日本時間のおとといだったかな、MARIANNE FAITHFULLが亡くなりました。
若い頃はその偏狭さからフィメイルシンガーをほとんど聴かなかった僕ですが、彼女とBONNIE RAITTは別でした。
BONNIE RAITTはJOHN HIATTからの「流れ」でNick Of Time(1989年作品)を聴いたのがきっかけだったと思います。
以来、BONNIE RAITTの音源はほぼフルで揃えて今でも愛聴しています。
そろそろ新譜を出さないかな?
一方のMARIANNE FAITHFULLはBroken English(1979年作品)のジャケットがスーパークールに見えたので下北沢の中古レコード店でLPを購入した記憶があります。
THE ROLLING STONESをまだほとんど聴いていない20歳前後だったともあり彼女のことをまったく知らなかったので、バンドかと思って買ったんじゃなかったかな?笑
僕は、先にOTIS RUSHやJUNIOR WELLSやBUDDY GUYといったModern Bluesにハマったためティーンエイジャーの頃はTHE ROLLING STONESにほぼほぼ縁がありませんでした。
初来日公演(1990年)の現場にはいたのですが。。。
上記の記憶には少々の誤りがあるかもしれませんが、Broken Englishのジャケットがスーパークールに見えたのとLPを購入したのとTHE ROLLING STONESの初来日公演を生で観たのは間違いないです
というMARIANNE FAITHFULL。。。
BONNIE RAITTほど熱心には聴かなかったけれど、僕にとっては「カッコいいフィメイルシンガー」の代表でした。
そして、(もちろん後で知ったのですが)そのスーパークールなジャケットの写真を撮ったのが僕の大事な友人であるDENNIS MORRISであるということにもなんだかちょっとだけ縁を感じます。
ご冥福を!
そんな訳で、今日はLEONARD COHENのSongs Of Leonard Cohen(1967年作品)を聴いています。
はい、元恋人である別のマリアンヌについて歌った曲ですが、So Long, Marianneという美しい楽曲が収録されているからです。
今日は最後にSo Long, Marianneのライヴ動画を貼ります。
お時間がある時に楽しんでもらえると嬉しいです。
ところで。
「スーパークール」といえば。
2日振りに絶賛会期延長中の「オーダーメイドシャツ2枚 = 税込¥22,000~ キャンペーン」のオススメ着分をご紹介します。
おとといも書いた通り、金曜日の開店前時点では(会期延長に際して再設定した)目標達成まで「あと10枚」でした。
あれから2日経った今日ですが、金曜日の受注は「0枚」でしたが土曜日の受注は「8枚」だったので目標達成まで「あと2枚」まで迫りました!
加えて、ジャケット 、ヴェスト、ボトムス、コート等のご注文・ご予約をいただきました。
本当にありがたい限りです!!
が、油断は禁物ですし、こうなれば目標を再設定して&気を引き締め直して日々に臨むべしですよね!!
という訳で、今日は「まずは今日中にあと2枚を達成してやる!だけでなくもう何枚かは積み増したい!」という強い気持ちでオススメ着分をご紹介します。
天気はよろしくなさそうですがその逆境を打ち破りたいです!!
かくかくしかじかな21回目の今日はCarlo Bassettiです。
今日も2マークをセレクトしたのですがどちらも1点モノです。
気になる方がいらっしゃいましたらどうぞお早めにご注文あるいはお取り置きのご連絡をお願いします。
*お電話/e-mail/SNSのメッセージ等でのご注文・お取り置きは個別画像冒頭に記すSFから始まる品番でお願いします
*お取り置きは1週間程度を目安にお願いします
*インポート着分は2枚税込¥33,000~です
では、早速ご紹介を始めましょう。
今日ご紹介するオススメ着分は ↓こちら↓ です。
Carlo Bassettiは1875年に創業した名門イタリアンShiritng(シャーティング:シャツ向けテキスタイル)メーカーです。
不勉強なことに僕はあまり知らない名前だったのですが、広大な敷地を持つイタリア最大級(ということは世界最大級)の生産規模を誇るメーカーだそうです。
最新鋭の織機を多数導入していることでも有名で、特にイタリア国内でのシェアが高く数多くの高級シャツメーカーやメゾンとの取引があるそうです。
なるほど、もしかするとイタリア国外でのセールス、あるいはテイラー向けのカットセールスはあまり大きくないのかもしれません。
だとすると、あまり認知度が高くないのも納得です。
もちろん単なる僕の不勉強という可能性もありますけれど汗。。。
そんなCarlo Bessettiの着分は今回15本強が入荷して、現在は10本ほどが残っています。
いずれも、目の肥えたイタリアのファッション業界から高い支持を得ているのも納得な名門メーカーらしい高級感あふれる素材ばかりです。
今日はその中から2本をセレクトしました。
先日竹林君がセレクトしたサックスブルー無地と合わせて「ベスト3」だと思います!
続いて、左手前のホワイト無地から順番に&「個別画像」とともにもう少し詳しい説明を加えていきます。
いずれも品質は100% Cottonです。
SF92241
ミニドットにもマイクロストライプにも見える細かなジグザグ模様(でいいのかな?)をドビー織で表現したホワイト無地です。
シャープでクールな織柄がとてもスタイリッシュですよね!
といっても遠目には完全な無地に見えるほどミニサイズの織柄なので「(ホワイト無地素材が持っていて欲しい)上品さ」がいささかも損なわれていません。
また、毎日のように書いていますがこのキャンペーン専用着分には基本的に糸番手の記載がありません。
そしてこちらの着分にも記載がありませんでした。
*記載がないのは該当着分が太番手だからという訳ではなくキャンペーン専用着分はあちこちから調達しているゆえ純粋に糸番手が不明だからだと聞いています
が、肌触りからするとかなり細番手だと思います。
この道30年を誇る僕の勘では「経糸(タテイト)が120番手双糸(ソウシ)くらいで緯糸(ヨコイト)が80番手単糸(タンシ)くらい」だと思います。
*緯糸が単糸なことは確認しました
という「贅沢な細番手糸使用」と「向きが交互に変わるジグザグ風織柄」が相まって優雅な光沢を生み出しているのもこの素材の特徴です。
かくかくしかじかの逸品です。
「ひとひねり効いたホワイトシャツ」をご所望の方にイチオシしたいです!
あるいは、先日仕込んだブラックスーツと合わせるシャツとして僕が作りたいです!
先日仕込んだブラックスーツと合わせるホワイトシャツとなると。。。
父親の法事でも着るので。。。
クラシックかつアンダーステイトメントなドレスシャツにしたいです。
具体的には「ギャザースタイル + セミワイドスプレッドラウンドティップカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様」といったイメージでしょうか。
パーティ等にも使いまわせるようにフレンチカフス(ダブルカフス)にする選択肢ももちろんありますね。
ボタンはLOUD GARDENが持っているオーダーメイドシャツ用ボタンの中で最もエレガントな二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタンにしたいです。
という感じで、全体的にはダンディにまとめつつ。。。
カラーとカフスを完全なホワイト無地にしたり、左カフスにホワイト糸でヤモリ刺繍を入れたり。。。
さりげなく遊び心あふれるアクセントを加えたいですね!
SF9053
超細番手のコードレーンです。
「コードレーン特有の極細ストライプとややカリッとした肌触り」と「端正かつ知的なネイヴィブルー」が見事なハーモニーを奏でた極上素材です。
通常のコードレーンはもう少し太番手糸を使ってカジュアル感を増すものですが、上記の通りこちらは超細番手を使っているのでコードレーンのよさを残しつつもスーパーエレガントな「素材感」と「顔」に仕上がっています。
非常に控えめながら確かな個性を持つ、とても面白いアプローチの素材だと思います。
僕はすごく好きですね〜!
僕はこちらならスーパークラシックなドレスシャツを作ってみたいです。
具体的には「ギャザースタイル + Newラウンドタブカラー + 9.0cm巾のラウンドフレンチカフス + フライフロント + 胸ポケットレス仕様」といったイメージです。
前回のキャンペーンで同じデザインのシャツを作ったところすごく具合がイイんです!
ボタンはこちらも二重タライデザインのマザーオブパールボタンにしたいです。
そして、カラーとカフスの裏面はブルー系のフローラルプリント素材にしたり、バックヨークにレッド糸でてんとう虫刺繍を入れたりしたいですね!
間違いなくすご〜〜くカッコいい1枚に仕上がると思います。
スーパーエレガントとはいえコードレーンですから、カジュアルシャツを作っても◎だと思います。
以上です。
次回はもしかしたらまた国産着分に戻るかもしれません。
あるいは竹林君に再度登場願うかも!
いずれにしても乞うご期待ください。
着実に店頭の着分は減っています(嬉しい!)が、まだまだ掘り出し物はあります!!
◆本日の一曲◆
So Long, Marianne
LEONARD COHEN
素晴らしい!
このライヴではないけれど、同時期の生ライヴをローマという異国で観ることができたのは本当に幸運でした。
2nd. Feb. 2025
Ryoji Okada