昨日はこのDiaryの冒頭で軽く2024年を振り返って思わず自画自賛をしてしまいました笑。
お目汚し失礼しました!
でも、まあ、超零細テイラーが本当によくあれだけの個性的な作品を作れたとは心底から思います。
それから、今年は僕にはどうしようもない事案で絶体絶命状態に陥った時にスーパーなミラクルが起きて救われたのも忘れ難いです。
しかも、2回も!!
もしあのミラクルが起きていなければ、今頃まだ窮地に立たされていたかもしれないし解決策が見つからぬまま越年した可能性もあります。
ミラクルとミラクルを呼び込んだご縁に感謝です。
さあ!
2024年の営業もいよいよ残り3日間となりました!!
「オーダーメイドシャツ2枚 = ¥22,000~ キャンペーンの先行受注」も絶賛受付中です。
皆さんのご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
ところで。
「オーダーメイドシャツ2枚 = ¥22,000~ キャンペーン」といえば。
今日は数日振りに「オーダーメイドシャツ2枚 = ¥22,000~ キャンペーン」のオススメ着分をご紹介します。
現在は先行受注受付期間中で本開催は1.4 Satスタートです。
両者にさほど大きな違いはないのですが、本腰を入れてオススメ着分をご紹介をするのは「本開催がスタートしてから!」と考えています。
なので、「日々連打!」という感じにはしていません。
が、やっぱり。。。
先日もこのDiaryで書いた「年内に50枚受注」という高めの目標がありますから、そして「いきなり超スーパースタートダッシュをかましているのか!?」と思われた初日と2日目が終わって以降は失速気味です(昨日の受注枚数は「0」でした泣)から、今日は「これぞ!」というオススメ着分をご紹介しようと思いました。
では、早速ご紹介を始めましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちらの4マーク↓ です。
今日はインポート着分の「ホワイト以外の無地」から4マークを厳選しました。
インポート着分はホワイト無地もすごく充実しています!
例えば、今まで一度も入荷がなかった(と記憶しています)Thomas Masonのホワイト無地が3本も入荷しています。
が、実はホワイト以上に意識して充実させたのが「ホワイト以外の無地」です。
という訳で、今日は大充実の「ホワイト以外の無地」からオススメをセレクトすることにしました。
手前のサックスブルー以外は1点モノです。
気になる方はぜひともお早めにご注文をお願いします。
お電話/e-mail/SNSのメッセージ等を利用しての「ご来店なしでのご注文」やお取置きも可能です。
*お取り置きは1週間程度でお願いします
その際は「単独画像」の冒頭左上に記すSFから始まる品番でご依頼ください。
続いて、その「単独画像」を使って手前/下のサックスブルーから詳細をご説明します。
SF90479
オーストリアを代表するシャツテキスタイルメーカーGetzner/ゲツナーのサックスブルー無地です。
Getznerは1818年創業なので実に200年以上の長い歴史を誇る名門です。
100年以上の歴史を持つ会社が多いシャツテキスタイルメーカー界ですが200年以上はかなり長い方だと思います。
1818年といえば日本は江戸幕府11代将軍徳川家斉の時代ですからね。。。
すごい歴史です!
また、会社/工場はオーストリアとスイスの国境に近いアルプス山脈の麓にあるそうです。
スイスの雄Alumoとはかなりご近所だと聞きました。
そして、従業員にはイタリア人が多いとも聞きました。
Getznerのコレクションは「長い歴史および伝統に裏打ちされた高い品質」と「さりげない遊び心やそこはかとないセクシーさ」が「売り」なのですが、その個性は近隣の国のエッセンスを容易に取り入れられる上記の環境・背景に由来するのかもしれません。
こちらは今日ご紹介する4マーク中では最もクラシックなカラーながら、Getznerらしい手の込んだ個性も併せ持つナイス素材です。
具体的にどう手が込んでいるかというと。。。
ベースの組織がかなり細番手のマイクロツイル(綾織)ゆえにシルキーな肌触りと優雅な光沢に恵まれていること。
*キャンペーン専用着分は糸番手が不明なのですが触った感じだと120番手双糸(ソウシ)以上だと思います
ドビー織で超細かなマイクロドットを表現していること。
経糸(タテイト)に薄いサックスブルー糸を、緯糸(ヨコイト)にやや濃いめのサックスブルー糸を使うことで微妙かつ絶妙な「メランジ」を表現していること。
等々です。
とってもクリエイティヴな素材だと思います。
遠目には完全な無地に見えるアンダーステイトメントさも素敵だと思います。
間違いなく「さりげなくも力強い個性を持つひと味違うサックスブルーシャツ」が仕上がると思います。
上記の通り光沢がある上に遠目にはサックスブルーの無地にも見えますのでドレッシーなシャツが「本命」でしょう!
しかもかなりクラシックなデザインで「料理」するのが個人的にはイイと思います。
僕はこちらなら「ワイドピンホールカラー + 9.0㎝巾のスクウェアフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様」で作りたいです。
ボタンはLOUD GARDENが持っているオーダーメイドシャツ用ボタンの中で最もエレガントな二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタンがベストチョイスですね。
想像するまでもなく超スーパーシックでエレガントでスマートなドレスシャツが仕上がると思います!!
品質は100% Cottonです。
こちらは2本入荷しているのでご身長が高い方でも承れます!
また、カラー違いでラヴェンダーも入荷しています。
ラヴェンダーもサックスブルーに負けず劣らず素敵ですよ。
ご来店の際にはぜひとも両方チェックしてください。
SF90449
「みんな大好き」「僕も大好き」Thomas Mason/トマスメイスンのベイジュ無地です。
Thomas Masonは「イングランド北西部に位置するかつて綿産業で栄えたランカシャー」にて1796年に生まれたシャツテキスタイルブランドです。
実に228年もの長い歴史を誇ります。
すごいですよね。
現在は世界最大手のイタリアンシャツテキスタイルメーカーAlbiniの傘下に入っているため全素材がmade in Italyですが、そのコレクションには「ルーツであるイングリッシュテイストが色濃く残る個性的な素材」が数多く展開されています。
LOUD GARDENにThomas Masonファンのお得意様が多くいらっしゃるのは上記の背景とイングリッシュテイスト強めのコレクションゆえだと思います。
くどいようですが、もちろん僕も大好きです!
しかし。。。
1796年といえばナポレオンの全盛期でした。
Getznerを上回る強烈な歴史ですよね!
「13周年まで半年!」などと喜んでいるようではまだまだですね笑
こちらのボディは極めてクラシカルです。
品質は100% Cotton、組織はポプリン/ブロード(平織)です。
上述の通りこのキャンペーンは糸番手が分からないのですが、Thomas Masonの通常コレクションにコンパイルされている素材と手触りを比べてみると経糸・緯糸ともに120番手双糸のポプリン/ブロードに近い気がします。
100番手双糸のポプリン/ブロードはこの素材より少しハードタッチに感じました。
もしも、という僕の分析(?)を肯定した場合。。。
通常コレクションにコンパイルされている120番手双糸のポプリン/ブロードシリーズの定価は税込¥26,400~です。
そして、当キャンペーンのインポート着分、つまりこちらは1枚換算だと税込¥17,500~です。
めちゃくちゃお得ではないですか!?
そして、こちらは1点モノです。
もしこのカラーに「ピン!」とくる方がいらっしゃいましたら確実に「買い」です。
僕もかなり興味を抱いています!
僕はこちらならモダンクラシック&エレガントな1枚を作りたいです。
具体的には「ユーロクラシックワイドスプレッドカラー + 8.0cm巾のラウンドダブルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様」といったイメージです。
ボタンはリングカップデザイン&ベイジュカラーの高瀬貝ボタンにして、もし本当に作ったらブラウンベイジュのネクタイを合わせてベイジュグラデーションのスタイリングを楽しみたいですね。
SF90433
Monti/モンティのグレイ無地です。
Montiはイタリアのヴェネト州トレヴィーゾ北部で1911年に設立されたシャツテキスタイルメーカーです。
原綿は主にナイル川流域東部で収穫される良質なエジプト綿を使用、伝統に裏打ちされた優れた技術力とファッション性の高いカラーリングに定評があります。
LOUD GARDENはMonti専用のバンチブックを1冊持っているのですが、そちらは比較的クラシカルな素材が多くコンパイルされていました。
が、しかし、ここ最近でSold Outが連発となりそのバンチブックにはモードなプリント素材2マークのみしか残っていません汗。。。
という意味でも希少性が高い着分です。
品質は100% Cotton、組織はマイクロツイルです。
こちらも先にご紹介したGetzner、Thomas Mason同様に細番手糸を使用していると思われます。
恐らく120番手双糸くらいじゃないかな?
ご覧の通り、細番手糸ときめ細かなマイクロツイル由来の優美なドレープと上品な光沢が魅力です。
そして!
メランジで表現したクールなライトグレイもサイコーではないでしょうか!?
シルヴァーグレイと表現してもよさそうなほどの高貴さを持ったグレイだと思います。
実は春に向けて、超久し振りにグレイ無地のスーツを作ろうと思っています。
その「相棒」をどうしようかと考えているのですが、こちらはかなり有力な候補になりそうです。
僕はこちらなら優雅極まりないドレスシャツを作ると思います。
具体的には「ギャザースタイル + ラウンドタブカラー + コンヴァーチブル仕様&8.0cm巾の大丸シングルボタンカフス + フライフロント + 胸ポケットレス仕様」といったイメージです。
ボタンはブラックマザーオブパール(黒蝶貝)ボタンにして、カラーとカフスの裏面はブラックベースにホワイトのドットプリント素材にしたいです。
スーツとシャツがグレイとなると。。。
グレイのネクタイとドレスシューズも欲しくなりますね!
グレイのネクタイは。。。
あるな。
でも、グレイのドレスシューズは。。。
ないですね汗。
手配しなければ!
SF90456
個性的なデザインのコレクションに定評があるイタリアンシャツテキスタイルメーカーLeggiuno/レジウーノのネイヴィブルー無地です。
ディープなネイヴィブルーがすごくいいですよね〜!
Leggiunoは「紡績から製織、フィニッシングまですべての工程を自社工場で行っていることによる徹底した品質管理」と「トレンドを踏まえた多彩な色使いとデザイン性の豊富さ」を特徴に持つ1908年創業の老舗です。
通常コレクションにはクリエイティヴ極まりないジャカード素材やプリント素材が複数コンパイルされているのでお作りになったお客様もたくさんいらっしゃると思います。
が、こちらは完全な無地。
当然シャツテキスタイルメーカーですからね、無地も定番的に展開している訳ですがLeggiunoにはあまりその印象がないので今回この着分を発見した時は少々意外な感じがしました。
品質は100% Cottonで、組織はポプリン/ブロードです。
糸番手は先にご紹介した3マークよりも更に細いと思われます。
となると140番手双糸くらいでしょうか?
うん、それくらいはありそうです!
僕はこちらならモード感ある1枚を作ると思います。
具体的には「ハイネックショートレギュラーカラー + カーヴドトリプルボタンカフス + フライフロント(表前立)+ フラップつきポケット左右仕様」といったイメージです。
バックスタイルは(ダーツ仕様ではなく)センターボックス仕様にしてハンガーループをつけたいです。
カラーとカフスは同じネイヴィブルーベースにホワイトドットプリントにするか、変えないでそのままにするか、悩みどころです!
いずれにせよ、スーパークールな1枚に仕上がると思います。
エポーレットをつけてもいいかもしれません!
ボタンはブラックマザーオブパールボタンにしたいです。
もちろん、超細番手のラグジュアリーな素材ですのでドレスシャツを作っても「間違いない」と思います!
以上です。
皆さんはどの無地が最もお好きですか?
最後に当キャンペーンの概要を再度お知らせします。
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「ファクトリーの閑散期利用」「国内有力素材メーカー/マーチャントの協力 」「皆さまのご注文を一定量集めてからの一斉裁断」といった条件が整って初めて実現する「オーダーメイドシャツ2枚キャンペーン」を今冬も開催いたします。正式会期は1.4 Sat-1.26 Sunですがお得意様およびこのDiaryと各種SNSをご覧の皆さまに限り現在先行受注を承っております。シャツファクトリーさんの幹部曰く「正味の話、この値段でもいつまで続けられるか分かりません」そして「御社の販売価格は弊社のシャツでは業界最安値です!」とのことです。ぜひともこの機会にまとめ買いをお願い申し上げます。
オーダーシャツ(made in Japan)× 2枚 = ¥22,000~
*国産300/インポート125のキャンペーン専用着分コレクションとスワッチコレクション18マークをご用意いたします
*3枚目以降は奇数でのご注文も承ります
*お出来上がりはご注文の約2.5ヶ月後を予定しております(通常コレクションの納期は1ヶ月以内です)
*インポート素材は2枚で¥33,000~です
*お電話やe-mailでのご注文も承っております。詳細はお問い合わせください
*会期中はこのDiaryや各種SNSでオススメ着分を随時ご紹介いたします
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28th. Dec. 2024
Ryoji Okada