Ryoji Okada Official Website

Diary

The list of the [ Loud Garden ] category.

New shirting collection, Mar. 2024, vol.1: Liberty

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

< News! >

  ☑︎ 3月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクは一時休止中です

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:Reversible coat

  ☑︎ The Loudest Voice vol.36 in store now!

  ☑︎ Happy graduation! 学ラン作りました

 

New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.2: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

  ☑︎ vol.6: Strona

  ☑︎ vol.7: Holland & Sherry – Oceania –

  ☑︎ vol.8: Holland & Sherry – Crispaire –

  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons & Co., Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

  ☑︎ vol.14: Woodhead, John Foster

 

 

 

NPBはオープン戦が最終盤に入り「開幕待ったなし!」状態になりました。

MLBは明日LADとSDがお隣の韓国でオープニングゲームを行います。

そして、昨日センバツ高校野球こと第96回選抜高等学校野球大会が始まりました。

今週はさしずめ「野球週間」ですね!

これでは大相撲やNBAをチェックする時間もありません。。。

野球以外はNFLのFA・トレード情報を追いかけるので精一杯です。

さて、このDiaryでも何度か書いたと思いますが、僕は縁もゆかりもないのに高校野球も広島(と東京)を応援しています。

残念ながら関東一は昨日敗れてしまいましたが、広陵は優勝候補の一角にもあげられていますので躍動に期待したいです。

初陣はあさってです。

定休日ですしね、じっくり観戦しようと思います!

高校球児の皆さん!!

頑張れ、輝け、花開け!!!

 

 

 

ところで。

「花開け」といえば。

今日からしばらくの間、オーダーメイドシャツ用の新作素材を全力でご紹介したいと思います。

はい、先週入荷したばかりのホットな新作たちです!

今シーズンはこここ数シーズンと同様に3ヶ月連続の新作投入が予定されているのですが、3ヶ月連続の場合「初月:ドレッシーな色柄が中心で最もマーク数が多め」「2ヶ月目:個性的なカジュアル素材が多めになりマーク数は(初月ほどではないけれど)多め」「3ヶ月目:個性的な色柄中心でマーク数は少なめ」という感じになるのが定番です。

果たして今シーズンもそうでした。

ということはつまり、2024 Spring/Summerシーズンの2ヶ月目となる今月は「LOUD GARDENに集うエキサイティングライフを生きる皆さまの多くが心惹かるに違いない新作素材」が質量ともにたくさん、これでもか!と花開いていることを意味します。

つきましては。

ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてください。

もちろん電話/e-mail/SNSでのご注文・お問い合わせも可能です。

その際には個別画像左上に記す「FMから始まる品番」でご依頼ください。

では、早速ご紹介しましょう!

 

 

 

初日の今日ご紹介するのはLibertyの新作5マークです。

 

 

どれもすごく素敵ですよね!

ちなみに今シーズンの新作は昨シーズン同様に過去最高レヴェルの充実度です。

こちらの5マークと来月入荷予定の4マークは本当にどれも作ってみたくなる、ワクワク感が止まらない傑作ばかりです。

Libertyの人気柄は比較的完売するのが早いので「お!」とお思いになられたは「善は急げ!」でお願いします。

続いて、全マークを「個別画像」で見ていきましょう!

が、その前に。

Libertyはリピートの大きいパターンが多いため、入荷したバンチブック用のカットサンプルだけだと全貌が分かりにくい、あるいは仕上がりをイメージしにくいという問題があります。

という訳で、少しでも全貌を把握しやすいように、仕上がりをイメージしやすいようにカットサンプル画像の下にもうひとつ画像をおつけします。

これは1.5年くらい前でしょうか、最近導入された「バンチブックのカットサンプル裏に貼ってある品番シール横のQRコード」にスマートフォンをかざすと出てくる画像です。

QRコード自体は「通常コレクション」の全マークについています。

QRコードを取り込んで仕上がりをイメージを確認する作業はなかなか楽しいのでご来店の際にはぜひともスマートフォンをかざしてみてください!

*4マーク中3マークはシャツファクトリーさんの展示会で撮らせてもらったサンプルの画像もおつけします

 

オーダーメイドシャツ:¥20,900~

*今回入荷した新作はすべて100% Cottonです

*今回入荷した新作はすべて(Libertyとしては)レアなmade in Italyです

*LOUD GARDENで取り扱っているLiberty FabricsコレクションはLiberty Londonが毎シーズンリリースする膨大なパターン/素材の中から選りすぐった素材のみをコンパイルしています

 

 

FM78283:Rainbow Garden

 

 

 

Rainbow Gardenは虹の7色にちなんで、色鮮やかに咲き乱れる花々が所狭しと描かれた、いかにもLibertyらしい華やかかつ品のあるフローラルパターンです。

鉛筆と細いライナーペンで輪郭を描いた色とりどりの花々が目を惹く一方で、花びらの中に小さな虹が隠されているという小粋な遊び心も楽しい逸品です。

虹といっても隠されているのは2カラー、3カラー、4カラーではありますが。。。

とにもかくにも、色々とRainbowな素材ですからぜひとも老若男女を問わず作っていただきたいです。

僕ならリラックス&レイドバックしたプルオーヴァースタイルのボタンダウンカラーシャツを作りたいですね。

 

 

FM78284:Lucky John

 

 

 

Lucky Johnは虹の形成にまつわる神話や幸運の象徴をイメージしたパターンです。

具体的には、巧みに重ね合わせた三つ葉と四つ葉のクローヴァーを水彩で描かくことでトーンと深みを出した独特のシックな質感が魅力のパターンです。

どの辺が「虹の形成にまつわる神話」なのかはあまり教養がない僕には分かりませんが、リリースには確かにそう書いてあります。

でも、まあ、確かに神秘的ではありますよね!

グリーンとブルーのカラーリングもすごく洗練されていると思います。

Libertyにしてはかなり小さめの柄ですからドレスシャツを作っても間違いなく素敵だと思います。

それが証拠に、僕ならかなりクラシカルなドレスシャツを作ると思います。

例えば「ラウンドピンホールカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + フライフロント(比翼仕立)+ ポケットレス仕様」といった感じです。

ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、カラー&カフスの裏面は別布専用コレクションのブルー系プリント素材にしたいです。

 

 

FM78285:Margot Mary

 

 

 

Margot MaryはLibertyのアーカイヴから発見された手描きのアートワークをベースに生み出されたパターンです。

楽しげに並ぶ簡略化されたステンシルの花々がなんとも魅力底ではないでしょうか!

また、Libertyにしては珍しいブラック&ホワイトのカラーリングもとてもカッコいいですよね。

このアーティスティックで少々ロックなパターン!

僕はとっても気に入りました。

ぜひとも作ってみたいです!

素材が持つカッコよさとロックテイストが引き立つシャープ&モダンなデザインで「料理」したいですね。

例えば「ハイネックショートレギュラー + カーヴドトリプルボタンカフス + フライフロント + ポケットレス仕様」といった感じです。

ボタンはブラックマザーオブパール(黒蝶貝)ボタン、カラー&カフスはブラックの無地にしてエッヂにブラックのハンドスティッチを入れてもいいかもしれません。

どこかにロックな刺繍も入れたいですね!

シルヴァー糸でLong Live R&Rはどうでしょう?

もしそう入れるとしたら場所はヨークがいいかな?

いずれにしてもすごくクールな1枚に仕上がるに違いありません。

 

 

FM78286:Love Links

 

 

 

Love Linksはヴィクトリア時代に流行したLove Knotの魅力的なシンボリズムにインスピレーションを得て生み出されたハートモチーフのジオメトリックパターンです。

ロマンティックなコンセプトとルックスを持つパターンと優しいカラーリングが最高に素敵ですよね!

実は、大川さんと「 “♡ Camo” に次ぐハート系エクスクルーシヴパターン第二弾」を考えていた時期があったのですが、その際にこのLove Linksと似たデザインを大川さんが提案してくれた記憶があります。

きちんとリリースできていたらよかったな〜!と今更になって思います。

それはともかく、コンセプト的にもデザイン的にもとってもナイスな素材ですので、ロマンティストなレディス&ジェントルメン、そしてチャーミングなキッズにご注文いただきたいです。

僕はロマンティストだと自認はしていますけれど、見た目といつものスタイリングがロマンティックじゃないからダメかな?笑

いや、そういう人物の印象を和らげてくれるに違いない1枚が仕上がるはずなので、逆に僕のような男こそ作っておいた方がいいのかも!?

僕はこちらならシャープなドレスシャツスタイルで作りたいです。

具体的には「カッタウェイカラー + ラウンドダブルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ ポケットレス仕様」といった感じです。

ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、カラー&カフスの裏面はグリーンの無地素材にしたいです

 

 

FM78287:Endless Love

 

 

 

Endless Love!

これまたロマンティック、そして美しい名前のパターン/素材ですよね♡

Endless Loveは優雅に絡み合った「終わり」のないリボンが「エンドレスな愛の結び目」を表現している超スーパーラヴリーなパターンです。

こちらもインスピレーション源はヴィクトリア時代に流行したLove Knotだそうです。

「極めて繊細なパターン」「様式化されたフラワーモチーフ」「情熱的なカラーリング」が三位一体となって素晴らしい素材です。

リボンがペイズリー風に見えるので、ややサイケデリックな感覚があるのもいいですよね!

僕はこちらならロングシャツを作ってみたいです。

 

以上です。

 

次回は極上Linenコレクションをご紹介予定です。

乞うご期待ください。

 

 

 

19th. Mar. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



Happy graduation! ご卒園おめでとうございます

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

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  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons & Co., Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

  ☑︎ vol.14: Woodhead, John Foster

 

 

 

昨日もちらっとこのDiaryで書いた「先発ローテーション最後の1枠争い」ですが、昨日はアドゥワ投手も黒原投手も「おめでとう!合格」とはいかなかったようです。

かといって、ふたりとも一歩後退したという訳ではありません。

一軍のオープン戦で先発したアドゥワ投手は5回77球5被安打3奪三振1与四球1与死球1失点でした。

結果は残したものの内容的にはやや課題が残った感じでした。

二軍のT戦で先発した黒原投手は5回96球2被安打4奪三振2与四球0失点でした。

黒原投手も結果は残したものの二軍戦で5回96球は球数が多過ぎでしょうか。

初回に味方の拙守に足を引っ張られたこともありますが。。。

まあ、昨日は一軍の試合も二軍の試合も雨天の中で行われた(いずれも途中で試合終了)という「悪条件」もありますから、結果を残したことが一番大事なのかもしれません。

という訳で、アドゥワ投手と黒原投手と玉村投手の「最後の1枠争い」は未だ続いています。

「消去法」ではなく、誰かが「勝ち取る」流れなのはすごくいいと思います。

今日は一軍・二軍ともにお休みでです。

明日は玉村投手は二軍戦で先発するのかな?

アドゥワ投手と黒原投手に続いて結果を残し首脳陣を大いに悩ませて欲しいですね!

Go! TAMAMURA!

 

 

 

ところで。

「おめでとう!」といえば。

今日は、先週お渡ししたばかりの学ラン(学ランスーツ)をご紹介します!

土曜日に卒園式を迎えたばかりの、そして来月入学式を迎えるキラキラで明るい未来が待ち受けている若人(というかお子様)用にお作りした1着です。

何事にもこだわりがお強いお得意様のご子息が「どうしても既製品の学ランでは満足できない!」「卒園式と入学式はお気に入りの1着でキメたい」という趣旨の意思表示をなさったようでご依頼をいただきました。

もちろん喜んで承りました!

だって、一生に一度の晴れ舞台でお召しになる服をお作りすることができるって最高の光栄ですもの。

が。。。

  •  ☑︎ キッズスーツ
  •  ☑︎ 学ランスタイル
  •  ☑︎ ボンタン

滅多に承ることがない三要素が揃ったので仮縫い付きで承りました。

お作りした仮縫い服を1ヶ月ちょっと前にこのDiaryでご紹介したのでご記憶がある方もいらっしゃるかもしれません。

はい、今日は仮縫い服のフィッティングを経て完成したスーツをご紹介する!という訳です。

Y様、いつも本当にありがとうございます。

そして、この度はご子息のご卒園とご入学おめでとうございます!

最高に光栄なご依頼でした。

それでは、早速ご紹介しましょう!

 

 

 

↓こちら↓ です。

 

 

カッコいいですよね〜!

ジャケットは画像だと短ランに見えますが、ご身長的には中ランくらいだと思います。

ボトムスはボンタンスタイル、ウエストにはグルリ一周でゴムを入れベルトループもおつけしました。

上下をセパレートして着てもよさそうですね。

というこの学ランスーツ、(僕はまったく知識がなかったのですが)東京リベンジャーというアニメ?映画?の登場人物がイメージソースになっています。

素材はハイパーなナチュラルストレッチ機能を誇るMarlaneのExtenderです。

カラーはブラックです。

もう少しリーズナブルな国産素材もご提案したのですが、ご子息が「こっちがいい!」と一目惚れなさったためにこちらに決まりました。

ご子息にはプライスや機能性等の情報は一切お知らせしていなかったのですが「これ!」「この黒」とまったく迷いがありませんでした。

優れたモノを感覚的に知っている末恐ろしい幼稚園児です!

では、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。

 

 

カラーです。

 

 

学ランならではのスタンドカラーです!

学生服ではまず入ることがないハンドステッチもナイスではないでしょうか。

 

 

ボタンです。

 

 

ボタンについてもご子息は明確なイメージをお持ちでした。

いくつかお見せしたらこちらに「ピン」ときたようで、迷いなく「これ!」と決めてくれました。

表素材といいボタンといい即断即決とはさすがの感性です!

スーツ自体がお子様サイズなので、ボタンは通常スリーヴボタンに使用する15㍉サイズにしました。

 

 

ライニング&内ポケットです。

 

 

ブラックとレッドの組み合わせ!

最強&最高ですよね。

内ポケットは左右におつけしました。

お友達と一緒に撮ったお写真を入れる用とのことです。

素敵なこだわりですよね。

 

 

ボトムスのヒップポケットです。

 

 

このデザインもご子息の指定で左右におつけしました。

最初のご来店時にお気に入りのパンツをご持参いただいたのですがそのパンツについているポケットとほぼ同じデザインにしました。

 

以上です。

 

これは。。

やっぱり。。。

既製品ではなかなか難しいですよね!

お渡し後すぐにすごく気に入ってくれたご様子とお母様からご報告をいただきました。

本当に嬉しいです!

また、我々からのお祝いとして仮縫い服を着用可能な状態にしてプレゼントしました。

それもすごく喜んでくれたとのこと。

よかったです。

そういえば、先週はこのDiaryでも何度か触れた「Hip Hopダンススクールに通っているお子様たちの衣装/ファンシーディナースーツ16着」も納品しました。

そちらも好評と聞いています!

ホッとしました。

かくかくしかじかで、こだわりのキッズウエアのご注文も承っているLOUD GARDEN/RYOJI OKADAです!

機会がありましたらぜひともよろしくお願いします。

 

 

 

18th. Mar. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



New bunch book collection for 2024 Spring/Summer, vol.14: Woodhead, John Foster

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

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  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

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  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons & Co., Marling & Evans etc.

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昨日から始まった開幕カードの前哨2連戦@マツダスタジアム。

初戦は開幕カード2戦目に先発予定の森下投手が先発しました。

3回37球2被安打1奪三振0与四死球0失点、本人はもう少し投げるつもりだったものの指揮官が「開幕カードで投げる相手だしもういいだろう」と止めたそうです。

その後は室内練習場で30球ほど投げ込みをしたようですし仕上がりは上々のようですね。

が、島内投手が体調不良でベンチ外という報道がありましたし、二軍戦で中継ぎ登板した高橋投手が不運にも打球を左腕に当てて降板したようです、

順調に見えた投手陣に綻びが見え始めました。

まあ、開幕時点で100%万全というチームなんてありませんからね、こればっかりは仕方がありません。

島内投手と高橋投手が軽傷であることを願いたいです。

それから、常廣投手とハーン投手の状態も気になりますね。

今日は先発ローテーション最後の1枠を争う2投手が登板予定です。

具体的にはアドゥワ投手がマツダスタジアムの一軍戦で、黒原投手が鳴尾浜球場の二軍戦で先発します。

森投手は一歩後退したようなので、現状は上記の2投手 + 玉村投手が候補なのかな?

熾烈な生き残り戦!

層が厚くなりつつある投手陣の更なる充実には1番の良薬かもしれません。

手術明けの大瀬良投手、日本の野球および気候が初めてのハッチ投手。

既に決まっている5枠とて「未知数」な部分が少なくないので、7枚目・8枚目もとても重要ですしね。

もちろん森投手や新婚さんの遠藤投手、期待のドラフト1位ルーキー常廣投手の巻き返しにも期待したいです。

Go! CARP!

 

 

 

ところで。

「2」といえば。

おとといの予告通り2日振りに今春リリースされた新作バンチブックのご紹介をしたいと思います

こちらも予告通りで、14回目の今回も12回目13回目同様にUKメイドの極上素材がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。

具体的には、WoodheadとJohn FosterのSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル):合計58マークがコンパイルされているバンチブックです。

12・13回目同様に「UKメイドの極上素材がコンパイルされているバンチブック」とはいえ、「かぶり」は一切ありません。

そして、ほとんど全マークがヴェリーブリティッシュ&クラシックな仕上がりです。

つきましては、「今回は英国素材で作りたいな」というイメージでご来店の際にはぜひとも3冊すべてをチェックしてください。

あ、Darrow Daleも加えたら4冊ですね!

もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能です。

ではでは、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。

最後までお付き合いいただければ幸いです😌

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

 

 

「(John Fosterには及ばないものの)100年を超える歴史を持つ老舗マーチャントAlfred BrownがプロデュースするブランドWoodhead」と「200年以上の歴史を誇る英国を代表するミルJohn Foster」の新作Suiting(および定番Suiting)が収録されたバンチブックです。

では、「中身」をご紹介する前にまずはWoodheadとJohn Fosterについてご説明しましょう。

 Alfred Brown(Woodhead)は ↓このようなマーチャント↓ です。

—–

1915年には英国ウエストヨークシャー州最大の都市リーズにオフィスを開業することでAlfred Brownの歴史は幕を開けます。

開業時はBrowns & Sonsという名前でスタート、現在のAlfred Brownに社名が変わったのは1955年のことです。

主なコレクションはメンズ向けのやSuitingとJacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)です。

そのコストパフォーマンスの高さと規模の大きさ(年間生産高は100万メートルを超えます)に加えてストックサービスも充実していることから、英国内ではマークス&スペンサーやネクストといった大手チェーンからSavile Rowのテイラー、著名英国ブランドまで引く手数多、英国における知名度は相当に高いものがあります。

フットボール(サッカー)英国代表チームのオフィシャルスーツやオリンピック英国代表チームのオフィシャルスーツに素材を供給したり、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」のホグワーツ魔法魔術学校(のクローク)にAlfred Brown社製の素材が使われたことがあるのもその証左かもしれません。

現代的なテイストを反映させた英国らしいクラシックスタイルのコレクションがその特徴です。

Alfred Brownは現在、Alfred Brown、Empire Mills、Woodheadの3ブランド展開をしています。

—–

以上です。

John Fosterは ↓このようなミル↓ です。

—–

1819年に英国ウエストヨークシャー州ブラッドフォードのクイーンズベリーにおいて21歳のJohn Fosterが毛織物商を営み始めたのがJohn Fosterの原点です。

ブラッドフォードに牧場を持つ農夫の息子だった彼は成人するとブラッドフォード郊外にあるクイーンズベリーの地主の娘と結婚します。

そして、後にBlack Dyke Mills(John Fosterの自社工場)を建てる場所に存在した倉庫で毛織物商を始めます。

地元で紡績された上質な糸を仕入れて卸販売をするという形態から始めて順調に規模を拡大、間もなく自社の製織工場を設立するに至ります。

その後も成長を続け、1843年には自社工場に約500台もの織機を導入、1851年にロンドンで行われた万国博覧会ではモヘア混紡素材で一等を、糸で金メダルを受賞する快挙を成し遂げるなど「John Fosterの糸と素材」はそこここで高い評判を得ることに成功、その高い評判をきっかけにDormeuilの素材を手がけることにもなります。

以降も規模を拡大させて英国を代表するミルに成長し現在に至ります。

その最大の特徴は英国ミルらしい質実剛健さと現代的な感性を絶妙にブレンドさせたデザインにあります。

比較的抑えめなプライスも魅力です。

—–

ブラッドフォードのクイーンズベリー!

行きましたね〜〜!

もちろんJohn Fosterの自社工場等を見に行くためです。

25年以上前の話なのでかなり記憶が薄れていますが2回は行っているはずです。

すごくいいところでした。

その2回のうちの初回だったかな、同行した先輩がその当時はもう使われていなかったBlack Dyke Millsブランドを日本で復活させたんですよね〜!

初代John Fosterも参加していたというBlack Dyke Mills Band由来の「ラッパのマーク」が入った織ネームも印象的でした!

あの先輩はもう一線を退いているみたいだけれどBlack Dyke Millsブランドはその後どうなったでしょうか?

また、リーズにも一度だけ行きました。

リーズはAlfred Brown訪問ではなくGIEVES & HAWKESの新しい店を見に行ったんですよね。

活気のあるなかなか大きい地方都市でした。

で、駅近くにあったパブで「一杯やろうか!」と思って入ってみたら、スキンヘッドの連中がたむろする危険な空気が充満している店でめちゃくちゃ焦った記憶があります。

肝心なことよりこういう記憶の方が鮮明という笑。

という僕のことはともかく、内容を見ていきましょう。

上述の通り今日も全マークを披露します!

 

 

Woodhead 2-1

 

 

当バンチブック初登場となるFrescoタイプ10マークです。

はい、3回連続でFresco/Frescoタイプの新作がコンパイルされているバンチブックのご紹介になりました。

こうなれば、複数のミル/マーチャント/ブランドのFresco/Frescoタイプをひとまとめにしたバンチブックが欲しいくらいです笑。

オリジネイターのMartin Sons & Co.

Martin Sons & Co.に匹敵するボディでよりクリエイティヴな展開を誇るWilliam Halstead

そして、両者にはない色柄が複数マークコンパイルされていて少しリーズナブルなWoodhead。

いずれもナイスです。

つきましては、「あ、今年はFrescoもいいかな?」という方がいらっしゃいましたら、ご面倒でもぜひすべてをチェックしてください!

ちなみにFrescoタイプとは。。。

太めの強撚糸を使用しトロピカル(平織)組織で織り上げた「高い通気性」「最高のハリコシ」「独特のシャリ感」「優れた抗シワ性」「美しい仕立て映え」を誇るSpring/Summerシーズン向け素材、普段使いはもちろんご出張にも◎なスーツ/ジャケットが仕上がること間違いなしの素材です。

FrescoはMartin Sons & Co.が開発した素材で、現在はその親会社であるHFW(Huddersfield Fine Worsted)が商標を持っているので、HFW傘下のマーチャント/ブランド以外のミル/マーチャント/ブランドが展開する似た素材には「タイプ」がつきます。

WoodheadのFrescoタイプは100% Wool(300g/m)、Martin Sons & Co.・William Halsteadより僅かですがライトウエイトです。

ハリコシもWoodheadの方がありそうです。

ストライプ2マーク、そして1番下のブラウン&ベイジュのハウンズトゥースがかなりツボです!

 

 

Woodhead 2-2

 

 

 

 

 

Spring/SummerシーズンにおけるWoodheadのメイン商材:Tropical Suitingsです。

品質はすべて100% Wool(250g/m)です。

後で出てくるJohn Fosterのトロピカルよりも少しウェイトはありますが、強撚糸由来のかなり強めなシャリ感があるので盛夏もバッチリ愉しめると思います。

また、抗シワ製にも優れている素材です。

チェックと無地はOn/Off兼用可能な色柄、上下(ジャケット/ボトムス)をセパレートしての着用も可能なので、ちょっとしたご旅行やご出張にも重宝するはずです。

最近、こういった「(よき意味で)変哲のないクラシカルな英国調Suiting」が少なくなっているので逆に新鮮に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そういった意味でも、意外と掘り出し物がたくさんあるコレクションだと思います!

 

 

John Foster 2-1

 

 

 

クリアカット&ツイル(綾織)組織のSuitingコレクション16マークです。

品質は100% Wool(250g/m)、いわゆるFour Seasonsタイプの素材です。

とはいえ、made in Italy素材のそれよりも手持ち感はしっかりしていてややハードタッチです。

はい、それがJohn Fosterの魅力です。

もちろん英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄とドライなタッチも魅力です。

どれもとってもダンディですよね。

そして、どれもさりげないこだわりやひねりが加えられているのも嬉しい限りです。

 

 

John Foster 2-2

 

 

 

トロピカル組織のSuitingコレクション12マークです。

品質はすべて100% Wool(235g/m)、春先から秋口まで愉しめるボディ、made in Englandのトロピカル素材らしいシャリ感とハリコシを併せ持ったナイスなボディだと思います!

もちろんツイル組織同様に、英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。

チェック人気が完全に復調してきたこの4シーズンほどですが、にも関わらずストライプ中心のコレクションという潔さも好きです♡

無地が1番下のライトグレイのみというのもこれまた潔いですよね!

以上です。

それでは・・・

過去13回と同じようにまずは冒頭から全マークをご紹介したので、最後に「僕のBestセレクション」を披露したいと思います。

 

 

34WF-3105

 

 

WoodheadのFrescoタイプからはこちらのストライプをセレクトしました。

爽やかで知的なブルーが最高に素敵ですよね!

僕はこちらならややスポーティなスーツを作りたいです。

具体的には「シングルブレステッド3ボタン + セミノッチドラペル + 3パッチ/アウトポケット + 大身返し + 観音開きライニング」のジャケットと「グルカパンツスタイル + 2インプリーツ + テイパードシルエット + 6.0cmのターンナップヘム」のボトムスを作りたいです。

ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、ライニングもホワイト系にしたいです。

そして、春と初秋は程々にして夏にガンガン着たいですね!

ジャケットは単品で着てもすごくよさそうです。

その際のボトムスはやっぱりホワイト無地ですね!

 

 

34WF-3111/3113

 

 

WoodheadのTropical Suitingsからはこちらのグレンチェック2種をセレクトしました。

僕はこちらなら巧みに&さりげなく2種の素材を混在させてダブルブレステッドスーツを作りたいです。

一見「2種使い」というのが分かりにくいのがキモです。

すごくクリエイティヴな1着に仕上がるはずです!

これはかなり作ってみたいです。

 

 

34JF-3203

 

 

John Fosterのツイル組織からはこちらのブラック無地をセレクトしました。

以前に作ったブラックスーツはウエイトトレーニングの成果とウエストのデブ化で着ることができません汗。

なので、どこかのタイミングでクラシカルなブラックスーツは作っておきたいと常々思っています。

でも、僕の個性ですから。。。

無難すぎる素材はイヤ!

という訳で、この素材はかなり有力な候補になりそうです。

さりげない(?)織柄ですし、Four Seasonsタイプですし、比較的リーズナブルですから!

 

 

34JF-3215

 

 

John Fosterのトロピカル組織からはこちらのブラック無地をセレクトしました。

クラシックなバンチブックから突如として現れたインパクト大のこちら。

すごく心惹かれました!

僕はこちらなシングルブレステッド4ボタンのモッズスーツを作りたいです。

絶対にカッコいいと思います。

 

以上です。

 

次回はLoro Pianaあたりを考えています。

が、その前に。。。

昨日オーダーメイドシャツ用の新作素材が大量入荷したのでそちらをまず少し!と考えています。

乞うご期待ください。

 

 

 

17th. Mar. 2023

Ryoji Okada

 

 

 



The Loudest Voice vol.36 in store now!

Loud Garden / Ryoji Okada / The Loudest Voice

 

 

< News! >

  ☑︎ 3月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクは一時休止中です

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:Reversible coat

 

New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.2: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

  ☑︎ vol.6: Strona

  ☑︎ vol.7: Holland & Sherry – Oceania –

  ☑︎ vol.8: Holland & Sherry – Crispaire –

  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons & Co., Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

 

 

 

今月末開幕の一軍に先駆けて、昨日二軍の公式戦が始まりました。

若鯉軍団はTとの3連戦@鳴尾浜が初陣です。

今季は「既存戦力を底上げすることで優勝争いをする」というチーム方針な訳ですから、二軍の試合もきっちりと闘って優勝を目指して欲しいですね。

が、しかし。。。

残念なことに初戦はひどい大敗でした。

先発した野村投手(←全然若鯉ではない笑)が2回64球7被安打1奪三振1与四球4失点でKOされるや、続いて登板した育成の新家投手も2回64球3被安打2奪三振5与四球1与死球7失点と大炎上しました。

ど派手な開幕でしたね笑。

野村投手は64球で空振りがひとつも取れなかったようですし、いつも以上に球速が出ていなかったようですしちょっと厳しいですかね。。。

また、昨季の終盤あたりから「そろそろ本格化するのでは?」と噂されていた高卒8年目左腕:高橋投手がピリッとしなかったのも気になります。

好材料はスキャンダルもあり昨季は不本意な1年だったに違いない松本投手が好投したことくらいでしょうか。

あ、戸根投手も良かったのかな?

野手陣では、仕上がった状態で開幕を迎えた羽月選手に期待したいですね。

とにもかくににも今日はスカッと勝利して欲しいものです。

ちなみに、今日とあしたは一軍も試合があります。

相手は開幕カードで激突するBです。

なにやら打線がかなり好調らしいですね。

が、実はカープもオープン戦での防御率が12リーグ中トップなんですよね。

しかも今日の先発はキャリアハイの成績を残してMLBを視野に入れたい(に違いない)森下投手です。

オープン戦とはいえ、そろそろ「本番モード」にしていく時期です。

Go! CARP!

 

 

 

ところで。

「開幕」といえば

おとといLOUD GARDENの季刊ニュースペーパー:The Loudest Voice vol.36が完成しました!

これが仕上がると「いよいよ新しいシーズンが本格開幕したぞ!」と熱い気持ちになってきます🔥

内容はいつもの通りで、2024 Spring/Summerシーズンの新アイテムやオススメ素材等々、注目の「ネタ」が百花繚乱状態の紙面に仕上がっています。

今回は(後述の通り凡ミスこそありましたが)今までのどの号よりも時間をかけて作った前回同様「かなりの力作に仕上がったぞ!」と自負しています。

店頭に100部ほど在庫がありますので、ご来店の際にはぜひとももらってやってください。

では、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

↓こちら↓ です。

 

 

仕様はいつものようにA3二つ折り・全4ページです。

↑こちら↑ は表紙(上)と裏表紙(下)です。

表紙は作品集で裏表紙は盛りだくさんの最新情報を記事にしています。

ここ数回連続で書いている気がしますが。。。

今回から「久し振りにスタイルを変えようかな?」とも考えました。

が、このページ構成は僕が知る限りかなり好評なのと、作品集でご紹介したい画像がたくさんあったのと、変えるのは「これぞ!」というアイディアが閃いた時かな?と思ったのと、今回はいつも以上にスケジュールがタイトだったのとで、今回も前回を踏襲しました。

という訳で、作品集はかなり満足のいく仕上がりです。

もちろん「ご紹介したかったけれどスペースの都合上できなかった。。。」という作品も少なからずあるのですが。。。

そして、最新情報もなかなかの充実ぶりです!

 

 

が、しかし。。。

 

 

表紙の下部に白枠とトンボの一部が残ってしまうという凡ミスを犯したのは痛恨でした。

これは原因がはっきりしています。

印刷物はこの8年くらいの間、ほぼすべてラクスルさんというTVCMもやっている会社に依頼しています。

「原稿を作ってweb上で入稿したら数日で仕上がってくる、しかもリーズナブル!」という零細小売店としては極めて有難い存在です。

そのラクスルさんは印刷工場を持っている訳ではなく、たくさんの印刷会社/工場と契約していて都度都度仕事を振るという仕事のやり方をしているようです。

なので、効率と利便性を高めるために入稿の仕方とかがしばしば変わるんですよね。

最近では(オペレーターさんのチェックがない)自動入稿が推奨されています。

僕も例えばハガキ大のダイレクトメールといった簡易な印刷物は自動入稿にすることが多いのですが、The Loudest Voiceだけはオペレーターさんにチェックしてもらう入稿方法にしていました。

その方がなんだか安心な気がして!

が、今回は「こっちの方が早いかな?」と思い、自動入稿に挑戦しました。

「折り返し線がちょっとずれているっぽいな」とか「これだと白枠が残るかな?」とか入念にチェック、何度も再入稿を繰り返した後で印刷をGoしました。

最後は「なんだよ。俺のレヴェル(の低さ)だと結局オペレーターチェックの方が早いな。。。」と思ったくらいです。

しかしながら、残念なことに調整が足りずでわずかに白枠とトンボが残ってしまった。。。という訳です。

これ。。。

本当なら印刷をし直したいですよね。

印刷関連の方が見たら「これは恥ずかしい!」となるのではないでしょうか。

ですが、「時は金なり」です。

自ら設定した「お得意様に発送するデッドライン」が昨日だったので、今回はこのままでいくことにしました。

という訳で、白枠とトンボは笑ってやってください!

内容で勝負しています!!

ちなみに、裏表紙も同様ですが、裏表紙は背景色がホワイトゆえに白枠は目立たなく(というか同化していて)、ちょろっと残ったトンボが見えているだけなので「痛恨度」はやや低めです。

また、中面/内側ページは白枠もトンボも残っていません。

中面/内側ページで痛恨のミスを犯していなくて本当によかった!

こうなれば。。。

次回は「絶対こうならない!」ように更なる細心の注意を払いたいです!

その中面/内側のページはぜひとも実際にThe Loudest Voice vol.36を入手してご覧ください。

このDiaryで全ページをご紹介してしまうのも「芸がない」ですものね!

 

 

と思いましたが、一部だけご紹介します

 

 

このページの全貌はぜひとも実物でご確認ください。

ちなみに、このThe Loudest Voice vol.36は店頭でお渡しすると同時に「ご住所をいただいていて」「ダイレクトーメール送付OKの意思表示をいただいていて」「ここ最近もご縁がある」お得意様には昨日発送しました

今までThe Loudest Voiceの配送はヤマト運輸さんのポスト投函便/DM便を利用していましたが、ヤマト運輸さんがそのポスト投函便/DM便を日本郵便さんに業務委託したので今回から日本郵便さんの定形外郵便でお送りすることにしました。

料金別納郵便シールを作らなければならない!という問題(?)も乗り越えて昨日無事に予定していたすべての発送を終えました。

対応してくださった郵便局員さんによれば月曜日に到着予定のようです。

ヤマト運輸さんより早そうですね。

また、お送りする際には挨拶文とフライヤーも同封しました。

つきましては!

ぜひとも「ゴミ箱へ直行」させずに3点セットすべてをご高覧いただければ幸甚です。

「しばらくご縁がない」お客様については「ご迷惑になってもいけない」と思いダイレクトメール発送を止めています。

もしも、「コロナ禍で行けなかっただけだからまた送ってよ!」という方がいらっしゃいましたらご一報ください。

即座にお送りします!

さてさて。。。

The Loudest Voiceですが、印刷以外の全作業:写真撮影・テキスト作成・ページ構成・文字校正等を僕がやり始めてから。。。どうでしょう?

多分20回以上になると思います。

内容的にイマイチな時もありましたし、耐え難いミスがあり印刷し直したこともありましたし、今回も上述の凡ミスを犯してしまいました。

が、だんだんと精度が上がってきて、5年前くらいからかなり満足できる内容になっていると思います。

思い返せば初期は原稿や写真といった材料を業者さんに渡して作ってもらっていたんですよね。

あの時は時間とコストが今の4倍以上はかかっていた上に、内容自体もそこまで「プロに頼むとやっぱり違うよね!」という感じではなかった(決して業者さんの能力の問題ではなくてこちらのアイディア不足・伝達能力の低さが原因でした)ので、全部自分でやることにして本当によかったです!

作業自体は面倒だけれど自由に出来ますし、とことんまでこだわれますからね!

まあ、でも。。。

とことんやった割には痛恨の誤字や致命的なミスが生まれることもありますけれど笑。

今回も上述した凡ミスとNew jacquard shirtingの画像が分かりにくいという課題がありました。。。

でも、内容はとってもLOUD GARDENらしくてエキサイティングだと自負しています。

というThe Loudest Voice最新号!

ぜひともじっくり読んでやってください!

そして。。。

まだまだ我々の「正念場」は続きます。

紙面にいいアイテム・ネタを見つけたらぜひともご注文・ご予約・お買い求めをお願いいたします!

 

 

 

16th. Mar. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



New bunch book collection for 2024 Spring/Summer, vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

< News! >

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  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

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  ☑︎ vol.7: Holland & Sherry – Oceania –

  ☑︎ vol.8: Holland & Sherry – Crispaire –

  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons & Co., Marling & Evans etc.

 

 

 

ここ数日FA戦線が盛り上がっているNFLですが、おとといちょっと笑える(?)ニュースがありました。

アメリカ大統領選に第3の候補として無所属で出馬したRobert F. Kennedy Jr.が、副大統領候補にNFLのスーパースターAaaron RodgersとWWEで活躍したJesse Venturaを検討しているというニュースです。

そして、2人は歓迎しているとか。

第3の候補が当選する可能性は0な訳ですが、NFL好きかつプロレス好きの僕としてはこれはなかなか楽しいニュースでした!

副大統領の指名は現地時間の3.26 Tueに行なわれるそうです。

現役を退いていて政治家の経験もあるJesse Venturaが有力なのかな?

いずれにしても、「第3の男が選ぶ相棒」が誰になるのかに注目したいです!

 

 

 

ところで。

「3」といえば。

3日振りに今春リリースされた新作バンチブックのご紹介をしたいと思います

13回目の今回も12回目同様にUKメイドの極上素材がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。

具体的には、Dormeuil、John Cavendish、Savile Clifford、William HalsteadのSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)がコンパイルされているバンチブックです。

12回目同様に「UKメイドの極上素材がコンパイルされているバンチブック」とはいえ、「かぶり」は一切ありません。

そして、今日ご紹介するバンチブックも12回目同様に見どころ盛りだくさんです!

つきましては、「今回は英国素材で作りたいな」というイメージでご来店の際にはぜひとも忘れずに2冊ともチェックをしてください。

もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「Tonik Wool Solaroに似ているmade in Italyの素材はある?」とか「William Halsteadの1番上をもう少し質感と色柄が分かりやすい画像で見てみたい」とか「Savile Cliffordのイチオシブラウンがすごくよさそうなので前回と同じジャケットを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けくださいませ。

すぐにご対応します!

ではでは、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

 

 

錚々たるビッグネームが並ぶ表紙がまず壮観ですよね!

もちろん内容も壮観、各社の「いいところ取り」をしたような素晴らしいコレクションに仕上がっています。

また、4社ともかなり個性が異なるマーチャント/ミル/ブランドです。

皆さんの心にはどこの素材が最も「刺さる」のか?

とっても気になります。

それでは、過去12回と同じようにまずは冒頭から全マークをご紹介して、最後に「僕のBest 5」を披露したいと思います。

 

 

Dormeuil 1-1

 

 

トップバッターはDormeuilです。

コンパイルされているのはわずかに8マークですがその内容は濃厚、作ってみたい素材ばかりです。

上4マークはニューボディ:Tonik Wool Solaro*で、下4マークはMohair混紡素材のトップクオリティ:Super Brioです。

Tonik Woolは、本来はモヘア混紡ボディであるDormeuilを代表するベストセラーシリーズ:Tonikをパタゴニアウールのみを使用しオリジナルに近い手法・糸番手で再現した近年のスマッシュヒットボディです。

希少なパタゴニアウール由来の膨らみとハリコシと保湿性、オリジナルTonikを再現した故の優れた耐久性と通気性と仕立て映えがその魅力です。

Tonik Woolがリリースされた際には「まあ、やっぱりね。Tonikといえばモヘア混紡じゃないとね」とやや冷ややかな反応をしてしまった僕ですが、その新シリーズであるこのTonik Wool Solaroには魅了されました。

品質は100% Wool(320g/m)、組織はツイル(綾織)、上からネイヴィブルー、グレイ、ベイジュ、テラコッタです。

こうなってくるとTonikの面影はありませんけれど(笑)、とってもいい素材です!

イタリア語で太陽を意味するSolaro/ソラーロ。

経緯(タテヨコ)で異なるカラーの糸を使用して織り上げられるため、見る角度によってカラーや光沢が微妙に変化し様々な表情を見せてくれる通好みの素材。

かように微妙な変化(タマムシ効果とも)を持った素材を我々の業界ではSolaro(英語ではSun Cloth)と呼びます。

こちらはDormeuilが初めてリリースした渾身のSolaroです。

一般的なSolaroに比べて、経糸と緯糸のカラーがそこまで変わらないので極めてシックな仕上がり/Solaro度が低めなのもDormeuilらしくて素敵だと思います。

ただ、残念なことに「微妙な変化」や「タマムシ効果」は静止画像だとほとんど伝えることが出来ません。。。

なので、その真髄はぜひとも店頭にてお確かめください。

続いて、Super Brioのご説明を。

Dormeuilは創業以来多くの個性あふれるベストセラーをリリースし続けることで名声を築き上げてきました。

その代表格が1922年リリースのSportexと1957年リリースのTonik、そして1958年リリースのSuper Brioです。

Super Brioは、Dormeuil史上最大のヒット作であるTonikと並び称されるMohair混紡素材です。

リリース当初のTonikはWool 50% + Mohair 50%(390g/m)という品質でした。

21世紀だとOvercoating(オーヴァーコーティング:コート向けテキスタイル)にも見つけられるほどのウエイトですが、当時は現在と気候も人々のマインドも異なる時代だったため「Mohair由来の通気性に優れながらも質実剛健」「暑い夏でも快適!」ということで大人気を博します。

Dormeuilの開発部門も相当の自信があったようです。

「それが証拠に」という訳でもありませんが、そのあまりの素晴らしさを祝し完成時にスタッフ全員でジントニックで乾杯をしたことからこの名前がつけられたという逸話が残っているほどです。

そしてその自信が証明されたかのような大ヒット、当時のDormeuil本社にはジントニックがいくらあっても足りなかったことでしょう!

Super Brioは、Summer Kid Mohairを60%使用すると同時に40%のWoolをより細番手にして完成させたTonikの進化系、軽量版ともいえる傑作です。

ちなみに、Summer Kid Mohairとは生まれた年の夏に初めて刈り取られた仔山羊の毛を指します。

つまりは一生に一度しか刈り取れない希少価値の高い、そして(赤ちゃんの毛と同様に)繊細で柔らかい毛を使っている訳です。

柔らかいといってもそこはMohairですからね、かなりのシャリ感とハリです!

正確な品質は60% Summer Kid Mohair + 40% Wool(250g/m)、組織はトロピカル(平織)です。

数多くのヴィンテージ素材を見てきた僕ですが、記憶によれば1970年代の素材ですら250g/mはかなりライトウエイトだったはず、すなわちリリース当時において250g/mというウエイトはウルトラスーパーライトだったはずです。

Tonikに次ぐ大ヒット商品になったのも納得ですしDormeuilの技術力の高さに脱帽です!

僕も2年連続で大ヒットを飛ばしたいものです。。。

それはともかく、今回収録されているのは完全な無地4マーク、上からブラック、ネイヴィブルー2-1、ネイヴィブルー2-2、ライトグレイす。

いろいろ書きました(いきなり長文になり申し訳ありません!)けれどSuper Brioですからね。

最高です!

そして、やっぱりこうして名品中の名品を目の当たりにすると激しく作りたくなります!!

Dormeuilの説明は。。。

不要だとは思いますが簡単に!

Dormeuilはパリに本社を置く世界最古のマーチャントです。

その歴史は1842年にイギリスから毛織物を輸入販売することから始まりました。

以降、「1927年に世界で初めて服地にセルヴィッヂ(耳)を採用」「それまでは難しいとされていたMohair原料を使用した服地の製造に成功」「Tonik等の歴史的傑作を複数リリース」といった数多くの逸話を残して現在に至ります。

上記の通りフランス企業ながらも創業ほどなくして独自の感性を反映したオリジナルファブリックを英国のミルに織らせたり、1971年にはロンドンに1号店をオープンさせたり、英国ミルを傘下に収めたりと「英国色」が極めて強く、コレクションはそのほとんどすべがイギリスのハダースフィールドにある傘下のミルにて生産されています。

創業から182年。。。

紋章に刻まれている “domus optima domous amica(最高の品質を最高のおもてなしで)”という言葉のとおり、現在もトップマーチャントとして世界80カ国以上にその美しい作品を供給し続けています

*Solaroはもともと亜熱帯の植民地にて英国の兵士が紫外線から肌を守るためにSmith Woollensが開発した「表面にカラーが強く出る経糸」には紫外線を反射する明るい色(カーキ)を、「裏面にカラーが出る緯糸」には肌を守るための暗い色(レッド)を使った素材です

 

 

John Cavendish 2-1

 

 

 

John Cavendishは1988年創業のブランドです。

創業36年というとテキスタイルメーカー業界ではヒヨッコ同然ではありますが、にも関わらず既に世界中の一流テイラーおよび数多くのデザイナーズブランドに供給を行うなど大変高い評価を得ています。

その最大の特徴は、英国素材の持ち味であるハリとコシを残しながらもイタリア素材のような繊細さや優雅な光沢が表現された「英国素材とイタリア素材が高い次元で融合したようなテイスト」にあります。

その「独特の立ち位置」こそがまだ若いメーカーであるJohn Cavendishのプレゼンスを飛躍的に高めた主要因に違いありません!

副要因として強力な営業力といったこともあるのかもしれませんが。。。

LOUD GARDEN/RYOJI OKADAに最も欠いている力ですね(汗)。

頑張らねば!

それはともかく。

こちらは75% Super 130’s Wool + 25% Silk(260g/m)のツイル組織素材、Four SeasonsタイプのSuitingです。

確かにかなりイタリアンミルっぽい品質ですよね。

Made in EnglandのSuitingでSilk混紡ってかなりレアですから。

25%もSilkが混紡されていることに由来する優雅極まりない豊かな光沢もイタリアンミルを彷彿とさせます。

2023-2024 Autumn/Winterシーズン向けのバンチブックにも同社の似たクオリティ:90% Super 120’s Wool + 10% Silk(270g/m)のSuitingがコンパイルされていましたけれど、10%の混紡でも光沢が見事でした。

25%ともなると。。。

より一層美しいです!

というエレガント&ラグジュアリーでイタリアンテイスト強めのクオリティながら、その手触りは上述の通り豊かなハリコシに恵まれています。

そして、色柄は英国っぽいクラシカルテイスト!

これは「好きな人はかな〜り好き」ではないでしょうか?

が、しかし、ハリコシは静止画像だとまったくお伝えが出来ませんし、25%のSilkが効いている光沢も実際に素材を動かしてもらった方がより一層分かりやすいと思います。

つきましては、ぜひともご来店の際には実際に触って/動かしてみてください!

上画像:柄物10マークです。いかにも英国っぽい色柄が魅力です!

下画像:無地系(シャドウストライプ)と無地8マークです。ややカジュアルなカラーまでフォローされているのが嬉しい限りです。

 

 

John Cavendish 2-2

 

 

 

こちらは、トロピカルで仕上げた80% Super 130’s Wool + 20% Mohair(240g/m)シリーズです。

タイプ的にはSpring/Summerシーズン向け、春先から秋口までをカヴァーする素材です。

Mohairは通気性のよさ、独特のシャリ感、上品な光沢、豊かな仕立て映えに恵まれる素材ですが、ややハードなタッチという欠点(僕のような人間から見るとそれこそが利点/美点なのですが。。。)があります。

この素材はその欠点を細番手原料を使用したWoolを使うことで解消しています。

その極めて見事な「ハリとシャリ感はありながらもソフトなハンドリング」はぜひとも店頭でお確かめください。

上画像:モダンレトロな柄物5マークです。いずれもとてもスタイリッシュなスーツが仕上がること間違いなしだと思います!

下画像:モダンクラシックなストライプ8マークです。どれもとっても魅力的なストライプですよね!

前回ご紹介したBritish ClassicsにコンパイルされているLassiere Millsのご説明時にも書いた通りモヘア混紡素材の柄物は比較的珍しいのですが、全マークが柄物/無地が0マークという潔さも素敵だと思います。

 

 

Savile Clifford 1-1

 

 

 

一転、Savile Cliffordは無地/無地系オンリーです。

これまた潔い!

Savile Cliffordは1899年創業、現在は大手マーチャントScabalの傘下に入っているモダンクラシックなモノ作りを得意とするブランドです。

数年前までは複数のバンチブックにコンパイルされていたSavile Cliffordですが、ここ数年はこのバンチブックのみになりマーク数も減少していました。

なので、「あれ?日本市場からはそろそろフェイドアウト気味なのかな?」と寂しく思っていたところ今シーズンは21マークと復活傾向です。

Savile Cliffordの素材で作ったことは一度しかないのですがすごく好印象だったのでこの傾向は嬉しい限りです。

まずは上画像の7マークからご説明します。

7マークとも素晴らしいですが特に上5マークは珠玉の仕上がりです!

品質は52% Wool + 48% Linen(310g/m)、ハードな100% Linenのような「顔」と肌触りを持つ一方でWool特有のしなやかさと滑らかも併せ持つハイブリッドな傑作です。

LinenのナチュラルでリラックスしたテイストとWoolのシックでエレガントなドレープを共有したこの素材で作った1着は、爽快なリゾートスタイルにラグジュアリーなムードを加えてくれるに違いありません。

上からネイヴィブルー、ブルー、ブラウン、ベイジュ、オリーヴグリーンです。

カラーヴァリエーションも抜群にナイスだと思います!

下2マークはヴィンテージテイスト溢れるハードタッチなピンヘッド素材、品質は100% Wool(275g/m)です。

太番手由来の大きめのピンヘッド柄、ドライなタッチ、ハードな打ち込み等々、とっても通好みな素材です。

続いて下画像をご紹介します。

上4マーク:Solaroタイプのヘリンボンです。いずれもとても複雑かつ繊細なカラーが特徴です。

上から5番目と6番目:シャークスキンタイプの無地です。通常のシャークスキンより柄出しが強めかつ個性的で少々モード感のある「顔」に仕上がっているのが◎だと思います。

下8マーク:微妙に組織が違う素材もありますが完全な無地です。

下2マークを除く12マークはいずれもクリアカットのツイル組織で品質は100% Wool(250g/m)、Four Seasonsタイプです。

下2 マークは強撚糸を使用したトロピカル組織で品質は100% Wool(240g/m)です。

 

 

William Halstead 2-1

 

 

 

William Halsteadが昨秋のCrown Flannelに次いでやってくれました!

このFrescoタイプの新作。。。

かなりの傑作です!

William Halsteadはイングランド北部に位置するウェストヨークシャー州ブラッドフォードにて1875年に創業されたミルです。

「William HalsteadといえばMohair素材」と称されるWilliam Halstead、そして「Mohair素材の大家的存在」とも呼ばれるWilliam Halsteadですが、今シーズンはMohairが混紡されていないFrescoタイプのSuitingをリリースしました。

具体的な品質は100% Wool(310g/m)です。

Frescoタイプ、つまり太めの強撚糸を使用しトロピカル組織で織り上げた「高い通気性」「最高のハリコシ」「独特のシャリ感」「優れた抗シワ性」「美しい仕立て映え」を誇る素材です。

FrescoといえばMartin Sons & Co.な訳ですが、そして今シーズンもMartin Sons & Co.のFrescoも取り扱っている訳ですが、そしてそしてMartin Sons & Co.のFrescoとかなり似たボディですが。。。

Martin Sons & Co.のFrescoコレクションにはないナイスな色柄がコンパイルされています。

つきましては、「この春はシャリッとしたFrescoタイプの素材もいいかな?」という方がいらっしゃいましたら、ぜひともこのWilliam HalsteadとMartin Sons & Co.の両方をチェックしてみてください!

上:チェック7マークです。いずれも最高に素敵ですが特に上のグレンチェック3マークが素晴らしいと思います!

下:ストライプ2マークと無地6マークです。ストライプはMartin Sons & Co.に比べてややハッキリしているでしょうか。

 

 

William Halstead 2-2

 

 

 

 

 

Crown FlannelもFrescoタイプも素晴らしいけれど。。。

William Halsteadの代名詞的素材、完売素材、最大のウリはやっぱりMohair混紡素材です。

なので、引き続きキッチリとMohair混紡素材がバンチブックの最終盤にコンパイルされているのは嬉しいです!

上から、画像1と画像2はツイル組織です。

昨今ではツイル組織のMohair混紡素材は極めて少なくなりました。

そこそこのヴォリュームで展開しているのはイタリアンミルだとVBC、ブリティッシュミルだとこのWilliam Halsteadくらいではないでしょうか。

もちろん一部マーチャントのバンチブックにも存在しますが、それらはVBCかWilliam Halsteadが供給しているはずです。

あ、あとは日本の至宝葛利毛織さんも少しやっていますね。

という「希少種」ですが、画像2はWilliam Halsteadの定番的な素材ですのでかなり「見慣れた感」があります。

見る度に、そして触る度に「いつか作ってみたいなあ。。。」という気持ちが高まる超優良素材です。

具体的には、Mohairとツイル組織が織りなすその美しい光沢、バシバシに強く打ち込んでいるゆえのハリコシ、深いカラー等々が素晴らしいです。

品質は73% Wool + 27% Mohair(345g/m)です。

スーツはもちろんのこと、1番下のブラックでダンディなブレザーを作っても良さそうですよね〜!

画像1は、2022年Spring/Summerシーズンにデビューした経糸にインディゴ風の色糸を使用し緯糸にホワイト糸を使用したデニム風素材です。

品質は77% Wool + 23% Mohair(490g/m)です。

490gというと17oz以上、素晴らしいヘヴィさですよね〜!

デニムとして考えても超ウルトラヘヴィです。

加えて、この「顔」!

これはかなりの傑作だと思います!!

大オススメです!!!

恐らくこちらは完売したらリピートはないと思いますので、もし「お!」とお思いの方がいらっしゃいましたらお早めにお願いします。

画像3と画像4はMohair素材の大家:William Halsteadが最も得意とするクオリティであるトロピカル組織のMohair混紡素材です。

いずれも「さすが!」な逸品ばかりです。

画像3は冒頭のDormeuilの説明で少し触れたTonikタイプのモヘア混紡素材です。

具体的な品質は70% Wool + 30% Mohair(330g/m)です。

バシッと仕立て映えがする素材をお探しの方、Mohair由来の豊かな光沢と通気性とシャリ感とハリを満喫したい方に超オススメな素材です。

カラーヴァリエーションも申し分ないと思います。

画像4は冒頭に収録されているDormeuilの傑作素材Super Brioタイプです。

具体的な品質は60% Kid mohair + 40% Super 120’s wool(250g/m)です。

ん??

「タイプ」どころか、ほとんどSuper Brioと同じクオリティですね!

そして。。。

ここだけの話。。。

Dormeuilよりも少しリーズナブルです。

ですので、両方で展開があるネイヴィブルーとライトグレイでSuper Brioと迷った場合にはSuper Brioのセレクトをお願いします!

という「単価up誘導」はやめておいて(笑)、その場合にはこちらのネイヴィブルーとライトグレイをオススメします!

以上が今回コンパイルされている全マークです。

やっぱりバンチブックのご紹介は熱が入るので長文になりますね汗。。。

なので、時間もかかります。

今回は写真撮影も入れるとここまでで4時間強を費やしています汗

でも、とても丁寧かつ情熱的なご紹介できている気がするのでヨシとしましょう。

続いて、「僕のBest 5」をご紹介します!

 

 

34DM-3307

 

 

Super Brioからやや明るい方のネイヴィブルーをセレクトしました。

こちらのネイヴィブルーはよくよく比べて見るとWilliam Halsteadの似た素材とはかなりの違いがありました。

そして、吟味を重ねた上でこちらのネイヴィブルーが最高にクールだと思いました。

僕はこちらなら「ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」といった感じでかなりフォーマルテイスト強めのスリーピーススーツを作りたいです。

憧れのSuper Brio!

いつかは絶対に作りたいです。

 

 

33JC-3030

 

 

John Cavendishからはこちらのストライプをセレクトしました。

抑え気味かつ太さが交互に(太く/細く)なっているストライプが極めてスタイリッシュではないでしょうか!?

僕はこちらならクラシカル&タイトフィットなダブルブレステッドスーツを作りたいです。

 

 

34SV-3503/3504

 

 

Savile Cliffordからはこちらの2マークをセレクトしました。

このWool + Linenシリーズは本当に素晴らしい仕上がりです!

僕はこちらなら上のブラウンでダブルブレステッドのブレザーを下のベイジュでワイドシルエットのボトムスを作りたいです。

そのセットアップを軸に装えば完璧にエレガントなリゾートスタイルが作れるはずです。

 

 

34WH-3403

 

 

William HalsteadのFrescoタイプからはこちらのグレンチェックをセレクトしました。

こちらは文句なし、迷いなし、真っ先にセレクトしました。

ひとつ上でご紹介したSavile CliffordのWool + LinenシリーズとともにこのバンチブックのMVPだと思います。

僕はこちらならヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツを作ってみたいです!

具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルドヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。

ボタンはブラウンマザーオブパール(茶蝶貝)ボタン、ライニングはブルー系の華やかなプリント素材にしたいですね。

そして、しばしばジャケットとボトムスをセパレートして使いたいです。

ジャケット単体で使う場合はボトムスをブルー無地にしたいです。

ボトムス単体で使う場合はジャケットをブルー無地にしたいです。

また、スリーピーススーツで着る時もジャケット/ボトムスを単体で使う時もVゾーンにはブルーを取り入れたいですね。

いずれにしても、最高に「使えるスリーピーススーツ」になりそうです。

 

 

34WH-3417

 

 

William Halsteadからはもう1マーク、2-2:画像1の上から2番目:インディゴブルー風をセレクトしました。

このデニムっぽさ、本当にゴキゲンです!

しかも、このデニムっぽさをMohair混紡のツイル素材で表現しているのがいい!

そして、490g/mというヴィンテージ感あふれるヘヴィウェイトもいい!

そしてそして、「Mohair屋さん」と表現しても間違いではないWilliam Halsteadというのもいい!

僕はこれでクラシカルなスリーピーススーツ、あるいはコートを作りたいです。

コートならバルマカーンコートを作りたいですね。

コートとNewsboy Capのセットも良さそうですね。

 

以上です。

 

次回はあさってになる予定です。

恐らくもう一回UK素材のバンチブックになると思います。

乞うご期待ください。

 

 

 

15th. Mar. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



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