シーズン終了の翌朝、昨朝から来季に向けたニュースが続々と報じられ始めているカープです⚾️
まずはマクブルーム選手の退団が決まりました。
お気に入りの選手でしたけれど今季の成績は擁護のしようがないでしょう。
新天地でまた昨季のような躍動を見せて欲しいです。
他の助っ人の去就は流動的だそうです。
流動的という表現は「調査中」の新助っ人候補との兼ね合いもあってのことのようです。
ターリー投手、アンダーソン投手は大活躍した訳ではありませんけれど残した方がよさそうな気がします。。
デビッドソン選手はCSファイナルステージで出場がなかったことからするととリリースの可能性が大きいのかな?
とにもかくにも、来季も助っ人がどれだけ働いてくれるかがキイポイントのひとつになることは間違いありません。
なんとかNPBにフィットしそうな右打者と剛腕投手を獲得して欲しいです!
そして、FA権を取得した上本選手と磯村選手は「宣言せずの残留」が確定しました。
中﨑投手と西川選手は意向が明らかになっていません。
中﨑投手はCクラスですからFA宣言をしたら手を挙げる球団は複数あるでしょう。
西川選手は既にHが「調査」しているという報道が出ましたしもしFA宣言をしたら人気銘柄になることが確実です。
ファンとしてはぜひとも残って欲しいですけれどどうなるか。。。
その西川選手ですが昨日はマツダスタジアムでひとり打撃練習をしたとか。
2年連続で最後の打者になったことが相当悔しかったのでしょう。
打撃練習後には新井監督と話もしたようです。
もしカープに残るとすれば来季は更なる飛躍に期待ができそうですね、
また、元カープの前田投手については「獲得に消極的」という報道が出ていましたね。
まあ、MLBで大きめかつ長めの新契約を結べるでしょうしそれでいいと思います。
前田投手にはMLBで少なくともあと2年は頑張って欲しいですしね。
その後で、余力があれば凱旋して欲しいです!
その他、例えばコーチ陣の去就等々は明日から出てくるのかな?
いずれにしても。。。
今季は乏しい戦力ながらも投手陣の踏ん張りがあって大健闘の2位でしたがプロスポーツはそんなに甘くありません。
得失点差がマイナス、ほとんどの指標がBクラスでは現状維持:2連続2位すらも困難でしょう。
ここはひとつ、「選手の流出阻止」「優良新助っ人の獲得」「今週木曜日に行われるドラフト会議の成功」の3本立てで戦力の底上げをお願いしたいです。
加えて、データー解析チームへの大型投資やコーチ陣のレヴェルアップにも手をつけて欲しいです。
Go! CARP!
ところで。
「成功」といえば。
今日は僕の最新作をご紹介します。
皆さんのご注文品から出る「残布(ザンプ:仕立ての際に出るあまった素材やハギレ)」をパッチワークしたブルゾンです。
LOUD GARDENはスーツ/ジャケット/コート/ボトムス/ヴェスト等の残布を必ず納品時に同封してもらっています。
*稀に「残布0」という場合もあります
残布は新たなご注文品のパーツ(上衿裏やポケット等々)やリペア&リメイクやアクセサリー作成等で使うのですが、今日ご紹介するブルゾンはその残布を複数使用して完成させました。
ふと思い立ってこの企画をスタートしたのですが、その目論見は大成功!!
すご〜くいい感じに仕上がりました!
皆さんが個性あふれる名素材でオーダーをしてくださるおかげです😌
ありがたや〜!であります。
ところで。
「残布」を縫製現場から都度都度戻してもらっているテイラーってそう多くはないらしいんですよね。
残布はそのほとんどが裁断した時点で生まれる訳ですが、裁断後に縫製を経て仕上げ/プレス工程を終えるまでの間ずっと管理をしているのが面倒というのが最大の理由だそうです。
もちろんひとりで丸縫いしてくれる職人さんの場合はそんなに面倒なことはないと思うのですが、ある程度のチームでやっていると確かに面倒かもしれません。
しかも、それが例えば “♡ Camo” みたいな目立つ色柄の素材ならともかくネイヴィブルーの無地だったりすると、そしてその前後に似たネイヴィブルー無地素材の裁断をしていたりすると極めて分かりにくいかもしれません。
同じ理由でシャツファクトリーさんも基本的に残布は戻してくれません。
シャツファクトリーさんは圧倒的にホワイト無地が多いですからねぇ。
なだけでなく、1日で縫製する枚数も多いでしょうからねぇ。
いちいち残布を管理していたら大変な労力になることでしょう。
そして、労力をかけるということイコールコストアップになります。
なので、シャツの残布は取り寄せていません。
ただ、時々どうしても必要な時、例えば店舗で(シャツファクトリーさんではできない)後加工をしたい時や特別な素材でオーダーを依頼した時などには猛烈にお願いをして残布をシャツと同送してもらうこともあります。
という感じで、残布ひとつとっても他のテイラーさんとは一線を画しているLOUD GARDENなのであります!
が、実は。。。
今まで納品時に残布を同送してくれた主要な縫製現場から「10月から諸般の事情で同送が無理になりました。別便で送りますが送料がかかります」という連絡が入りました。
もちろん色々な意味で残布は手元に欲しいので別便でお願いすることにしましたが。。。
将来的には残布返却自体が難しくなるのだろうか???
などと少し不安に思った次第です。
まあ、そうなったら仕方がないですね。
順応するしかありません!
という訳で、店舗にある残布を使ってのオーダーやリペア&リメイク等をお考えの方がいらっしゃいましたらぜひともお早めにお願いします!
それはともかく。
肝心のブルゾンをご紹介しましょう。
↓こちら↓ です。
9種類の残布を使用したブルゾンであります!
なかなかどうして。。。
シンプルなデザインと複数素材の共演が最高にクール&スタイリッシュですよね😉
残布を取り寄せため置いて何かの時に使う。
とってもサステイナブル(← という言葉はイージーに使いたくありませんが)で、この時代に合っていると思います。
が、上述のように(シャツやネクタイ等を除く)全ご注文品の残布を取り寄せているので「使うよりたまる方が多い」のも事実です。
お金だったらもちろんその方がいいのですが、残布の場合は少々困ります。
なので、自分の中でおおよその目安を決めて古い順に処分をしています。
でも、中には目安を過ぎた/処分すべき中に「これはめちゃくちゃいい素材だからもう少しだけ取っておこう」「この長さがあればヴェストにも使えるから貴重かも」などという処分するのが忍びない残布もあるんですよね。。。
今回使ったのもそんな残布たちです。
はい、そうです!
上述した「ふと思い立って」とはつまり「捨てるか?何か作るか?」という判断を迫られた故のことなのです。
思い立った時は通常のテイラードジャケットも考えましたが、今回はよりパッチワークが合いそうなそしてテイラードジャケットより構造がシンプルなブルゾンにしました。
結果は。。。
これも上述の通り大成功だと思います!
このAutumn/Winterシーズンのお気に入りとなりました😊
では、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。
フロントの「寄り画像」です。
ツイード、フランネル、カシミア。
無地、ヘリンボン、チェック。
通常裁断、バイアス裁断。
色々と「混ぜ混ぜ」しました!
ただ、例えばクリアカットのネイヴィブルーといった「唐突な素材」は使わずに、グレイやツイードやミルド(起毛)素材といった何らかの共通項を持った素材をセレクトしました。
手前味噌ながらそれも大成功の要因だと思います。
左右細腹(サイバラ:横腹のパネルパーツ)の「寄り画像」です。
右は無地&完全なグレイ。
左はヘリンボンとグレンチェック&差し色あり。
まったくの左右非対称!
いいですよね〜〜!!
スリーヴです。
スリーヴで使った残布は山袖(上袖)と下袖を左右で反対にしました。
前身頃で使ったカシミアも考えたんですけれど、スリーヴはハードさも重視したかったのでツイードにしました。
結果、すごくいい感じになったと満足しています!
ツイードですから多少のスレ等もへっちゃらでしょうしね😉
山袖と下袖の縫い目先端付近に見える大きいボタンホールのようなモノは親指を入れるためのホールです。
このブルゾンは自転車に乗ったりすることも想定しているので袖丈を長めにしています。
そして、冬になったら簡易グローヴ的に手の甲を防寒できるように親指を入れられるホールを開けているのです!
ライニングは “♡ Camo” silk c/# BWGBを使用しました。
裏返しで着たくなりますよね〜!
あ、もちろんこれは残布ではありません、念のため。
敢えて極力シンプルな構造にしたので内ポケットはこのひとつだけ。
これが9つ目の残布です!
ちなみにこの素材だけ他とは毛色が違うので表面では使いませんでした。
着るとこんな感じです。
なかなかカッコいいと思うのですがいかがでしょうか!?
以上です。
はい、もちろんこのブルゾンはオーダー可能です。
皆さんも1着いかがでしょうか!?
ただ。。。
残布を使ったOne of a kindな1着なので「完全再現」は不可能です。
ついては、ご注文の際にはぜひとも皆さんの感性でナイスな残布を選んでみてください!
残布ではなくバンチブックからセレクトすることも当然可能です!
最後にこのブルゾンをオーダーする際のプライスについて。
皆さんはそんなことをお考えにならないとは思いますが。。。
ぜひとも「残布を使うから安くできる」というお考えはなさらないでください😌
残布を探して、適した大きさに裁断して、パッチワークしてエトセトラ。
縫製前にかなりの手間がかかりますので、そして上述の通り今月から残布の取り寄せに送料もかかっていますのでお値段はEランクくらいになります。
サステイナブルなあれこれって実はプライスコンシャスと対極。
例えば、リサイクルドコットンを使用した素材も通常より高価ですものね!
詳細はお気軽にお問い合わせください。
◆本日の一枚◆
今日もTHE ROLLING STONESの新譜Hackney Diamondsをじっくり。
一応初来日公演@東京ドームの現場にはいましたし、主要な作品はLP/CDで所有しているのですが。。。
何度かこのDiaryでも書いている通り、僕は50歳を超えた自称ミュージックラヴァーにも関わらずTHE ROLLING STONES(とTHE BEATLES)をあまり深くは聴いてこなかった未熟者です。
リリース前に予約してまで購入したのも本作が初めてです。
人生損しているかもしれませんね。
が、しかし、未熟者ではありますが、それ故に超久し振りにリリースされた&全世界が待望していた新譜でもフラットに聴ける/評価できるというメリットがあると思います。
して、そのフラットに聴いた感想は。
「カッコいいね〜」「めちゃくちゃ若々しい」「結構キャッチーだね」でした!
ははは、ヴォキャブラリーの貧困さが露呈した感想ですね。
また、初めは「全体的にゴキゲンだけれどスーパーキラーチューンはない感じかな?」と思って聴いていましたが、3回り目くらいで8. Live By The Swordにシビれました。
この曲は危険なカッコよさですね〜!
続く、9. Driving Me Too Hardも素晴らしいと思います。
先行公開された11. Sweet Soul Of Heavenも相当の名曲ですし、12. Rolling Stone Bluesはまあそりゃいいですよね!
という感じで山場は終盤にあるようです。
ちなみに、僕はどうせ飾りもしない(笑)のにB2ポスター付きの日本盤を購入したのですが、日本盤には最後にLiving In A Ghost Townというボーナストラックが1曲収録されています。
その曲はちょっと蛇足かな?とも感じました。
それから、クレジットを調べてみたらLive By The SwordはCHARIE WATTSが生前に残したプレイが使われている2曲のうちの1曲かつBILL WYMANが参加している唯一の楽曲なんですね。
この曲のシビレるカッコよさはそれ故のマジックもあるのかもしれませんね。
僕がちょっと感動すらしたSweet Soul Of HeavenもCHARIE WATTSに捧げているとか。。。
もう少し聴き込んでみるつもりですが、未熟者によるちょっと聴いた限りの感想は上記の感じです。
初期からファンをやっている猛者たちはどのように評価しているのでしょうか?
気になります。
という訳で。。。
LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのお得意様にはきっと猛者たちが多数いらっしゃると思いますので、ご来店の際にはぜひともご感想をお聞かせください!
では、Live By The Swordのリリックヴィデオをどうぞ。
ギターソロもカッコいいですよね〜!
22nd. Oct. 2023
Ryoji Okada