大切な友人にしてLOUD GARDENのお得意様、そして伝説的なフォトグラファーであるDENNIS MORRISが昨日来日しました。
先日もお知らせした通り今回はTHE STONE ROSESのフォトエキシビション:This Is The Oneのためです。
いつもデニスと会うと「初めて会ったのはいつだっけね?」という話になるのですが、少し前までは「もう10年以上前だよね」と答えていて前回は「15年くらい前かな?」と答えました。
が、ちょっと思うところがあって調べてみたら、初めて会ったのは2004年の12月でした。
デニスがラフォーレ原宿でDestroyというSEX PISTOLSのフォトエキシビションをやっていた時に出会ったんですよね。
当時僕は某アパレル企業さんのバックアップを得てA WORKROOMというブランド/テイラーをやっていて、その店舗が明治通り沿いにあった時のことでした。
隣にPrada Sportさんがある、2階構造のかなり巨大な路面店でした。
あまりに家賃が重くて1年余りで撤退しました(笑)けれど、そして今思うと「誘致を受けたとはいえね、よくあんなところに移転したよ!」と思うけれど、デニスを筆頭に様々なお客様と出会えたのだから価値がある出店でしたね!
初対面の時にスーツをオーダーしてもらって、一緒にご飯を食べに行くようになって、Pitti Immagine Uomoに出展する/インディペンデントになる自信と勇気をもらって、デニスとミュージシャンの縁を取り持つワーク(といっても無償です、もちろん!)をして、イギリスに行く度にロンドンのど真ん中にあるアパートメントに遊び行くようになって、たくさんの友人を紹介してもらって。。。エトセトラ。
かくかくしかじかで、今年で出会って18年になります。
僕が偏屈だからかもしれませんが、この18年あまりでここまで親しくなれた友人はデニスとTさんだけだと思います。
出会いに感謝です。
それから、普段はスーツをあまり着ないデニスですが、当時オーダーしてくれたヴェルヴェットのスーツ(と以降にオーダーしてくれたチェックのスーツ2着)は今でも特別な時に着てくれているみたいです。
嬉しい限りです😌
今後も仲良くしたいですね。
ところで。
「オーダー」といえば。
先週金曜日から密かに(?)スタートしている「オーダーメイドシャツ×2枚=¥19,800~(税込価格)」キャンペーンですが、今日も選りすぐったオススメ着分を熱い情熱とともにご紹介したいと思います!
6回目の今日はインポート着分の最終日、Söktaş / Leggiuno / Canclini / Brixiatexの4社のベスト素材をご紹介します。
手前味噌ながら、各社の「らしさ」があふれるナイスセレクションになっていると思います💪
もちろん、各社ともに今日ご紹介する「ベスト」以外にも複数の素材が入荷しています。
*Söktaşは今日ご紹介する1マークのみの入荷です。
そちらはぜひともご来店の際にじっくりとチェックをしてみてください。
では早速ご紹介を!
と、その前に今日もキャンペーンの概要を以下にお記しします!
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「オーダーメイドシャツ×2枚=¥19,800~(税込価格)」キャンペーン
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これまた今日も書きますが。。。
実は先日、シャツファクトリーの常務さんがいらっしゃった時に「すぐにとはいかないかもしれないけれど、2P(←我々はこのキャンペーンをこう呼んでおります)はやめていかざるを得ないと思うよ。コストが本当に厳しいのよ!」と仰っていました。
もしかしたら、あと3回か4回しかできないかもしれません(汗)。
あるいは近いうちにプライスアップをせざるを得なくなるかもしれません(汗汗)。
まだなんとか「2枚で税込¥20,000を切っている」このとってもお得な機会をぜひともご利用くださいませ😌
今日ご紹介するオススメ着分は ↓こちら↓ の4マークです。
ご覧の通りのとってもナイスなセレクションです😌
実は。。。
6日連続で「オススメ着分」のご紹介をしていますが。。。
「今日のセレクションが一番スマートにまとまっているかな??」などとも思っています。
という感じの自信作であります💪
ちなみに、Söktaşだけがトルコの会社で残りの3社はすべてイタリアの会社です。
それから、またまた今日も書かかせてもらいますけれど。。。
インポート素材は2枚で¥29,700~なので1枚換算をすると¥14,850~になります。
通常コレクションに収録されているインポート素材の平均単価は¥22,000前後になりますが、今後は為替の関係等々で更なる高騰が予想されます。
という訳で、「(1枚換算で)¥15,000以下のインポート素材シャツ」は相当にリーズナブルだと思います。
加えて、今日ご紹介する4マークはいずれも1点モノです。
つきましては、もし「ピン!」ときたらぜひともお早めのご来店あるいはご注文/お取り置きのご連絡をお願いいたします。
*お取り置きは1週間程度でお願いいたします。
*お電話等でのご注文/お取り置きご希望の際には「個別画像」左上に記した品番でご指示くださいませ。
では、左上から時計回りにそれぞれを「個別画像」で見ていきましょう。
左上:SF96003
その優れた品質が世界中のトップメゾンやハイエンドビスポークテイラーを魅了してやまないトルコの雄:Söktaş/ソクタスによるツイル(綾織)組織のピンク無地です。
Söktaşは世界有数の良質な綿花産地であるトルコの原綿を使い、紡績から仕上げまでの全工程を自社で行っていることが有名なトップシャツテキスタイルメーカーです。
僕もかつてハイエンドビスポークテイラー向けのフルコレクションを見たことがあるのですが、いやはや本当に素晴らしい品質でびっくりしました!
こちらはそのSöktaşを代表するクオリティ “Meander 71” シリーズのピンク無地になります。
「パキッとした美しくも端正なピンク」と「細番手糸を使用したツイル組織」ならではの優雅な光沢が極めてシック&エレガントではないでしょうか!
これだけ上品な素材なので間違いなくな洗練されたドレスシャツをお作りするのがベストだと思います😊
例えばユーロクラシックワイドカラーやワイドピンホールカラーといったモダンクラシックカラーがおすすめです!
素晴らしいカラー、そして肌触りを誇る素材ですので、こだわりの強い淑女にもオススメしたい逸品です。
ちなみにですが、LOUD GARDENは「ハイエンド」ではなく「ハイエッヂ」なテイラーです😎
なので、フルコレクションは取り扱っていないのであります!
Söktaşの素材はShirting(シャーティング:シャツ素材)にしては珍しくセルヴィッヂに文字が入っているのもいいですよね。
シャツですから「スーツのように見えない箇所にセルヴィッヂを使う」訳にもいかないのですが、なんとも味わい深いと思います。
「71」という数字はSöktaşの創業年を表しているのだと思います。
はい、僕と同じ1971生まれなんですよね!
僕は51歳でポンコツ化が始まっていますけれど、シャツテキスタイルメーカーとしてはかなり新しい会社ですね。
今後の更なるコレクション拡大にも期待したいです!
右上:SF91315
個性的なデザインのコレクションに定評があるイタリアンシャツテキスタイルメーカーLeggiuno/レジウーノのマルチストライプ素材です。
Leggiunoは「紡績から製織、フィニッシングまですべての工程を自社工場で行っていることによる徹底した品質管理」と「トレンドを踏まえた多彩な色使いとデザイン性の豊富さ」を特徴に持つ1908年創業の老舗です。
通常コレクションにはクリエイティヴ極まりないジャカード素材が複数コンパイルされているのでお作りになったお客様もたくさんいらっしゃると思います。
そういえば。。。
冒頭で触れた「明治通り沿いにA WORKROOMの店舗を移転オープンさせた時の目玉商材」のひとつとしてLeggiunoのShirtingを着分でたくさん仕入れたこともありましたっけ。
Leggiunoのコレクションは個性的な色柄の宝庫なので、広い(けれど商品が少ない)店舗にナイスな彩りを加えてくれました😊
そんなLeggiunoのオススメ素材がこちらです。
「洗練されたブルーのグラデーション」「豊潤な立体感を生んでいるマルチストライプ」「ツイルをベースに変化を加えた複雑な地組織」が三位一体となったナイス素材です。
「ナポリカッタウェイカラー + ミラノカフス」にしてイタリアンテイストでまとめてよし、クレリック仕様にしてブリティッシュテイストでキメてよし、「バンドカラー + ゆったりシルエット」にしてレイドバック&リラックスしたシャツに仕上げてよしだと思います!
いずれにしてもカッコいい1枚に仕上がること間違いなしだと思います。
右下:SF91466
Albini、Montiとともにイタリアを代表するシャツテキスタイルメーカーとして著名なCanclini/カンクリーニのヘリンボン素材です。
通常コレクションに専用バンチブックが3冊あるので馴染みのあるお得意様も多いと思います。
創業は1925年、もう間もなく100周年ですね!
本社(僕はお邪魔したことがありません)はネクタイ用シルクの産地としても有名なコモにあるのですが、その影響か斬新で明るい色使いに定評があります。
もちろん品質の高さも折り紙付きです。
加えて、昨今ではTechno Shirtシリーズに代表される群を抜いて機能性が高い素材をリリースするなど「伝統は日々の革新から」を地でいくようなイノヴェイティヴな企業でもあります。
こちらはそんなCancliniらしい、最高にキレイなライトパープルのビッグヘリンボンです。
約1.6cm巾のヘリンボンが素晴らしくシャープですよね!
そして、鮮やかかつ高貴なパープルが最高に印象的です。
今日の「僕のイチオシ」はこちらです!
「ナロウレギュラー + フレンチカフス(ダブルカフス)」といった色気あるデザインで作ってみたいです。
シャツに仕上がるとより高貴さがアップすると思いますので、淑女の皆さまにもぜひオススメしたい素材です。
ありがとうございます、こちらは完売しました!
左下:SF97161
元々はひとつ上でご紹介したCancliniを筆頭とする名門シャツテキスタイルメーカーの下請け製織工場だった企業が立ち上げたオリジナルブランドがこちらのBrixiatex/ブリキシアテックスです。
錚々たるメーカーから絶大な信頼を得ていただけにその品質は「保証つき」。
そして、若いブランドだけにそのコレクションには野心的なデザインも多数含まれています。
そのためすぐに認知が広がり、ArmaniやGucci、Paul Smithといったビッグブランドがコレクションに使用するなどシャツ業界での存在感を日増しに高めています。
こちらはそんなBrixiatexのタータンチェックです。
優しいカラーリングと温かみ溢れる素材感が特徴です。
スマートなカジュアルシャツが「本命」だとは思いますが、敢えてドレッシーに仕上げても素敵だと思います。
以上です。
次回から国産素材のご紹介に移ります!
乞うご期待ください😌
◆本日の一枚◆
めちゃくちゃよかったので今日もTOM PETTY & THE HEARTBREAKERSのLive At The Fillmore・1997のDisc 4を。
同じ時期に、同じヴェニューで行われたライヴの音源集なので、「どのDiscが好きか」は完全に収録曲次第になりますよね〜。
という訳で、僕は今のところDisc 4が一番好きです。
では、Disc 4に収録されているR&R史上においても大名曲なFree Fallin’のライヴ動画を!
鉄壁のライヴパフォーマンスですよね。
素晴らし過ぎます!
14th. Dec. 2022
Ryoji Okada