昨日行われたDとの3連戦@マツダスタジアム第2戦は森下投手が先発でした。
同じ明治大学出身の野村投手が好投した翌日の試合、今季2度目の5連勝がかかった試合、負ければ2位転落もあり得る試合ということで森下投手も気合十分だったはずです。
それが証拠に投げては8回101球7被安打8奪三振1与四球1失点、打っては3打数1安打2打点の躍動!
チームを勝利に導きました。
課題の立ち上がりを無難にまとめたのと、悪い時の「打たれ出したらとまらない森下投手」が出かかった3回を1失点で踏みとどまったのが大きかったですね。
8回のピンチを無失点で切り抜けたのも見事でした。
さすがは右のエース!
野手陣も二桁安打と好守が光りました。
結果、先月からかなり危険な香りがしている栗林投手を3点差で送り出せたのは幸いでした。
でも、昨日もかなり怪しかったので1点差だとすごく怖いですね〜汗。
今日の先発は「4本柱」の中で唯一状態が悪い九里投手です。
ただ、九里投手はカープ投手陣随一のタフガイですからね。
灼熱のマツダスタジアムで力投することを良薬として状態を上げて欲しいです。
こうなれば今日も勝つ!
Go! CARP!
ところで。
「灼熱」といえば。
猛烈な暑さ、灼熱の真夏日が続く今日この頃ですが、店頭は着々と2024-2025 Autumn/Winterシーズンに向けた準備が進んでいます。
例えば。。。
おとといはウインドウディスプレイを秋冬っぽく変えましたし、昨日は新作バンチブックが8冊入荷しました。
そして、これもおとといのことですがひょんなところで縁が生まれて新たに調達したCupro/キュプラライニングが到着しました。
このDiaryでも何度か書いている通り現在Cuproライニングに欠品が相次いでいます。
原因は2022年4月に起こった宮崎県延岡市にある旭化成さんの*ベンベルグ工場の火災です。
*ベンベルグ:旭化成さんが同社生産のCupro製品につけた商標です
紡糸工程から出荷して工場がほぼ全焼、現在でも完全な再建ができていない状況だそうです。
今年7月の報道によれば「様々な手を打って昨年秋にはピークの7割程度まで生産能力を戻している」ものの、延岡市の工場で火災以前と同規模の生産再開ができるのは2026年4月になるとか。
完全再建まで4年とは。。。
また、報道には「追加」の復旧費用が数十億円とあったので、総額はその数十億円をはるかに超えているということになります汗。
ある程度は保険で賄えているのかもしれませんが、4年の機会ロスも含めいろいろな意味で恐ろしい火災でした。
人的被害がなかった(と聞いています)のが唯一の救いでしょうか。
ただ、完全な再建をする方針が決まったのはよかったです。
「再建断念か?」という噂もありましたから。
というかくかくしかじかがあり、欠品が相次いでいます。
ちなみに、上述の通り生産能力自体は7割程度まで戻しているとのことですが、ライニング用のストックが復活している模様は皆無です。
そういえば、数年前に縁あってお話しした大手アパレル会社O(そうそう、Oさんも先月民事再生法の適用を申請しました。。。)の調達担当さんが「キュプラはより高単価で売れる車の内装に流れているようです。アパレルは儲からないって嘆いていましたよ」と仰っていました。
それから、報道によれば「インド、欧州、中国向けの輸出が好調で度重なる値上げ要請をしても需要が落ちていない」そうです。
という背景もあってなかなかストックが復活しないのかもしれません。
Cupro繊維は旭化成さんの専売特許的な状況になっているので、他に作っている会社がない/少ないのも痛いところです。
なので、いろいろなところにアンテナを張って「これは!」と思うCuproライニングが見つかればご注文が入っていなくても購入することにしています。
これまでにもたくさんの無地、そしてハウンズトゥースプリント等のCuproライニングを購入しました。
そのほとんどは既にお得意様が使ってくださいましたが一部まだ残っています。
ハウンズトゥースプリントもブラウン系が1着分だけ残っていますね。
ご来店の際にはぜひともそれらもチェックしてみてください。
という感じのCuproライニングですが、今日ご紹介するブツはちょっと多めに購入しました。
その理由はふたつ、「①残っている在庫を全部購入したら少しリーズナブルにしてくれるということだった」のと「②LOUD GARDENに集ってくださっているお客様の多くが大好きなカモフラージュ柄だった」からです。
とてもいいライニングですのでスーツ・ジャケット・コートをご注文の際にはぜひとも使ってやってください。
made in Japan、アップチャージ不要です!
では、早速ご紹介しましょう。
↓こちら↓ です。
オリーヴグリーンのカモフラージュジャカードです。
*なかなか写真で表現するのが難しいカラーですがこちらの画像(特に引き画像:上)は比較的現物に近いです
品質は56% Cupro + 44% Cottonです。
もう少し具体的に説明すると一般的な織物は「経糸(タテイト)より緯糸(ヨコイト)密度が高くなる」のですが、こちらもCuproを経糸に使ってCottonを緯糸に使っているため上記の混率(= Cuproの%が多い)になります。
緯糸にCottonを使用した理由は「カモフラージュ柄の個性をより際立たせるために少し光沢を抑えると同時により高い堅牢度を実現するため」だそうです。
なるほど、確かに100% Cuproのジャカードライニングよりちょっとマットで少しだけハードタッチです。
が、その一方でCuproならではのシルキーな滑らかさや発色の美しさも健在です。
また、もちろんこちらも他の100% Cuproライニング同様にオールシーズン向けです。
にも関わらず、冒頭で2024-2025 Autumn/Winterシーズンに向けた準備の一例として挙げたのは。。。
やっぱり少しハードタッチなのと色柄が少しAutumn/Winterシーズンっぽいかな?と思ったのとタイミング的にバッチリだったからです。
例えば、ツイードやカシミアで作るコートの胴裏にもいいんじゃないでしょうか?
このライニングは胴裏使用換算でジャケット10着分程度の長さを購入しました。
そこそこあるな?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、欠品が相次いでいるCuproライニングです!
はい、つまり選択肢が少ない現状です。
そして、ご覧の通りのカッコよさです!
比較的早い段階で完売する可能性も少なくありません。
つきましては、気になる方はぜひともお早めにスーツやジャケット、コートのオーダーをお願いいたします。
“♡ Camo” silkの原反を立てかけている場所に保管していますので、ご来店の際にはぜひとも見てやってください!
僕も「新作の胴裏で使おうかな?」と考えています。
以上です。
今後も各方面にアンテナを高く張って、エキサイティングな商材調達を頑張ろうと思います!
乞うご期待ください。
4th. Aug. 2024
Ryoji Okada