明日から首位Tとの3連戦@マツダスタジアムが始まります。
先月の後半だったかな、オールスーター明けくらいでした。
この3連戦を念頭に新井監督が語った「勝負どころは8月中盤。そこでバーンと頑張ってもらう」という話が報道されました。
あのタイミングは10連勝中のことだったので、「勝ち負けに一喜一憂しない」「順位は気にしない」「連勝はいつか止まるもの」という意味合いが大きかったとは思います。
が、今から思えば先月末のTとの3連戦@甲子園で一気に飲み込まれてしまい1勝もできなかったのが今の悪い流れを決定づけてしまったようです。
僕も「甲子園では1勝2敗でOK。2勝1敗なら99点。もちろん3連勝できたら嬉しいけれど。。。」といった内容をこのDiaryで書いた記憶があります。
僕の考えは間違っていたようですし、新井監督の勝負勘も甘かったようですね。
どうやらあの3連戦は死ぬ気で、最低でも目先の1勝をもぎ取るのが正しい選択だったようです。
まあ過ぎたことは仕方がない。。。
ポジティヴなのはいいことですし、選手のことを庇う姿勢も素敵だと思います。
が、ここまでうまく噛み合わなくなっている現状です。
そして、「間もなく戦列復帰できる!」という主力がほとんどいない上がり目が少ないチーム状態なのが実情です。
ここからどうやって巻き返して2位を死守するのか。
あるいはもう一度、猛追してTを少しでもヒヤリとさせるのか。
新井監督が見込んだ勝負どころがきましたので手腕を楽しみにしたいと思います!
そして、T戦の初戦に先発起用される大瀬良投手の挽回にも期待したいです!
Go! ARAI!
Go! OHSERA!
Go! CARP!
ところで。
「3」といえば。
引き続きオーダーメイドシャツ用の新作素材をご紹介します!
3回目となる今日から我が国製素材、made in Japan素材のご紹介を始めます🇯🇵
その初日は。。。
やっぱり「国産素材の最高峰コレクションThe Royal Caribbean Cotton」ですよね!
何度もこのDiaryにて書いている通り、The Royal Caribbean Cottonには「肌触りが抜群にいい!」「この素材でないとダメだね」と仰ってくださるファンの方がたくさんいらっしゃいます。
実に手間のかかるこだわりの工程を経て作られている素材なのでそれも納得なのですが、その素晴らしさをまだご存じない方が多数いらっしゃるのもまた事実だと思います。
つきましては、ご来店の際にぜひともその優れたクオリティをじっくりとご確認ください。
*こだわりの工程等は最後にご説明します
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っております。
その際には個別画像左上に記します品番にてご依頼ください。
では、早速ご紹介しましょう。
今回入荷したThe Royal Caribbean Cottonの新作は ↓こちらの9マーク↓ です。
左の3マークが経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに100番手双糸(ソウシ)を基本としたSiver Lineの新作で、右の6マークが経糸・緯糸ともに120番手双糸を基本としたGold Lineの新作です。
ただ、後者(Gold Line)の右4マークは1.5年前から展開がスタートした目玉素材(のひとつ)であるAmerican Sea Island Cottonコレクションの新作なので糸番手は異なります。
*具体的な糸番手等は個別説明にてご紹介します
数年前までのThe Royal Caribbean Cotton Gold Lineは「経糸・緯糸ともに120番手双糸を使用した生真面目なクラシック柄のドレスシャツ向け素材」だけがコンパイルされていましたが、ここ最近はこういったより付加価値の高い希少な新作も投入されるようになりました。
かような「一定の場所にとどまらず前に進む姿勢」。
やっぱり大事ですよね!
それが証拠にここ最近、The Royal Caribbean Cottonをオススメする頻度がより増加している気がしますし、ご注文自体も確かに増えています😊
僕も大いに見習わなくては(汗)!
では、「個別画像」とともにご説明をしていきましょう!
上:FM 84713/中:FM 84714/下:FM 84715
優雅な光沢ときめ細かな「顔」、そしてオックスフォードならではのサラリとした肌触りが楽しめる「最もエレガントなオックスフォード素材」と称されるロイヤルオックスフォードです。
トラディショナルなオックスフォード素材だとカジュアル過ぎる。。。
クラシカルなポプリン/ブロード(平織)素材だとカチッとし過ぎる。。。
その間くらいの素材ってないの?
という方にぜひともオススメしたいドレス/カジュアル兼用のハンサムシャツにぴったりな素材です。
上:「基本のキ」ホワイトです。
中:爽やかなサックスブルーです。
下:優しいピンクです。
上述の通りドレス/カジュアル兼用のハンサムシャツが「本命」だと思います。
具体的には「ユーロクラシックワイドスプレッドカラー + 大丸シングルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ ポケットレス仕様」といったデザインでしょうか。
が、敢えてカプリシャツを作ったりするのもアリじゃないかな?と思ったりもします。
ちなみに僕はピンクでモダンクラシックなドレスシャツを、具体的には「ラウンドタブカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント(比翼仕立)+ ポケットレス仕様」といったデザインのシャツを作ってみたいです。
いずれの場合でもボタンは二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタンがいいと思います。
こちらはThe Royal Caribbean Cotton Silver Lineの定番クオリティ:経糸・緯糸ともに100番手双糸使いの100% Cottonです。
いや、しかし、本当にキレイなオックスフォードですよね〜!
オーダーメイドシャツ:¥17,600~
上:FM 85615/下:FM 85616
極めて上品で端正なストライプ素材です。
こちらの2マークはベースの組織がポプリン/ブロード、ホワイトストライプの部分だけがサテン(朱子織)で織られています。
その組織変化により「豊かな立体感」と「サテン部分の美しい光沢が際立つ効果」が生まれています。
また、さりげなく2カラーを使ったストライプもとても洗練されていると思います。
上:ブルー系のストライプです。
下:ブラウン系のストライプです。
どちらも甲乙付け難い逸品ですが。。。
僕なら上のブルー系で作るでしょうか。。。
「ワイドピンホールカラー + スクウェアフレンチカフス + フライフロント + ポケットレス仕様」でダンディにキメたいですね!
ボタンは二重タライデザインのマザーオブパールボタン、カラー&カフスはポプリン/ブロードのホワイト無地にしたいです。
素晴らしく知的なストライプ素材!
オススメです。
こちらはThe Royal Caribbean Cotton Silver Lineの定番クオリティ:経糸・緯糸ともに120番手双糸使いと思いきや、経糸は120番手双糸で緯糸は70番手単糸でした。
70番手単糸ということは140番手双糸と同じ細さということですね。
なるほど、それゆえの際立つソフトさなのですね!
品質は100% Cottonです。
オーダーメイドシャツ:¥19,800~
上:FM 85813/下:FM 85814
その上質なシルクのごとき光沢と繊細な柔軟性から「奇跡の綿花」とも呼ばれるAmerican Sea Island Cottonを使用したマイクロツイル(綾織)素材です。
この2マーク(プラス下でご紹介する2マーク)の入荷でAmerican Sea Island Cottonコレクションは、オックスフォードが8マーク(無地4マーク+ストライプ4マーク)、ポプリン/ブロードの無地が2マーク(ホワイト・サックスブルー)、マイクロツイルの無地が2マーク、ストライプが3マーク、合計15マークのラインナップとなりました。
15マークですからまだまだスモールコレクションな一方で、見応えたっぷりかつ(後述の通り)ロマンあふれる極上コレクションでもありますのでご来店の際にはぜひともチェックをお願いします!
ちなみに。。。
昨シーズン入荷したシャンブブレイ2マークは既に完売しております。。。
さて、Sea Island Cottonといえば、ご存知の方も多いと思いますが日本では海島綿(カイトウメン)とも呼ばれている/呼ばれていた特別な綿花です。
実は、先時代の偉人たちが苦労して開発したアメリカ産のSea Island Cottonは害虫発生の問題等があり1922年に栽培を終えました。
しかし、熱いハートを持った人々が2004年に復活を模索して研究をスタートし、13年にも及ぶ月日を経て遂に商業栽培を成功、2017年に米国産海島綿/American Sea Island Cottonが復活を遂げました!
という、ロマンあふれる背景を持った素材です。
かくかくしかじかで、American Sea Island CottonながらThe Royal Caribbean Cotton Gold Lineのブックにコンパイルされています!
手に触れてみると確かに「違い」が分かると思いますのでご来店の際にはぜひとも触ってみてください😊
ちなみに、今まではブック内で「バラバラに並んでいる」という極めて杜撰な管理をしていたのですが、前回の入荷を受けてAmerican Sea Island Cottonはひとまとめにしましたので見やすくなりました。
上:真珠のように美しいホワイトです。
下:端正極まりないサックスブルーです。
どちらのカラーも魅力的なのですが、僕はホワイトで「究極のホワイトシャツ」を作っておきたい気持ちでいっぱいです!
具体的には「クラシックワイドスプレッドカラー + 大丸シングルボタンカフス + フレンチフロント + ポケットレス仕様」で作りたいです。
ボタンはこちらも二重タライデザインのマザーオブパールボタンしかないと思います!
品質は100% Cotton、糸番手は経糸・緯糸ともに60番手単糸です。
マイクロツイル組織ならではの高貴な光沢とAmerican Sea Island Cotton特有の繊細な肌触りが堪らない傑作だと思います。
オーダーメイドシャツ:¥22,000~
上:FM 85815/下:FM 85816
American Sea Island Cottonシリーズの新作ストライプはこちら、ツイル組織のブルーストライプ2マークです。
品質は100% Cotton、糸番手は経糸・緯糸ともに60番手単糸、先にご紹介した無地2マークと同じですがこちらの方が少し「肉(厚み)」がありますね。
とはいえ、厚過ぎることはありません。
それどころか、その「肉」が、American Sea Island Cottonの「奇跡の綿花」っぷりをより明確に表現していると思います。
もう少し具体的に書くと、素材のシルキーな滑らかさが際立っていると思います。
シルクも薄いものよりある程度厚みがあった方がしっとり感が際立ちますもんね。
上:ネイヴィブルーのクラシックストライプです。
下:上品なブルーグラデーションのストライプです。
皆さんはどちらがお好きですか。
僕は。。。
下かなぁ?
モダンクラシックなドレスシャツを作りたいですね!
ちなみにこの素材。。。
本当に最高の肌触りです!
この素材が¥22,000で作れるとはそれこそ奇跡的だと思います。
超スーパーオススメです。
オーダーメイドシャツ:¥22,000~
最後にThe Royal Caribbean Cottonがいかに素晴らしいか、いかにこだわった素材かをご紹介します。
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まずは原材料です。
良質の綿花のみを手摘みで収穫、38㎜以上の超長繊維綿のみを選りすぐっております。
これが上品な光沢としなやかさを持ち自然な肌触りを感じ取ることが出来る素材の「土壌」となります。
続いてThe Royal Caribbean Cottonの最重要ポイントともいえる「ガス焼き」です。
「ガス焼き」とは、紡績の段階で「糸の1本1本を2回に分けてガス管に通して焼くことで余計な毛羽を除去する工程」のことです。
この工程により、素材の表面が均一化し染色性が向上、繊細な色合いを表現する事が可能になります。
また、糸ムラが抑えられるため素材表面が一層美しく仕上がります。
某俳優さんを筆頭にした数々のファッション上級者をも魅了してきた滑らかな肌触りと上品な光沢は、原材料の品質の高さとこのガス焼き工程に由来します。
最後に製織です。
昔ながらの低速のシャトル織機を用いて丁寧に織られていることと、製織段階での糊付けを行っていないことから素材本来の豊かな風合いを失うことなく仕上がります。
かように原材料、紡績工程、製織工程の3段階、すべてにおいてこだわりを凝縮した素材がThe Royal Caribbean Cottonなのです!
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素晴らしい!
以上です。
次回はBook Ⅰの新作をご紹介予定です。
はい、「高機能素材軍団」ですね!
乞うご期待ください。
15th. Aug. 2023
Ryoji Okada