昨日のNPBはなんといっても佐々木朗投手の完全試合ですよね⚾️
弱冠20歳の投手がNPB史上28年ぶりとなる今世紀初めての快挙を成し遂げるなんて素晴らしい以外にないですよね!
しかも、64年振りにプロ野球記録を更新する13連続奪三振の新記録を樹立し、1試合19奪三振のNPBタイ記録をマークしたという。。。
しかもしかも、捕手が高卒ルーキーの松川選手という。。。
まったくもって。。。
交流戦では絶対に避けたいですね(笑)。
肝心の(?)カープは昨日も勝利しました😊
投げては遠藤投手が選手に続いてキャリア最高に近い好投を披露して今季初勝利、打ってはマムブルーム選手が値千金の一発を左翼席に放り込んでチームを引き分けを挟んでの3連勝、対T戦無傷の5勝1分に導きました。
これにてTとは既に8.5ゲーム差!?
なだけでなく、首位Gが敗れたので首位に立ちました。
まだまだシーズンは長いし、コロナもありますからこの時点であれこれ算段するのは早過ぎますが、15試合を紹介してまだ先発投手が一度もKOされていない、リリーフ陣が一度も大炎上を起こしていないというのは非常に心強いですね。
二軍でも「出番はまだか?」と準備が整いつつある投手が、先発要員で4人(マムブルーム投手・小林投手・高橋昂投手・野村投手)、中継ぎ要員で4人(ターリー投手・森浦投手・ケムナ投手・アドゥワ投手)がいますからね。
期待が膨らんでくる日々であります!
Go! CARP!
ところで。
「13」といえば。
今日は9日振りに新作バンチブックをご紹介します!
まだまだ未紹介のバンチブックが多数あるのですが、他にもお知らせしたい諸々が日々出てくるのとバンチブックのご紹介は結構労力を使うのとでここ最近は頻度が少なくなっております(汗)
ですが、出来るだけ早めのタイミングで次々とご紹介をしたい!と強く思っておりますので乞うご期待下さい😌
13回目となる今日ご紹介するのは各方面から「世界最高のミル」とも称賛されるLoro Pianaのバンチブックです。
Loro Pianaは1936年にイタリアのクアローナで創業された主に最高級カシミヤと最高級ウールを取り扱う、皆さまご存知の超名門テキスタイルメーカーです。
「最高の製品のみを保証する」という哲学のもと、「毎年総量の30~40%を買いつけているといわれるオーストラリア産トップレンジ原毛(Super 100’s以上の羊毛)」等を使用して織られている同社の素材は、長きに渡って世界中のビッグメゾンやハイブランド、トップテイラーを魅了してきました。
また、Loro Piana家に代々受け継がれてきた伝統的なファミリービジネスは9年前の2013年に大きな転換期を迎えました。
具体的には「あの」LVMHグループ入りを果たしたのです。
以来、プレタポルテ事業に一層の力を入れるなど企業としてのさらなる進化を図って今に至ります。
その一方で、テキスタイル事業における「長い伝統によって培われた物づくりへの深いこだわりと高い感性」はいささかも損なわれることがなく、大資本傘下に入った今も世界中の目が肥えた粋人たちから高い支持を集める素材を生み出し続けています。
今日ご紹介するのはそんな素晴らしきLoro Pianaの「いいところ取り」をしたバンチブック、単一クオリティではなくJacketing(ジャケット素材)からSuiting(スーツ素材)まで幅広いクオリティの素材を収録した見どころたっぷりのバンチブックです。
あまりに見どころがたっぷりなので今日は一切の「手抜きなし」で全マークをご紹介します💪
という訳で、早速ご紹介しましょう!
↓こちら↓ です。
こちらのバンチブックに60マークを超える個性豊かな極上素材たちが百花繚乱しております!
ご来店の際にはぜひとも手に取ってご覧下さい😊
では、実際に全マークを見ていきましょう!!
いつも通りに、まずは複数マークの「グループ」をご紹介して、直後にその中の「僕のイチオシ」をご紹介していこうと思います!
冒頭には優美極まりない涼しげなJacketing 8マークが収録されおります。
ご覧の通り大胆にして繊細なカラーリングが魅力のJacketingです!
なんだかどれもこれも作ってみたくなるのは「さすがはLoro Piana!」といったところでしょうか。
織り方に多少の違いはありますが、品質はいずれも49% Wool + 30% Silk + 21% Linen(230g/m)です。
上述の通りどれも作ってみたくなりますが、個人的にはSilkの贅沢な光沢がより際立つツイル(綾織)組織の5マーク(上から2番目から6番目)が特に好きでしょうか😊
逆にLinenのカジュアル感や軽快さが一層際立っている他の3マークも(1番上と下2マーク)捨てがたい魅力がありますけれど。。。
この8マークから「僕のイチオシ」をセレクトするのは超至難の業ですね〜〜〜。
が、敢えてセレクトするとすれば!
Jacketingの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
深みのある美しいレッドと端正なネイヴィブルーのコンビネーションが見事過ぎるオーヴァーペーン素材です!
間違いなくスーパーにシックでエレガントでさりげなくセクシーなジャケットが仕上がると思います。
「シングルブレステッド3ボタン + 3パッチポケット(アウトポケット) + マザーオブパール(白蝶貝)ボタン」といった感じで軽快なジャケットを作るのが「正攻法」だとは思いますが、ワイドラペルのダブルブレステッドジャケットを作っても良さそうに思います😊
いずれにしても、ホワイトやブルー系のコットンあるいはリネンパンツからワイドシルエットのミリタリーパンツまで様々な着こなしが楽しめる1着に仕上がりそうです。
これは作りたい!!!
続いてジャケット単品を作っても良さそうな無地のSuiting 6マークです。
さりげない表面変化を持った「とにかく上質な無地」です。
静止画像でもいかにも高級そうな「顔」と豊かな光沢がお分かりだと思います。
もちろん僕が撮った写真でその全部をお伝え出来る訳はないのですが。。。それでもかなり伝えられていると思います!
上3マーク:ホップサック調の織りが「優雅な中に適度なカジュアル感を醸し出している」ブルー無地3マークです。品質は100% Wool(250g/m)です。ナチュラルストレッチ表記はありませんが、バスケット織・メッシュ織のような組織ゆえストレッチ性に恵まれているのも嬉しい限りです!
下3マーク:「経糸(タテイト)と緯糸(ヨコイト)に異なるカラーの糸を使用すること」で生まれる「複雑かつ繊細なカラー表現/玉虫効果/ダブルフェイス構造」を特徴に持った極めて優雅で美しい素材です。いわゆる「Solaro/ソラーロ」と呼ばれる素材の一種ですね。Solaroのルーツに想いを馳せてコロニアル調のスーツやサファリジャケットを作ってよし、軽快でモダンなジャケットを作ってよし、バルマカーンコートを作ってよしの逸品です!この3マークは後述するAustralisというレンジの素材で品質は100% Super 150’s Wool(230g/m)になります。
無地6マークの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
爽やかにして知的なブルーがとてもスタイリッシュな素材ではないでしょうか!
絶妙なブルーグラデーションが本当にキレイです!!
これだけ爽やかで知的でキレイな素材だとやっぱりあまり変なことをしない(笑)で作るのが「吉」でしょうね。
とも思いますけれど。。。
「ピークトラペル + シングルブレステッド1ボタン + ハッキング/スランテッドポケット + カッタウェイフロント + ターンナップカフスつき」といったLOUD GARDEN/RYOJI OKADAらしいデザインで作るのも良さそうです!
次はAustralisレンジのウエイト250g/m素材 12マークです。
上述の通り、毎年行われているオーストラリアにおける羊毛のオークションにてトップレンジ原毛を大量に買いつけることで有名なLoro Pianaですが、その中でもより繊維の細い最高級原毛で織った素材がこのAustralisです。
こちらの12マークは250g/mと、次にご紹介するトロピカル(平織)コレクションより20g/mだけウエイトがあります。
どちらかといえば、Four Seasonsタイプのクオリティといえるでしょうか。
具体的な品質は100% Super 150’s Wool(250g/m)です。
上3マーク:エレガントなオルタネイトストライプです。繊細なカラーリングと緻密な構造のストライプが最高に素敵です!ツイル組織ならではの豊かな光沢も見事の一語、間違いなく素晴らしくダンディなスーツが仕上がると思います!
上から4/5/6番目:こちらのグレンチェック3マークはトロピカル(平織)組織ですね。シックなカラーリングがとてもナイスな伝統柄だと思います!
上から7/8番目:ツイル組織の「美しきこと筆舌に尽くし難い」シャドウストライプです。ひと味、いや五味くらい違う無地系スーツをお探しの方に超オススメです。
下4マーク:完全な無地4マークです。上からチャコールグレイ、ネイヴィブルー、ダークネイヴィブルー、ブラックです。
Australis 250g/mウエイトの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
シャドウストライプのブラックです。
「未だかつてこれほどまでに美しいブラックの織柄無地素材を見たことがない!」と思うほどに極上のブラックです!
いや、本当に惚れ惚れするほどの美しさです。
これはやっぱりクラシカルなスリーピースを作るべき素材ですね!!
どこまでも贅沢で洗練された、そして上品なセクシーさに満ち満ちたブラックスーツが仕上がること間違いなしだと思います!!
同じくAustralisですが ↓こちら↓ はトロピカル素材 12マークです。
同じAustralisでもこちらはトロピカル素材なのでとても涼しげな「顔」に仕上がっていますよね😊
いずれのカラーリングも先程ご紹介したウエイト250g/mのFour SeasonsタイプのAustralisよりも軽やかではないでしょうか!
品質は100% Super 150’s Wool(230g/m)です。
上2マーク:ヴィンテージタッチのメランジがとてもいい具合のグレンチェックです。
上から3/4/5/6番目:モダンクラシックなストライプ4マークです。上3マークは2.5cmピッチとワイド巾のオルタネイトストライプでとてもカッコいいです!!が、この画像だと極めて分かりにくいですよね(汗)。。。つきましては、こちらの3マークに関してはご来店の際にご覧下さいませ😌
下6マーク:無地6マークです。上2マークはシャドウストライプ、続く3マークはドット、一番下のグレイジュは完全な無地です。
こちらのAustralisトロピカルシリーズにはネイヴィブルーやチャコールグレイといったクラシカルカラーの完全な無地はご用意がありません(汗)。
ですので、クラシカルカラーの完全な無地はひとつ上でご紹介したツイルか次にご紹介するZelanderからお選び下さいませ。
Australis トロピカル素材の「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
ドット調織柄無地3マークです!
小さめで品のあるドットがとてもいい感じですよね!!
こちらも「さすがはLoro Piana!」といったところではないでしょうか😊
変化に富んだ無地スーツ/ジャケットをお探しの方にぜひともオススメしたい素材です。
上からブルー、ネイヴィブルー、ブラックです。
Zelanderです。
Zelanderとは原料の産地を意味しています。
具体的にはニュージーランド産のスーパーファインメリノウール原料を使用したビジネススーツ用コレクションです。
「ん、AustralisもZelanderも名前の由来は分かるけれど、正確にはAustraliasとZealanderが正しくない?」と思う方もいらっしゃると思います。
確かに!
が、これは僕の書き間違えではなく、Loro Pianaの素材に関してはAustralisとZelanderが正しいです。
イタリア語でニュージーランドをNuova Zelandaと書くことやレジスター登録のしやすさを考えてZelanderという名前をつけようです。
そして、デビューが先だったZelanderに倣ってAustralisも敢えてこのようなひと工夫した「ブランド名」を付けたのでしょう。
このZelanderですが、具体的にはいわゆるフレスコタイプの素材になります。
中番手&強撚糸を使用した「抗シワ性」「通気性」「耐久性」に優れた素材ですね。
艶っぽい素材がお好みでない方でも安心してご着用いただける光沢のなさもこの素材の魅力のひとつだと思います。
上8マーク:Zelander Z-twistです。従来のZelanderをより高精度にした左撚り、いわゆるZ撚りの糸を使用したZelanderですね。スーツはもちろんジャケット単品あるいはボトムス単品にもぴったりな清涼感あふれる素材です!
下4マーク:従来のZelanderです。力強いストライプ2マークと無地2マークの4マーク展開です。
品質はいずれも100% Wool(270g/m)です。
Zelanderの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
無骨に見えて洗練された絶妙なチェックが魅力の逸品です!
上述の通り、シワになりにくく通気性に富んでいて丈夫という特徴を誇る素材ですのでご出張が多い方やご旅行でもスーツ/ジャケットを必ず着て/持って行くという方にぜひともオススメしたいですね😌
特にこのチェックでしたら、スーツではもちろんのこと上下をセパレートしてジャケット単品あるいはボトムス単品でも間違いなく「使える」1着が仕上がると思います!
いや、このチェックでなくても全マークそうかな?笑
いずれにしてもご出張やご旅行のお供に最高のパフォーマンスを発揮するスーツ/ジャケット/ボトムスが仕上がる素晴らしい素材です。
僕も作りたいです!
最後はこちらの11マークです。
11マークとも2021 Spring/Summerコレクションからサヴァイヴした素材たちです😎
上4マーク:数年前までLoro PianaのSuitingの主力だったFour Seasonsです。ヨーロッパでは文字通りFour Seasons(日本では盛夏を除くオールシーズン)着用可能なクオリティですね!クリアカットのツイル素材で品質は100% Super 130’s Wool(250g/m)です。繊細で色気のある色柄がいかにもLoro Pianaらしいですよね!
下7マーク:先にご紹介したZelanderより薄く軽いトロピカル素材Zelander Dreamです。特徴は美しい発色と豊かな柔軟、そして高い堅牢度です。
どれも素敵なのですが、イチオシはZelander Dreamからセレクトしたいと思います!
Zelander Dreamの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
いかにもイタリア人好みな美しいブルーをベースとしたウインドウペーン素材です。
少々複雑な構造のウインドウペーンもLoro Pianaらしくていいですよね!
クラシカルでエレガントなスリーピーススーツを作ってみたいです😊
以上です。
Loro Pianaの素材はやはりその質感の素晴らしさにこそ真骨頂があると思います。
つきましては、ご来店の際にはぜひともじっくりと見て、触って、仕上がりをイメージしてみて下さい。
もちろん引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っております。
例えば、「Jacketingの上から3番目ってどんな色柄?」といったご質問等がありましたらどうぞお気軽にお申し付け下さいませ。
すぐに分かりやすい画像をお送りする等いたします!!!
◆本日の一枚◆
今日の「1987年作品」はSAMMY HAGARのI Never Said Goodbyeです。
VAN HALENに電撃加入して傑作5150(1986年作品)を発表した翌年に朋友EDWARD VAN HALENを共同プロデューサー&ベーシストとして招いて作成したアルバムですね。
Geffinに残っていた契約を消化する意味合いもあった作品のようですが、これがまた高水準のハードロックアルバムなんですよね〜〜〜!
波に乗っている男は違うぜ!といった感じでしょうか。
ちなみにこの人はVAN HALEN加入以前からアメリカではかなりビッグな存在で、記憶によれば1985年頃の雑誌FMステーションで「日本で最も過小評価されているアメリカンロッカーのひとり」「ライヴの動員数は全米トップクラス」的な記事が掲載されていました。
だからなのか分かりませんが、リリース当初は「ヘイガーUSA」という謎の邦題がつけられていました(笑)。
まあ、自称の部分もありますけれどVAN HALEN加入前からVOA(Voice Of America)と称賛されていたロッカーですからね、そして5150はVAN HALENが初めて全米チャートのNo.1に送り込んだアルバムですからね、悪くないタイトルかもしれません。
そんな本作ですが、濃厚でエモーショナルでキャッチーなハードロックソングがてんこ盛りの好アルバムに仕上がっています。
僕は特に4. Boy’s Night Out、5. Returning Home、(6. Standin’ At The Same Old Crossroadsからの)7. Privacy、9. Eagles Flyあたりが好きなのですが、気合十分のオープニングトラック1. When The Hammer Falls、シングルカットされてスマッシュヒットを記録した3. Give To Live、キャッチーなBack Into Youあたりも上々の仕上がりではないでしょうか。
時代背景もあってあまりに洗練されているきらいはありますけれど、つまるところ本来のSAMMY HAGARらしくもう少し奔放な方が僕好みですけれどかなりの好作品だと思います!
重厚でメロウなミディアムチューンのこの曲 2. Hands And Kneesも良曲ですよね!
楽しい動画もナイス!
11th. Apr. 2022
Ryoji Okada