いよいよ日本時間の今日(9.10 Fri)9:20です!
はい、NFLの開幕戦DAL@TBがキックオフです🏀
いや〜〜、楽しい季節が到来しましたね😊
カープがもう少し強ければもっと楽しい季節だったのですが(笑)。
それはともかく開幕戦はDALを応援します。
昨シーズンは大怪我で無念のシーズンを送ったD.Prescottの躍動に期待したいです!
Go! DAK!
Go! COWBOYS!
ところで。
「楽しい」といえば。
今日は諸々大変だけれどやってみるととっても楽しい「新作バンチブックのご紹介」を3日ぶりに再開します!
9回目となります今日はTallia Di DelfinoとLoro Piana、トップイタリアンミル2社のバンチブックです🇮🇹
いずれも贅沢かつクリエイティヴなスーツ素材が百花繚乱している素晴らしい内容に仕上がっております。
完全な無地素材以外は全マークご紹介します!
ので、少し長くなりますが最後までお付き合い下されば、そしてあれこれイメージを膨らませていただれば幸いです。
では早速ご紹介を始めましょう!
今日ご紹介するのは↓こちら↓の2冊です。
左がTallia Di Delfinoで右がLoro Pianaです。
上述の通りにどちらもトップイタリアンミル、巷では2社ともが「世界3大ミル」に数えられたりもしています。
その比類なき品質の高さと独創的な色柄、そして決して現状に安住することなく常に進化・革新を続けている姿勢。
高い評価も納得です。
足掛約30年と長年に渡ってこの業界で高級素材を触り続けていることに加えてどちらの素材でもスーツを作ったことがあります僕もその素晴らしさを肌身で知っております。
本当に素晴らしいミルだと思います。
そしてどちらの素材も大好きです♡
特にTallia Di Delfinoはですね、GIEVES & HAWKES時代に何度かビエラにある本社を訪問しているのと若くてハンサムな当時の社長さん(名前は失念してしまいました汗)と日本で会食(とカラオケ)を楽しんだことがあるのとでひときわ愛着があります。
という訳で左のTallia Di Delfinoからご紹介をしますね😊
まずは冒頭に収録されている3マークHoney Way “Club House”です。
Honey Wayは仕上げ工程に天然の蜜蝋を使用することで「ケミカルの不使用」や「水の使用量削減」を実現、環境への配慮を重視した最新コレクションです。
シンプルかつ上品なルックスと英国的な感性を魅力に持つこちらのClub Houseは、Honey Wayコレクションの1シリーズになります。
絶妙な濃度のカラーとさりげなく見えるダイアゴナル柄がなんとも素敵ですよね😊
415g/mというウェイトがありますのでスーツにはもちろんコートにも十分使える素材です。
スーツとコートをセットで作ってもすご〜〜〜く粋だと思います!
このClub Houseの3マークの中で僕が最も好きなのは↓こちら↓です。
英国的なデザインのスリーピーススーツが作りたいですね!
同素材でネクタイも作って4ピースにしてもいいかもしれませんね〜〜😎
その際にはシャツもライトグレイで「ライトグレイ野郎」になりたいですねっ!!
上述したようにコートも作って5ピースもアリですね😉
続いて収録されているのはArchivo 1903です。
Tallia Di Delfinoの「創業からのストーリー」を紡いだアーカイヴコレクションです。
具体的には現代的エッセンスを加えながら1960年代のアーカイヴを復刻したヴィンテージテイストが色濃いコレクションです。
「いかにも」な色柄がとってもスタイリッシュですよね!
また、最大の「現代的エッセンス」はナチュラルストレッチです。
アーカイヴコレクションにストレッチ機能を加えてしまうその発想!!
好きです😊
ちなみに上の5マークはヴィンテージテイストは色柄だけでハンドリングはかなりソフトです。
ウェイトも295g/mとやや軽めです。
一方下の6マークはかなり強めの打ち込みかつドライなハンドリング、ヴィンテージテイストはかなり強めです!
ウェイトも405g/mとスーツ素材としてはなかなかヘヴィだと思います!
もちろん僕は。。。
下の方が好きです!!
その中でも1番好きなのは↓こちら↓です。
グレイにグリーンというカラーリング、杢糸由来の独特の立体感、そして上述したハード&ドライなハンドリング。
いずれもがとっても魅力的ではないでしょうか!?
この「顔」でナチュラルストレッチというのもいいですよね〜〜〜!
1960年代のアーカイヴを復刻したということですが、僕はワイドラペルのダブルブレステッドスーツを作りたいですね😎
ボトムスもワイドシルエットにして1930’sテイストに仕上げたいです!
次に収録されているのはHoney Way “Heritage”です。
冒頭のClub Houseと同じ「仕上げ工程に天然の蜜蝋を使用するHoney Wayコレクション」のHeritageシリーズです。
ウール本来の柔らかな質感としっかりとしたウェイトでHeritage:遺産を表現しているとのことです。
1903年の創業から連綿と受け継がれてきた「最高級原料を使用し最新設備と最先端技術を駆使して最高の素材を作る」という「遺伝子」を素材で表現しようということでしょう。
モダンなタッチの伝統柄、100% Super 130’s Wool(315g/m)という品質、さりげなくも美しいミルド(毛足)加工。
かなり大仰なコンセプトですがそれが成功している(ように見える)のがTallia Di Delfinoのすごいところですよね!
どれも作ってみたいのですが僕が作るなら↓こちら↓だと思います!
温かみのあるブラウンのハウンズトゥースです。
黄味が強過ぎない上品なブラウンがスタイリッシュですよね!
考えてみたらブラウンのハウンズトゥーススーツって僕がGIEVES & HAWKESで初めて作ったスリーピーススーツ以来作っていないですね。
久し振りに作りたいな〜〜。
この素材ならジャケットやボトムスを単品使いも出来て様々な着こなしを愉しめそうですもんね!
Honey Way “Airly Flannel”です。
Club HouseやHeritage同じ「仕上げ工程に天然の蜜蝋を使用するHoney Wayコレクション」のAirly Flannelシリーズです。
とろけるような風合いと軽く柔らかな着心地が特徴的なスーパーソフトなフランネルですね!
100% Super 140’s Wool(250g/m)とかなりの細番手素材なのと同時にかなり毛足が短めなのでフランネルといってもかなり長い期間着用可能なスーツが仕上がると思います。
といういかにもイタリアンミル的な素材ながら色柄が英国調なのがいいですよね〜〜!
「本格的なフランネルはちょっと。。。でも、フランネルの毛足感はかっこいいよね!」という方にぜひともおすすめしたい逸品です。
僕は「ひとひねり」してこの2マークでセットアップを作りたいですね!
作るとすればTommy Nutterよろしく両者をあれこれミックスさせた1着を作ると思いますが、基本的には上のグレンチェックがジャケットに下のハウンズトゥースがボトムスになると思います!
しかしこの2マーク。。。
オーガニックな感触のあるカラーと柄の大きさがとってもいいですよね!
すごく気に入っています😊
Flannel 17 Micronです。
極細原毛を贅沢に使ったフランネルコレクションです。
ひとつ上でご紹介したAirly Flannelより少しだけ重い品質とよりファンシーな色柄が特徴のコレクションになります。
具体的には100% Super 130’s Wool(265g/m)とAirly Flannelより15g/mだけ重いです。
また、原料と糸番手も異なりますのでAirly Flannelより少しだけハードで若干だけ毛足が長いです。
とはいえ、かなりライト&ソフトなフランネルですね!
霜降り糸で織りなす上品かつ複雑な色調がなんとも素敵なナイスコレクションです!!
ワインレッドやモスグリーンなどきれいな無地も魅力ですけれど僕が最も気になるのは↓こちら↓です!
イタリアンミルならではの洗練されたカラーリングが素晴らしくカッコよくないですか?
ヴィンテージ素材を思わせるストライプもすごくクールだと思います!
スリーピーススーツを作りたいですね😊
Napoli 17 Micronです。
テーラーリングの名手が集う街Napoli。
そこで求められる「上質で仕立て映えのする最高級の生地を」というこだわりから生まれたTallia Di Delfinoを代表する定番コレクションです。
品質は100% Super 130’s Wool(255g/m)です。
Super 130’s Wool素材が定番とは、梳毛織物においてはSUPER120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5micron)のみを扱うという哲学を持つTallia Di Delfinoだけありますよね、さすがです!
定番コレクションだけに色柄も豊富にあります。
上のチェック、下のストライプ以外にも約20マークの無地が収録されております。
*Napoli 17 Micron以外の素材は全マークご紹介しました!
僕が特に気になる素材をチェックとストライプからそれぞれセレクトしたいと思います!
上:独特の表面感も魅力的な美しいワインレッドのウィンドウペーンです。
下:クラシカルなストライプです。
ウィンドウペーンなら「芯地・肩パッドなし&3パッチポケットのシングルブレステッドジャケット」と「ジョガーパンツ」のセットアップを作りたいです。
ストライプならクラシカルなスリーピーススーツが鉄板でしょうね!
でも、意外とこちらもジョガーパンツのスーツにしても面白いかもしれませんね😎
Tallia Di Delfinoは以上です!
Loro Pianaの冒頭には魅惑のチェックコレクションが収録されております。
Capolavoroという素材なのですが、上品で美しい色柄は「これぞ傑作!」なコレクションではないでしょうか😊
いずれもスーツにジャケットに、そしてボトムスに色々と使えそうな素材ばかりですよね。
僕が特に気に入ったのは↓こちら↓です。
野暮ったくなりがちなシェファードチェックですが絶妙なカラーリンングによって極めてモダンに仕上がっていると思います!
グリーンの上品さが素晴らしいのとブルーが極めて効いていますよね!!
モッズスタイルのスーツを作るかクラシックなスリーピーススーツを作るかかなり悩むところですけれど服になったらより素敵なのだけは間違いないと思います!!!
続いて収録されているのはこのバンチブックのメインクオリティAustralis Super 150’sです。
毎年オーストラリアで行われるウール原毛のオークションにてトップレンジの最高級品を買い占めることで有名なLoro Pianaですが、その中でも特に繊維の細い原毛を使用して織った素材がこのAustralis Super 150’s/オーストラリススーパー150です。
具体的な品質は100% Super 150’s Woolでウェイトは以下の通り250g/mと270g/mが混在しています。
上:美しいチェック9マークでウェイトは270g/mです。
中:ややラスティックな仕上げをしたストライプ6マークでウェイトは270g/mです。
下:所謂For Seasonsタイプ(ヨーロッパでいうオールシーズン対応素材/日本では盛夏を除くオールシーズン対応素材)のストライプ10マークでウェイトは250g/mです。
いずれも繊細で優雅で上品な色柄と美しい光沢が見事な逸品ばかりです!
細番手でありながらもしっかりした打ち込みのある素材ですので比較的シワになりにくいのも嬉しい限りですね😊
では、チェックとストライプのお気に入りを「寄り画像で」でご紹介します!
上:グレンチェックはこの4色(右からレッド・グリーン・グレイ・ネイヴィブルーです)どれもが素敵で選べませんでした(汗)。
下:レッドのブークレ糸を巧みに使ったモダンシックなストライプです。
それを作るにしても極めてエレガントなスーツを作りたいですね。
それにしても。。。
Loro Pianaの素材はカラーが繊細過ぎて(あるいは僕の写真の撮り方が下手過ぎて)なかなか写真では現物の素晴らしさを伝えにくいのが正直なところです(汗)。
特にシックな素材は尚更です。。。
という訳でぜひともご来店の際にはじっくりとチェックをしてみて下さい😊
Australis Super 150’sにはこのような織柄無地も収録されています。
一味違うエレガントな無地スーツをお考えの方にぜひともオススメしたいです!
個人的には左から3番目のジオメトリックな織柄に興味津々です!!
他にもAustralis Super 150’sは完全な無地やバーズアイ、シャークスキンといった伝統的な織柄無地も多数収録されています。
最後に2マーク収録されているのがZealander N-Stretchです。
ナチュラルストレッチ機能を持ったクラシカルなホップサック風のジャケット素材ですね!
軽快な仕立てでスポーティなジャケットを作りたいですね😉
以上です
ご覧の通りにいずれも素晴らしいコレクションに仕上がっております。
しかし無地を筆頭に今日ご紹介出来なかった素材もたくさん収録されております。
つきましては、ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックしてみて下さいませ!
もちろん引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/ご予約/お問い合わせも承っております。
すぐに高解像度の単独画像等をe-mailやSNS等でお送りしますのでもしも気になる素材等がありましたらどうぞお気軽にお申し付け下さいませ。
最後に。
じっくりバンチブックを吟味して、リサーチをして、写真を撮って、文章を書く。
今日はお休みするつもりでしたが、そして今日もかなり時間が掛かりました(3時間弱。。。)が、商材への理解が深まる上に楽しいので達成感があります!
が、今週末は別の仕事を残業に使いたいのでバンチブックのご紹介は週明けまでお休みします!
次回の更新をお楽しみにして下さい😊
◆本日の一枚◆
今日も火曜日にやっと届いたLOS LOBOSの新譜Native Sonsを!
しかしですね〜〜〜。。。
引っ越しで散財したことが気になっているせいか「出来るだけお安く買いたいな」という思いがいつも以上に強く出てしまい少し工夫(?)して購入したのですが、そのおかげで発売日からかなり遅くなっての入手となってしまいました。。。
考えたらたったの¥500くらいのことなのに大バカだぜ(笑)。
こんなに素晴らしい音源は1日でも早く入手して聴くべきなのに。。。
それはともかくサイコーですね!
彼らの血肉になった楽曲のカヴァーアルバム(1曲のみ自作曲)なので、つまり最高の楽曲を最高のバンドが演奏しているアルバムなので悪かろうはずはないのですが本当にサイコーです!!
では、ゴキゲン過ぎるオープニングトラックLove Special Deliveryのライヴ動画をどうぞ。
シビれるカッコ良さですよね!
僕もこの人たちみたいな爺さんになりたいな。
ちなみにこの曲THEE MIDNITERSという1960年代に活躍したアメリカ史上で最も早くメジャーな成功を収めたチカーノロックバンドの楽曲だそうです。
10th. Sep. 2021
Ryoji Okada
My friend with big heart made LOUD GARDEN's PV!!