今日の午後に新井新監督の就任会見が行われます。
第一声が楽しみですね!
そして、明日はドラフトに向けたスカウト会議が行われます。
既に複数の球団が1位指名選手を公言していることもありので明日には最終的な方針が決まることでしょう。
なにしろ4年連続Bクラスですからね、補強ポイントがたくさんあることは間違いありません。
が、指標的に問題が多いのは圧倒的に投手陣です。
ですので、個人的には吉村投手(東芝)や曽谷投手(白鴎大)といった即戦力投手を1位指名して欲しいですね。
ただ、「右の大砲を!」という報道もあったので森下選手(中央大)あたりもあるのかもしれません。
とはいえ。。。
投手指標は壊滅的ですし、大瀬良投手や九里投手が衰えつつありますし、森下投手は3年連続で投げ過ぎの感がありますし、床田投手が怪我からどこまで回復できるのか未知数ですし、栗林投手もいつ壁にぶち当たるかわかりません。
そして、昨年のドラフト1位黒原投手はフェニックスリーグにも秋季練習にも参加していないようなので復帰の目処が立っていないのだと思います。
また、ルーキーで今シーズン最も活躍した松本投手にスキャンダルが出ているようなのも心配です。
ということはやっぱり、昨年のように1位は即戦力投手、2位は評価が高かった野手が指名できる場合を除いてはこれまた投手がいいような気がします。
ちなみにドラフト会議は10.20 Thuです。
これから1週間とちょっとの間はGMになったつもりであれこれ妄想を楽しもうと思います😊
ところで。
「1週間とちょっと」といえば。
山のように入荷している新作バンチブックですが、ご紹介が1週間とちょっと滞りました(汗)。
遂にReversible tote bagsの既製品が仕上がったり(現在在庫はc/# black/grey/redの1点のみです。再生産を予定しておりますのでc/# khakiはご予約も可能です)、“Option free campaign for made-to-measure shirts” が始まったり、オーダーメイドシャツ用の新作素材が入荷したりと色々あったので「そちらを優先した」という明確な理由があるとはいえ、少なくともあと10冊はご紹介したいバンチブックがあるのでもう少し頻度を上げないとですね。。。
ここ最近は相当バタバタしているので、そして中途半端なご紹介だけはしたくないので毎日という訳にはいきませんが、「最低でも週に2回」はご紹介ができるように頑張りたいと思います。
乞うご期待ください!
12回目となる今日は “Suit: Italian Contemporary” という名前がつけられたバンチブックをご紹介します。
文字通りモダンな素材を得意とするイタリアンミルのSuiting(スーティング:スーツ素材)だけがコンパイルされたバンチブックになります。
具体的にはMarlane、Angelico、Sondrio、Olmetexの素材がコンパイルされています。
確かな個性を持った洗練された素材ばかりですので、ご来店の際にはぜひともチェックをしてみてください。
もちろん引き続き、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っております。
気になる素材があってご来店が難しいようでしたらぜひぜひお気軽にご連絡をくださいませ。
ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします😊
では、全マークをじっくりご覧いただきます!
今日もまた皆さんが「おっ!?」と思う素材がありますように!
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。
高級感あふれるディープグリーンのカヴァーに負けず劣らずとてもナイスコレクション仕上がっております。
Marlane、Angelico、Sondrio、Olmetexともにプライスが比較的控えめというのも嬉しい限りです😌
いつものようにまずはグループでご紹介してその後に「僕のイチオシ」をご紹介していきます。
極めて優れたコレクションなので、上述のとおり魂を込めて全マークをご紹介します!
まずはMalraneからご紹介しましょう!
冒頭に収録されているFioreです。
Marlaneが満を持して今シーズンリリースした最高級コレクション、イタリア語で花を意味するとても華やかな無地シリーズがこのFioreです。
Fiore限定で特別に開発されたカラーバリエーションがまずもって極めて魅力的ではないでしょうか。
また、「高級原毛:Super 120’s由来のキメ細かで柔らかなタッチ」と「強く打ち込んで高密度に仕上げた故の豊かなハリと美しいドレープ」も素晴らしいの一語です。
Marlaneが「特別な一着を仕立てるためのクオリティ」と自信を持ってリリースしたのも納得の逸品です。
品質は100% Super 120’s wool(370g/m)です。
高密度ならではの見た目よりかなりヘヴィなウエイトとヴィンテージタッチのややドライなハンドリングも秀逸極まりありません!
ナチュラルストレッチ機能がついているのもナイスです。
ちなみにMarlaneとはこのようなミルです。
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Marlane(マルラーネと読みます)は1952年創業のMarzottoグループに属する中高級テキスタイルメーカーです。
イタリアのビエラ地方にコントロールオフィスを持ち、Marzotto本体とは一線を画し同じく傘下のGuabelloやSondrioとともに独立運営されています。
上品な艶と独特のソフト加工による柔らかな風合いを特徴に持つSuper 100’S〜120’SのウーステッドSuitingが主戦力ですが、昨今では強力なストレッチ素材やエコフレンドリー素材といった今日的な素材も多く手がけています。
比較的リーズナブルなプライスも魅力のひとつです。
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Fioreの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
この美しくも深いワインレッドよ!
すご〜〜くいいですよね!!
僕はこの素材でダブルブレステッドのブレザーが作りたいです。
その際にはこのワインレッドのひとつ下にコンパイルされているテラコッタカラーでボトムを作ってもいいかもしれませんね。
ワインレッドのブレザーとテラコッタのボトムスって最高に粋なコンビネーションだと思います!
続いて100% Woolとは思えない高いストレッチ性を誇るExtenderです。
“Power Stretch” と自認するほど驚異的なストレッチ性を持った100% Wool素材、「素晴らしく快適な着用感」と「天然繊維にしか出せない上品な風合い」を併せ持ったMalraneのスマッシュヒット素材です。
でも、この素材の魅力はそれだけではありません!
抗シワ機能、撥水機能も持っているのであります!!
コロナ禍が収束に近づいている今日この頃です、ここ最近ご出張が増えた方/増える方もいらっしゃると思います。
そんな方にぜひともオススメしたい至極優秀な素材です。
品質は100% Super 100’s wool(280g/m)です。
クリアカットのツイル組織でウエイトが280g/mですからシーズンカヴァー率もかなり高めなのも嬉しいところです。
具体的にはヨーロッパならFour seasons扱い、日本だと盛夏を除くオールシーズン的な素材です。
Spring/Summer向けのExtenderも存在するのですが今春はほぼ全マークが早期に完売になりました。
その人気も納得です。
という訳で、気になる方はぜひともお早めにお願いいたします!
上:モダンクラシックなチェック5マークです。
中:これまたモダンクラシックなストライプ5マークです。
下:イタリアンミルらしい繊細なカラーリングが魅力の無地6マークです。
Extenderの「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。
上のベイジュでややスポーティなシングルブレステッドスーツを下のグレイでボトムスを作りたいです。
このパターンで作っておけば2泊3日の出張は「無敵」だと思います。
例えば、初日はスーツ、2日目はボトムスを変えることでジャケット&ボトムス、3日目は再度スーツという感じでイケますもんね!
しかも素材が快適極まりないExtenderですからね、ますます無敵ではないでしょうか!
その「発展形」で、いずれの素材でもスーツで作っておけば「スーツ×2 + ジャケット&ボトムス×2」の4パターンスタイリングもできますね。
その場合はどうでしょう。。。
きっと1週間程度の出張ならばその2着で回せるはずです!
次は「高級感重視」のVaticanaです。
このVaticanaは原料の高騰でより希少価値が高まってきた17.5μ(マイクロン)の超ハイクラス原毛を贅沢に使用したMarlaneのトップコレクションです。
高級感あふれる佇まいと、ご覧の通りひとひねり効いたクラシックな色柄が魅力です。
品質は100% Super 100’s wool(270g/m)です。
上:洗練された伝統柄の5マークです。
下:地組織の無地5マークです。下から2番目のミニヘリンボンはブラックです。
Vaticanaの「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。
この色気溢れるキレイなブルーに惚れました!
流石にウインドウペーンとストライプをセットアップで作るのは無茶な気がしますので、このどちらかでクラシカルなスリーピーススーツが作りたいですね。
皆さんはどちらがお好きですか?
僕は。。。
多分。。。
悩みに悩んでウインドウペーンをセレクトするだろうなぁ。。。
Angelicoです。
クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のイタリアンミルAngelicoが「これぞ世界基準!」という自負とともにリリースしたFour seasons suiting(日本では盛夏を除くオールシーズン)がこのUniversalです。
Angelicoらしい少しひねった色柄がとても楽しいコレクションだと思います!
特にチェックはどれも素晴らしいと思います。
品質は100% Super 100’s Wool(260g/m)です。
上:珠玉のチェック6マークです。
下:無地12マーク(上から3番目だけはストライプでした汗)です。
Angelicoの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
遠目には無地に見える控えめなウインドウペーン。
絶妙なトーンの端正で知的なブルー。
ジャケット単品でも使えそうな凹凸のある表面。
3拍子揃った秀逸な素材だと思います!
少しカジュアルっぽいディテイルを持ったスーツを作ってみたいですね。
それで、ジャケットとボトムスを時々セパレートにしても愉しみたいです。
最後はSondrioとOlmetexです。
いずれもコットン素材ですが厚手(上4マーク)とやや薄手(下3マーク)と明確な「違い」があります。
上:数多くのメゾンブランドが顧客でもあるイタリアを代表する名門コットンメーカーSondrioの温かみ溢れる微起毛ツイル無地です。品質は98% Cotton + 2% Polyurethane(430g/m)です。Polyurethane混紡なのでかなりのストレッチ性を誇ります。
下:最高級シルク生産地として有名なスイス国境付近にあるイタリアの街コモを本拠地とするOlmetexの高密度コットンGloveです。GloveはOlmetexのアイコン的ボディであり、英国の老舗アウターブランドも定番的に採用している名素材です。スーツとしてはもちろんコートにも◎です。品質は100%(330g/m)です。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
Sondrioの1番上:テラコッタカラーです。
昔、GIEVES & HAWKES時代にこのタイプの素材で仕立てたスーツを愛用していました。
当然もうないのですが、原点回帰で改めて作ってみたいです!
以上です。
次回はジャージー素材かErmenegildo Zegnaかそれ以外か。。。
考え中です!
乞うご期待ください。
◆本日の一枚◆
今日もBRUCE SPRINGSTEENのLetter To You(2020年作品)を。
久しぶりに聴きましたけれど本当によくできた快作ですよね!
非の打ち所がない大人のR&Rアルバム。
同時代に生きたこと、たくさんのアルバムをリアルタイムで堪能できたこと、一度だけだけれど生ライヴを観ることができたこと等々に感謝の気持ちでいっぱいです。
新譜も楽しみ極まりないです!
では、本作の中で僕が特に好きな曲のひとつ9. If I Was The Priestをどうぞ。
素晴らしい曲ですよね!
ちなみにこの曲は1970年代初期に作られた未発表曲です。
僕が生まれた頃、つまり50年以上も前にこんな名曲を書いているBOSSはやっぱり偉人ですね。
12th. Oct. 2022
Ryoji Okada