6番目って実際にはどんなチェックなの?」といったご質問等がありましたらどうぞお気軽にお申し付け下さいませ。
すぐに分かりやすい画像をお送りする等いたします!!!
◆本日の一枚◆
今日の「1987年音源」はDEF LEPPARDのメガヒット作品Hysteriaです。
僕が初めてリアルタイムで聴いたDEF LEPPARD音源ですね。
青春時代を思い出すな〜〜〜!
ただ、個人的には前作Pyromania(1983年作品)を相当気に入っていた(この作品はリアルタイムでは聴けなかったと記憶しています)ので、冒頭のやや静かな流れには少々がっかりした記憶があります。
あまりにゴージャスで整然とした演奏とサウンドプロダクションもあまり好きではなかったかな?
でも、完璧なまでに洗練されたモダンなハードロックアルバムを作ることこそが彼らの狙いだったようなので、僕のような極東に生きるティーンエイジャーがそう思ったのはその狙いが実を結んだことの証左だったのかもしれません。
と、少し否定的なことを書きましたが、それはあくまでリリース直後の印象で、聴けば聴くほど、シングルカットされた楽曲のミュージックヴィデオを見れば見るほど、制作/録音過程のインタヴュー等を読めば読むほど、本作の凄さがじわりじわりと染み込んできたことも記憶しています。
特に、最初はフーンという感じだった冒頭の3曲とRUN-D.M.C.とAEROSMITHがコラボレーションしたWalk This Wayにインスパイアされたという5. Pour Some Sugar On Meあたりは、すぐに超がつくほどのお気に入りとなりました。
ちなみに、前作と前々作の残り香がする8. Don’t Shoot Shotgun、9. Run Riot、11. Excitableは初めて聴いた時からお気に入りでしたし、スーパーキャッチーな12. Love And Affectionもリリース当時から大好きでしたね〜〜。
という作品ですが、改めてじっくり聴いてみたらやっぱり極上の傑作ですね!
サウンドプロダクションの好き嫌いはあると思いますが練りに練られた楽曲、緻密な演奏、効果的な演出等々、本当に素晴らしいです!!
メガヒットを記録したのも納得です。
そんな彼らですが、5月にDiamond Star Halosという新譜をリリースするようですね。
長い間DEF LEPPARDの新譜って聴いていないのですが最近はどうなんでしょうね。
という訳で2週間ほど前に先行公開された新曲Kickのミュージックヴィデオをどうぞ!
なかなかかっこいいですね〜〜〜!!!
みんなでデブっていない、どころか2人のギタリストはとってもマッチョ!なのも好感が持てます。
僕も見習わないと(汗)。
12th. Apr. 2022
Ryoji Okada